早期閉経、早期卵巣不全は卵巣機能の問題
早期閉経は早期卵巣不全と同様の意味で使用されていますが、厳密には卵巣に卵胞が完全に消えた状態を意味します。ですので卵巣生検などの組織学的な根拠が必要ですが、このような検査方法は癒着の危険性があってお勧めしません。
女性の卵巣機能を大きく2つに分けると女性ホルモンの生成と排卵機能です。卵巣が抱いている原始卵胞は生まれてから与えられた一定量を排卵で排出しますが、閉経はこのような卵胞がこれ以上成長せずに消尽した状態を意味します。しかし、早期閉経と診断されたとしてもまだ卵巣から排卵される卵胞が残っているなら、早期卵巣不全(Premature ovarian failure:POF)という用語がもっと適しています。
多くの人が正常閉経の場合より早く卵巣機能が老化したことについて早期閉経という単語に慣れていて、早期卵巣不全の意味で早期閉経という言葉をよく使っているので、早期閉経と早期卵巣不全を同じ意味としてお話ししてみます。
普通、閉経は40代後半~50代前半ごろに現れますが、早期閉経(早期卵巣不全)は40歳以前に閉経症状が現れることで、エストロゲンは低下し、FSHは高くなって生理しないのが特徴です。最初の症状は無月経が6カ月近く続いたり、生理量が減り、生理周期が短くなります。また、ホルモン検査上、FSHは40前後以上、AMHは0.5未満で卵巣機能低下が悪化した状態で診断されます。
それなら早期閉経と生理不順がどう違うのかチェックリストで説明して上げます。
早期閉経チェックリスト
1.2ヵ月以上生理しない。
2. 生理周期が21~24日程度に短くなる。
3. 生理が不規則で量が減る。
4. 膣乾燥の症状がある。
5. 顔面紅潮が現れたり、熱感を感じる。
6. 冷や汗をかく。
7. 疲労感が強く、回復が遅い。
8. 心理的な不安感で不眠症がある。
早期卵巣不全の代表的な症状としては上述のように生理周期が短くなり、無月経の症状が長くなり、顔面紅潮、上熱感、疲れ、不眠症などの様々な症状が同時に現れるので、普段からチェックして疑ってみる必要があります。過労や疲労が積もって現れる一時的な生理不順とは分けて治療しなければならず、治療時期や方法も変わります。
もし治療を受けずに放置したら骨粗しょう症、心筋梗塞などの病気の危険が伴います。
早期閉経(早期卵巣不全)の原因は何だろうか。
主な原因は卵胞の枯渇ですが、早く枯渇する正確な原因はまだ明らかになっていません。最も有力な原因としては染色体異常及び遺伝子の突然変異、自己免疫疾患、抗癌治療、放射線治療、卵巣手術、感染による卵巣破壊などが挙げられています。
早期閉経は生理しないこと、つまり排卵されないために妊娠に大きな影響を与えます。妊娠が必要な状況で子宮や卵巣の手術後に卵巣機能低下が遅れて現れることもあるので、卵巣に関わる子宮内膜腫の手術後にはさらに卵巣機能低下に対して気を付けなければなりません。卵巣に位している嚢胞を除去する過程で正常な卵巣組織を損なうため、卵巣機能がすでに弱まっている場合、病変の除去に先立って卵巣機能を維持できる治療が必要です。
卵巣機能は健康な女性像を意味し、また象徴になり得るだけに可妊女性の内分泌と生殖機能の全般に肯定的な影響を及ぼすようにすることが重要です。多少時間がかかっても韓医学的治療で卵巣機能の復元、そして子宮内膜の正常な厚さの回復につながるケースが多いです。
卵巣から送る信号(生理不順、生理痛、無月経)は軽く考えないで、必ず自ら卵胞を育て、排卵機能ができるように治療することが早期卵巣不全を克服する方法です。
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