日々より
なにより楽しげに笑う
君が好き
リラックスしてジュースを飲む
横顔も
そのスピードにさえ
もう癒されてる
歩幅のずれたままの恋の
もどかしさ
いろんな言葉の生死を懸けてゆく
戸惑う鼓動へ
合わさるよう
間違いに手を伸ばし
傷を負えば
辺りもかまわずに
我、わすれて
すさんだ街にひとり
影を落とし
言い様(よう)のない淋しさに
暮れる日々より
なにより子供のように笑う
君が好き
見違えてゆくことさえも
放棄して
そのキャラクターにさえ
すっかり虜(とりこ)
大人になんかいつか誰もが
なれるもの
いろんな言葉が乱視に溶けてゆく
不馴れな瞳で
受け止めてる
罠だらけの世界へ
歯が立たない
抱きかかえる両手も
小さなしもべ
けがれを知らずにいた
明日と泣いた
孕みゆく馨(かぐわ)しさに
染まる日々より
なにより楽しげに笑う
君が好き
なにより子供のように笑う
君が好き
知りすぎていない
物静かな痛み
大人になんかいつか誰もが
なれるもの
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