恋愛小説「潮騒」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
以前、大学の映画研究会に所属をしている知人から、シナリオ作成を頼まれて作成したためシナリオ風小説になっています。
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第二節 三人のそれぞれの想い

沙羅と駿は、サークル以外では、学校でもかなり公認になってきた。

沙羅の作ったお弁当を昼休み一緒に食べたり、一般教養の授業では一緒にうけたりしていた。

沙羅はますます学校にいくのが楽しくなり、いつまでもいつまでも駿と一緒にいることだけを望んでした。

ある日駿と沙羅は合同で作ったポエムをサークルで発表することにした。

俊「今回は、沙羅ちゃんと合同でポエムを作成してみたので、聞いてもらえますか?

みんな「どうぞ」

「海」

荒波の大海を
まっすぐに進みがごとく
私のほうへ

そんなあなたを私は
海のようなやさしさで包む

君の暖かさにいだかれながら
僕はまるで稚児のように
夢心地で君を思う

やがて
二人の愛は大輪の花をさかせ

風はやみ
波は穏やかにうちよせる

あなたと
君と

であった奇跡に感謝しつつ抱きしめあいたい


沙羅:「実はやがてのあとなんですが二パターン作ってみたんです。

1.二人の愛が重なり合うとき
大輪の虹色の花が咲き誇る

2.二人の気持ちが
光の中へとつきすすむ」

「あなたたちって・・・・まさか」

晴美「そうやろ、絶対つきあってるって・・・」

夏美「私もそう思っていたわ・・・」

「部の規則で・・・」

駿「僕は、沙羅ちゃんが好きです。僕たちは付き合っています。
それで退部をしなくてはいけないならいたしかないと思います。
でも、これ以上みなさんに隠していたくなかったので」

晴美「ほんま?沙羅ちゃん」

沙羅「はい。」

バタン!!!!いきなり椅子を倒し、小百合が部室のドアを飛び出した

岡田「すまない。僕は、二人から聞いていたんだけど・・・でも二人とも感性も豊かだし、
きっといいものをつくってくれると思って、二人の交際をみんなに、黙っていたんだ」

エリカ「もっと早く言ってほしかったわ・・・まぁ気が付いてはいたけどね。
二人の連名で発表するわけには行かないから、二人の名前を少しもじって新たなニックネームで発表してくれる?そうね・・・駿と沙羅で・・・・森羅・・そう森羅万象の森羅でお願い」

駿・沙羅「はい。ありがとうございます!!!」

岡田「それはそうとして山口さんが心配だ。駿君悪いけど追いかけてくれない
か・・・
たぶん、彼女は君のことが好きだから君の話しかきかないだろう。松岡さんここはぐっと我慢をしてほしい」

駿「はい。沙羅・・・心配しないで・・・僕の気持ちは変わらないから」

沙羅「はい」

駿は、キャンパスの中で小百合を探し回った。

小百合は体育館のところで、しゃがみこんでいた。

駿「小百合!」

小百合「駿のうそつき!!ずっと私を守ってくれるっていったじゃない!」

駿「あれは幼稚園の時の話で・・・・」

二人が幼稚園のとき、小百合はよく男の子たちに泣かされていた。女の癖に生意気だと言う理由で。ある日、泣いている小百合に駿が言った。

幼いころの駿「小百合ちゃん大丈夫?僕が小百合ちゃんのことを一生守ってあげるから」

幼いころの小百合「うん。駿君絶対に約束だよ・・・指きりげんまんうそついたらハリセンボンの~ます。ゆびきった」

幼いころの駿「え~針を1000本も飲んだら死んじゃうよ」

幼いころの小百合「大丈夫だよ。ずっと駿君が私のそばにいてくれてまもってくれれば
飲む必要ないんだよ・・・・」

幼いころの駿「そうだね。小百合ちゃん」

駿「あれば幼稚園生のときのたわごとだろう!!それを盾にされたって」

小百合「私はずっとずっと、駿との約束を信じていた。だから今までほかの人を好きになったこともないし!!なんであの子なの!!なんで私じゃだめなの?」

駿「小百合・・・恋とは恋愛とはそういうものじゃないんだよ・・・俺だって驚いているよ。知らず知らずのうちに沙羅ちゃんに気持ちが惹かれていって。きがついたら常に沙羅ちゃんを目で追っていたんだ。」

