明日の風

　明日の風

　
　
　冷たい風に遭う
　季節が終わる
　急ぎ足で駆け抜けてゆく
　
　やり残したことや
　言い忘れてた事が
　浮かび上がって来る夕暮
　
　
　　だけどもまだ　やわらかい風
　　頬に当ててもいたい
　
　　無邪気で有意義な
　　そんな、自分自身を
　　全力で抱きしめていたい
　
　
　ゆっくり
　時間は流れてゆくよ
　
　いつか‥
　
　淋しげな顔で
　沈んでた自分のことを
　
　なぐさめて
　あげるために
　
　
　いまは‥ただ
　明日からの風に吹かれて
　
　
　
　　いまは‥ただ
　
　
　　明日からの風に吹かれて
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　