言いなり
僕の空は
肩口を掴まれそうな
ほどに深い青で
満たされてる
君の街まで
あとどれくらいかかって
同じ空 広がるのか
雲に乗る日は夢の中
雲に尽くした自分が見える
あたかも
操縦士気取りで流浪(さまよ)い
見晴らし1番乗りだ
ファイン,Thank You
やがて人だまりの手前
孤独を掻き分け
最後の一泳で祈るのは
目に見たいものじゃなく
目に見えて欲しいものを
ひとつ
僕の街は時々、人恋しくなる
風が急に吹いて
温度を下げてまで
振り返らそうとする
そこに君が
立ってはいないと知りながら
どうか春までには
そいつとは仲良しに
なっていようと思う
だから今すぐ君に会いたいとか
無理な話は置いといて
もうちょっとだけ
この空の
言いなりになっていようと思う
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