小百合「そんなの聞きたくない!!!」

駿「ごめん。もうこの気持ちはどうにもならないんだ・・・」

小百合「あの子とキスしたの?・・・したんだ。だったら今すぐ私にもここでして!!!」


駿「小百合・・・それは無理だよ・・・愛情のないキスはできない。恋愛と友情はまったく別のものなんだよ・・・・ごめん・・・」

小百合「駿なんて大嫌い!!うそつき!!しんじゃぇ!!!!!!」


小百合は大粒名涙を流しながら、校門を出て行った。

沙羅は心配でその様子を木の陰に隠れてみていた。

沙羅(小百合ちゃんごめん。でも、もう私は駿無しでは生きていけないの。他人を傷つけてまでして得る恋・・・・すごく駿も私もつらいけど・・・・それ以上に駿を失うほうが怖い)

*****つづく*****

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第4章 幸せな時

第一節 恋

沙羅は幸せだった。はじめての恋。恋がこんなにすばらしいものなど知らなかった。

朝起きてから夜寝る時までずっと駿のことを考えていた。

そして親友の愛理から教えてもらった、パジャマを裏返しに着て寝ると好きな人の夢が見られるというおまじないまでやっていた。

愛理「な~んか・・・・やけちゃうよね・・というかその沙羅のとろけそうな顔一日中にみているとこっちは試験勉強なんてしたくなくなるわ・・・」

沙羅「そんなこといわないで、一緒にやろうよ・・・経済苦手なんだもん」

愛理「はいはい。でもさらがあの千駄ヶ谷予備校でいっしょだった、秋吉君とつきあうなんて絶対意外だったよ」

沙羅「なんで?」

愛理「秋吉くんあのとおり、性格良し、顔良しでしょ・・・結構狙っている子多かったんだけど、いつもほらあの・・・
なんだっけ幼馴染の小百合とかいう子がくっついていたからてっきりつきあっているかと思ったよ。順子も聞いたでしょ?」

順子「あ~あの山口小百合って子??かわいいけどかなり性格悪いらしいから、沙羅も気をつけな・・・」

沙羅は、さすがにあのあともちょこちょこと小百合に意地悪をされていることは二人には言えなかった。

あの夜・・・あの夜以来沙羅は、駿だけを見つめ、小百合のことは気にならなくなってきていた。

*****つづく*****



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第三節 星の宝箱

沙羅「駿どこに行くの」

駿「・・・・・・・」

車は、雨の中、海へ向かってひたすら走って行った。

雨のにおいに混じって、潮の香りがほんのりしてきた。

そのまま駿は、海辺近くのカジュアルホテルに車をすべり込ませていった。

駿「大丈夫・・・・変なことはしないから。沙羅が、詩が書けなかった時用に海の見える部屋を予約しておいただけだから・・・」

というとそのままエレベーターにのりこんだ・・・

沙羅「ありがとう・・・・」

部屋を開けると駿がバスタオルを投げてきた。

駿「とりあえず、風邪をひくからシャワーをあびてこれに着替えるといい。その間に僕はコーヒーをいれておくから。沙羅が落ち着いたら、僕は、帰るから安心して・・・」

沙羅は、言われたとおり、雨にぬれた洋服を脱ぎ熱いシャワーを浴び、バスローブをはおった。

駿「コーヒーここにおいておくから飲むといいよ。体温まるから・・・」

沙羅「駿は?濡れたまま帰るの・・・せめてシャワー浴びて、コーヒーのんで・・・
洋服が乾くまで・・・・」

駿「わかった・・・・」

沙羅は心臓が飛び出しそうだった。大好きな駿と同じ部屋に二人きり。きっと真面目な駿のことだから、きっと何もしないのだろう・・・
シャワーを浴びてきた駿は、窓際にたっていた沙羅を後ろからそっと抱き締めた。

駿「さっきは嫉妬で気が狂うかと思ったよ。・・・沙羅・・・好きだ・・・・愛している」

沙羅はそのまま、回された手に手をかさねながら言った。

沙羅「駿・・・私も・・・駿が好き。愛しているって感情は、まだよくわからないけど・・・」

駿「いいよ。好きでいてくれれば、それで充分だよ。」

沙羅は、駿のほうをふりかえった。

駿がきつく沙羅を抱きしめた。

自然に二人の唇は重なり合った。


【星の宝箱】~愛し合う恋人達へ~ (オリジナルポエム)

