穏やかな日差し -2ページ目

穏やかな日差し

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某月某日 母がデイから帰ると、夕食まで、男子禁制?、のDKで私は買ってきた惣菜で調理(パックを開けてお皿に盛るだけだが)。TVはつけてあるが、滅多に母は関心を示さない。カウンター越しに、もっぱら。
「にいちゃん、なにしてんのん?はよ、おいで!」
「うん、もうちょっと、待ってなあ、晩御飯の用意してるからなっ」
「へぇ~、にいちゃんが、そんなことしてるん、ごめんな~、ありがとう」ペコリとお辞儀をする母。
「直ぐ、出来るもんやから、僕でも出来るわ~、お茶でも飲んで、待っといてなっ」
「ありがとうございます。のましてもらいます、はよおいでな~」
「側に、いてるんやから、何~んも、心配せんでえ~よ、お袋ちゃんの方が、これまで、苦労してきたんやからな~」
「くろうしたん!」
「そうやで~、苦労したんやで~」
「しらんかったわー」
「忘れたんか~、姉ちゃん、に僕、00に00も、四人も子供育ててきたやんか~」
「わたしがかー?そうやったかー?わからんねん、どうしょうー?」
「戦争中な~、お袋ちゃんな~、姉ちゃんを背負って、空襲から、逃げ回ったんやで~」
「ねぇ~ちゃん、どないしたん?」
「00に嫁いで、孫もできて、もう、お婆ちゃんやがな~」
「へぇ~、それ、ほんまかー、しらんかったー、なんで、ゆうてくれへんのん?」
「うん、ま~な、それから、お袋ちゃんと親父となっ、二人で苦労して、僕らを育ててくれたんやんか~」
「そんな、よ~け~か~?」
「そうやで~、親父とお袋ちゃんのお陰で、み~んな、孫もできて、ひ孫もできて、いま、幸せに暮らしてるねんで~」
「そんなことやったんかいなー、な~んにもわからんねん、どうしょうー?」
「そやからな、お袋ちゃんは、偉いねん、み~んな、感謝してんねんでー!」
「ふ~ん、わたし、えらいのんかー!、え~ことゆ~なー!」
「さあ~、お待ちどうさん、お袋ちゃん、出来たで~、一緒に食べよか~」
「まぁー、にいちゃんが、つくってくれたん、ありがとうございます」と、母は何の屈託もない。デイ施設からの連絡帳に。
「00さんはいつも、素敵な笑顔で今日もご機嫌でしたよ」と記されてあった。