多嚢胞性卵巣症候群なら必ず守らなければならない献立!
多嚢胞性卵巣症候群は慢性無排卵と高アンドロゲン血症が特徴で、単純に生理がないだけではなく、肥満、インシュリン抵抗性などさまざまな臨床様相を呈する複雑な症候群です。
多嚢胞性卵巣症候群の症状
慢性無排卵の症状
1.稀発月経
年に8回未満の月経または35日より長い周期で現れる月経
2.無月経
妊娠ではないのに3ヶ月以上月経のない無排卵性で規則的な月経、あるいは不規則な下血、可能性子宮出血の形でも現れる。
現代不妊の主な原因の1つ
このような多嚢胞性卵巣症候群の症状は慢性無排卵である稀発月経と無月経の症状が代表的です。高アンドロゲン血症という男性ホルモンの過多で若い女性には多毛症とニキビの形で、年寄りの女性には脱毛症の形で発現することもあります。(東洋人にはその発生頻度が非常に低いですが、西洋の場合、あごひげが長く伸びるなどの多毛症が現れたりもします。)
肥満は多嚢胞性卵巣症候群の診断基準に含まれていませんが、この疾患群患者の約50%、高くは70%程度の女性が肥満に当たります。肥満の女性が多嚢胞性卵巣症候群の症状があったら、体重減量だけでも症状がかなり好転します。したがって、過体重または肥満の多嚢胞性卵巣症候群の女性では体重減量が最も重要な治療方法です。約5%の体重を減らしても高アンドロゲン血症による症状が好転し、生理周期と排卵の回復が期待できます。
多嚢胞性卵巣症候群の献立管理
多嚢胞性卵巣症候群は糖尿と症状を共有するため、糖尿によってひどくなることがあります。そのため、健康な献立管理が大切です。食事量を減らさずに健康にダイエットする方法としてはLOW GI DIETで単純糖や白米のような炭水化物を控えてGI値の低い食べ物で摂取するようにしなければなりません。
GI指数の低い食べ物
- ナッツと精製されていない穀類(白米の代わりに雑穀、玄米、パンの摂取時に白パンよりは雑穀、ライパン)
- 生食べ物やほとんど調理されていない食べ物
- 食物繊維が豊富なほとんどの野菜や果物類、海藻類
- キノコや酢、乳製品
- 生野菜類をたくさん摂取(サラダ)
- オリーブオイルやごま油、エゴマ油などが少し入ったドレッシング(不飽和脂肪酸+脂溶性ビタミンの吸収を助ける)
-タンパク質は赤身肉より白身肉
- 肉以外にも豆類、牛乳、卵類などで多様化
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