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見通しの良い、一本道の廊下の真ん中で彼女は、眼を真っ赤にして座り込んでいた。

なにかがあっただろうことは、すぐにわかった。

具合が悪いのか、それとも、メンタルなことなのか。

注意深く、そっと聞く。

彼女は、別れ話が上手くいかずに、彼氏がストーカー化して怖いといった。そして、ここで話しを聞いてくれる先輩を待っているのだと。

先輩が来るまで話し相手になった。






話し終わってから、胸の中でざわざわとした感情が残った。

彼女を心配しているからではない。

むしろ、嫌いになっていた。

彼女は、なぜ不特定多数に見られるあそこにいたのだろう。

なぜ座り込んでいたのだろう。

あそこにいる必然性は全くもってない。

彼女のような状態でいる人間が、廊下の真ん中に座り込んでいたら、誰だって気に留めるだろう。

結局、彼女は、傷ついた自分をまわりに見せたいのだ。


そこに、人としてのあざとさを感じる。


彼女の心配してもらいたいという感情は私をはじめ多くの人に受け入れられたであろう。
彼女は満足したはずだ。
それでいい。

ただ、長い眼で見れば人から嫌われるという代償を払うだけだ。
以前に彼が放った言葉。

「夢は呪いかもしれない。」

今まで夢はプラスのものだと考えてきた。
だけど、夢を見るばかりに叶わなければ絶望するのだから、プラスの面だけではない。

強烈な夢を見るばかりに、夢にとらわれ、踊らされ、自分の身の丈にあわないものを欲してしもうのではないか。

自分がずっと学生でいることは、身の丈に合わない夢をみていることをあらわしているのではないか。



過去の自分の日記を見返した。


・テンションの高いと低いときの差がですぎ。


・基本、暗い。


・文章が下手。


・自分に酔ってる?



あー、多分、このブログをまったくの他人が書いていたとして、そして、それを私が見たとしたら・・・

「こいつ、嫌い」

って感想になりますねえ。




あ、自分嫌いなのは、もとからですね。


今、苦しんでいるようなことは、前々からあったのかもしれない。


一緒に暮らしているから余計に見るようになっただけで、二人は何も変わってないのかもしれない。