以前に前野さんがブログでご紹介されていた、
梶裕貴さんの
『いつかすべてが君の力になる』
を読みました。
前野さんが紹介されていたとはいえ、
前野さんファンとして、他の声優さんの書かれた本を読むのはいかがなものか、
と思っていたのですが、
本屋さんでこの本を見かけて、パラパラと中を見たとき、
この本は、今の私にとって、是非読むべき本なのではないか、いや、絶対読まなくてはならない!
と急に思い立ち、思わず購入してしまいました。
前野さんに近いお立場、境遇の、おそらく仲の良い方の書かれた本、
ということは、
前野さんのお考えに近いことが書かれているのではないか。
声優さんとはどんなものか、
前野さんはどのような思いを抱えていらっしゃるのか、
わかるかもしれない
と思ったからです。
読んでみての感想ですが、
前野さんもブログでおっしゃっていましたが、
とても感銘を受けました!
文章もわかりやすくて、本を読むのが苦手な私でも、とても読みやすかったです。
そして梶さんは前野さんとの共通点がいくつかあるなと思いました。
それは、
・子供の頃サッカーをやっていた。守備がディフェンスだった。
・かなりの人見知り
・将来の夢が、声優以外考えられなかった。
声優になる夢をずっと持ち続けた。
です。
前野さんと共通点があると言うだけで、
私の梶さんに対する好感度は上がりました。
その他の感想ですが、
・声優さんになるのはめっちゃ大変。
・声優さんになってからもめっちゃ大変。
そして1番私の心に響いた、はっとさせられたことをご紹介します。
人気のある現在でも、仕事のことで落ち込んだりすることがある梶さんですが、
声優をやめようなんて思う事は無いそうです。
それは、この役はあなたにやってほしいと求めてくれる方々がいるからだそうです。
梶さんに演じて欲しい、梶さんをこの役に選んで良かった。
そう思われることが声優としてこれ以上の喜びは無いとの事でした。
もしかしたら、前野さんも同じように考えていらっしゃるのではないか?
だとしたら、私は前野さんの意にそぐわない応援の仕方をしているのではないか、
単純に声がかっこいいとか、人柄が素晴らしいとか、幸せなことが増えて欲しいとか、そういう、近所のお兄さんにでも言えるようなのは、前野さんにとってはあんまりいらない応援なのかも、
うまく言葉に出来ませんが
前野さんにとって、私はどうでもいい存在だとを常々思っていましたが、
もしファンでいると言うのであれば、
もっと声優さんとしての前野さんを評価すべきだと、
このように考察してみました。