ときどき話を聞いたり、アドバイスを求められることがあるので…
あくまでイヌ同士での話です
まずはケガをさせてしまったときの話です
ドッグランでシェヴァが、たまたま居たキャバリアのBちゃんの耳を噛んでしまったことがありました
ちょうどドッグラン内の用具改修中で、造園業者が木端をちゃんと撤去せずに退出してしまい、それを2頭で奪い合ったのが原因なのですが、そこで業者を糾弾したところで事態の解決にはなりません
Bちゃんの飼い主さんと、さてどうしましょうかということになった
当初『赤チン塗っておけば治るから(特別なことは要らない)』とも言われたが、ケガの状態は確認してもらうべきだということに結局はなった
Bちゃんのかかりつけ医は休診日ということだったので、わが家のかかりつけ医にお願いした
シェヴァは幸い無傷だったが、Bちゃんは耳に裂傷を負って出血もしており数針縫った
その費用と、次回来院時消毒・抜糸にかかる費用をわが家が負担した上で、それ以上のことが必要かと聞いてみた
かかりつけ医は単刀直入に答えた
『ドッグランでの、イヌ同士の出来事でしょう?』
『それで落着でいいのではないですか』
それを踏まえて先方と話し合った
飼い主さんの服も汚れていたしそのクリーニング代と、いわゆる慰謝料に相当するものも当方で弁償・支払いたいと…
だが、これについては丁寧に固辞された
数日後にこちらからお見舞いの電話をし、しばらく経って『抜糸も済み完治した』との連絡があった
こういう事後処理というのは、たとえば車同士の接触などの物損事故時のそれに似ているように思う
どちらがどれくらい悪いとか、保険を使うか否かに関わらず、やはり相手と頻繁に必要な連絡が取れるというのは円満解決のカギのように思うので…
Bちゃんと飼い主さんからはその後数年間、欠かさず年賀状をいただいた
変な言い方だが、良い飼い主さんと出会えたなと思う
一方、ケガをさせられたほうについてはワン友さんがやはりドッグランでやられて、これは一時警察を呼ぶ呼ばないの大騒ぎになったようだ
これもたぶん、初期対応を間違えたのではないかと思う
ウチの子についてはシェヴァが散歩中に、リードが抜けた柴犬が向かって来たことがあった
このときは飼い主がわりとそばに居たので『呼び戻さないと蹴りますよ』と警告した上で、それでも飛んできたその子を僕は右足の甲でひっくり返した
リードが抜けた原因はわかっていた(輪っかを握って引いていた)ので、抜けにくい正しい握り方を伝えようとしたのだが、相手はなんかブツブツと喋り始めたので、それ以上はあえて関わらずにシェヴァを引いて立ち去った
怒り出すことではないと思うんですけどねえ💦
次の加害者にも被害者にもならないためにも…
イヌの遊ばせ方や散歩ひとつにも、人柄って出るものなんですねえ