いま暮らしている千葉と、生まれ故郷の札幌のことはずいぶん書いたので…
美唄も芦別も、炭鉱町である
美唄には生後しばらくから、弟が生まれるまで住んでいた
国鉄の線路脇の家で、水道はなく井戸水で暮らしていた
水を汲むのも、母の洗濯時に手動の脱水装置を回すのも僕の役割だった
線路が近いということは、そこを汽車が走っているわけである
当時の汽車のトイレはタンク式ではなく、言うならば垂れ流しである
幸い、汚物がこちらに飛んでくるようなことはなかったが、けっこう臭いがした
母は洗濯物の干し場所にいつも苦労していた
父の実家・岩見沢にも母の実家・札幌にも出やすく便利で、食べ物も美味しい町なのだが、今でも美唄と聞くと、あのイヤーな臭いを思い出してしまう
芦別は僕の上京後、父の転勤により一時的に実家があった
家の前に貯炭場つまりボタ山があって、当時は石炭炊きだった風呂釜の燃料が足りなくなると、たまに失敬させていただいていた
市内ほぼ唯一の娯楽施設として、芦別レジャーランド(現在は北の都・芦別)という田舎のテーマパークがあり、僕は夏休みに帰省するとだいたいここでバイトをしていた
布団運びから園内の杭打ち、駐車場誘導・整理まで
力仕事はなんでもやらされた
おかげでだいぶ絞った体ができたように思う
バイト代は最終日にまとめて支給され
僕はそれで帰京前に札幌で友だちと飲み
残りの金は自動車免許の取得費用に当てた
あと、富良野(ふら↑の、です。ふらの↑、ではありません)にスキーに行くにも便利でしたね
また、大きな買い物は旭川でというときも(バスがあるので)…
美唄にせよ芦別にせよ暮らしやすいですよ、空知のこのあたりは…
内地の方、別荘いかがですか⁉︎
PS.