茜 茜 茜(あかね)の素肌は 誘惑の花束 子供のように ひとりじめしたら 笑みになる 返事(こたえ)は 不思議な言葉を いつでも欲しがる 忘れ去られたはずの小窓に 手を伸ばす 立ち居振る舞いの そのひとつで 僕はあの日に 帰り 無邪気に駆ける 君のあとを なんとなく 悪気もなく 疑いもなく すがるように追うほどに 街は笑う 452 (c) shesquay最初から読む