今からたぶん半年くらい前。


俺は杜の都仙台に行った。
なんの用事だったかは忘れた。
おそらくタワレコかなんかに行ったんだろう。


その帰り道、事件は起きた。
その事件を境に、俺の頭の中である思考が渦巻くことになる・・・


そう、今でもふと思い出しては
俺を迷宮の世界へといざなうのである・・・。




買い物を済ませた俺は車に乗り帰路に就いた。
辺りはもう暗くなっていた。
俺はいつも仙台に行く時は高速1区間織り交ぜつつ下道を走る。
要はほとんど下道。


その時も例に漏れず下道をひた走っていた。

コンビニを過ぎガソリンスタンドをすぎた頃、
電柱のてっぺんより少し高いくらいの中空に、

ンコ

という光輝く文字が見えた。

「む・・・!・・・ンコ?!」

俺はしばらくそれを凝視した。
運転中、木や電柱や看板が文字にかぶるのはよくあることだ。
しかしその文字は車が進み景色が流れても『ンコ』のままだった。

とうとうその文字の真横に来たとき、俺は全てを理解した。

そう、そこはパチンコ屋だったのだ。
灯りがついている。客もちらほらいるようだ。駐車場に車がある。


「そうか・・・。パチが消えたのだったか・・・。」


その時はそこで話は終わった。


しかし、その地点から30分ほど走った頃だっただろうか・・・。
俺の中である懸念が不意に浮かび上がる・・・。

「パ」と「チ」 どっちが先に消えたのか?


つづく・・・


$Sherbet streetに憧れて。とか言って