ドナービジネス/一橋 文哉
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人類最大の夢、それは「不老長寿

その夢を叶えるために生まれた臓器移植、中絶胎児を使った再生医療、クローン人間・・・。

これらの技術がどんどん進んでいくと「取り替えのきく人生」に行き着く。

果たしてそれは本当に幸せなのだろうか?

著者はそれを考えて欲しいと言っています。

人体を切り売りする「ドナービジネス」の実態がここに記されている。

臓器を得るために生体解剖される少女胎児売買臓器担保屋エッグドナーなど、先端医療の裏に潜むブラックマーケットの実態に人間とはおぞましいものと思わざるを得ない。

最先端医療と生命倫理は紙一重であるが、超えてはいけない領域に踏み込んでしまっている。


生と死は一体どうあるべきなのか?を深く考えさせられる。