夜空にまたたく星々達を
ひとつ残らず拾い集めて
宝石箱にしまってしまおう

逢えない夜のさみしさを
輝く星が
癒してくれる

逢いたい気持ちが胸に溢れ
心が涙で溶けてゆく

愛という名の言葉の他に
どんな言葉があるのだろう

このせつなさや
苦しみや
愛おしさを伝えるすべに

愛している
愛している
愛している

幾千の言葉をつぶやいてみても決して心は満たされず
あなたの笑顔を探している


手と手を合わせて
心と心が重なり合うとき

二人の気持ちはひとつになって
夜空をかけぬけ
星になる

あなたに出逢えてよかったと
一人そっとつぶやいてみる

恋する気持ちが
言(こと)の葉となり
あなたの元へ

光の元へ

永久(とわ)の輝きを
保ちながら





そしてその夜
潮騒の音を聞きながら二人はこの世で一番愛する人と結ばれた・・・・・・


**つづく**



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「クリスマスの奇跡」~コナン劇場~尾崎豊との再会・・第3話

※これは、完全なるシェリーのオリジナルストーリーであり、登場人物ならびにその作品とはいかなる関係もありません。100%フィクションです※

最初から、お読みいただける方は、下記からお願いいたします。


*********12月25日朝***********

蘭:「頭・・・いたい・・・・」「なんだ夢だったのか・・・・」
「こんな時間だ・・・朝ごはんつくらなきゃ・・・・・」
「いたい!!」

蘭は何かで指を刺した・・・・よくみると・・・・・

それは・・・ヒイラギのバッチだった・・・・・

やっぱり夢じゃなかったんだ・・・新一・・・・

二人で頭を痛がって、トロピカルランドの医務室で、新一が言ってくれた言葉

「蘭・・・いつも事件事件でなかなか連絡がとれなくてごめん。もしこれが夢だったとしても・・・・俺は・・・・
今日一日のことを忘れない・・・そして・・・」

というなり、心臓を抱えて・・・でていった新一

「そして・・・の続き何を言いたかったんだろう・・・いいや
逢えたんだから・・・」

というとヒイラギのバッチをエプロンにつけて朝ごはんの用意を始めた・・・・・


**********12月25日************

コナン「あれ・・・・なんだ・・・夢か・・・・随分リアルな夢だったな・・・蘭・・・ポケットに何かはいっているぞ・・・ヒイラギのバッチ・・・・そっか・・・あれは半分夢、半分現実か・・・・・・」

コナンは、蘭にみつからないようにバッチをそっと机の引き出しにしまった。

コナン「らんねぇちゃんおはよう・・・・鼻歌なんか歌ってご機嫌だね・・・?何かあったの?」


蘭「実はね・・・コナン君・・・ううんなんでもない・・」

あの思い出は私と新一のものだけにしておきたいから・・・


**********12月25日 朝***********

姉「園子・・・頭痛は大丈夫?」

園子「おねえちゃん・・・・私、頭痛で帰ってきたの?」

姉「そうよ・・・頭痛薬を飲むなり、そのままの格好でねちゃったでしょ・・・何?そのサンタクロースのバッチは?」

園子「内緒」
(最後・・・真さんと何を話したんだっけ・・・・・うう・・・よく思い出せないけど・・・確か来年のクリスマスの約束をしたような・・・
まぁ・・・いいか・・・逢えたんだから・・・・)



**********12月25日 朝************

哀「お姉ちゃん・・・お母さん・・・・・・・」
「何あせってるのよ・・・夢に決まっているじゃない・・・・・」

哀はゆっくりおきだして周りを見渡した。哀が寝ていたのは・・・博士の家ではなかった。

気がつくと枕元にクリスマスカードが二枚あった

「志保へ・・・なんでも無理をしすぎて本心を出さない子だけど・・・
マイペースで志保は志保らしく生きていけばいいから・・・お母さんはずっとあなたを見守っているわ・・・・ 母より」

「志保へ メリークリスマス!!よく寝ているようだから・・・起こさずに・・大君とのデートに行って来ます。志保も来年はデートできる彼氏ができるといいわね・・・体にきをつけてね・・・
キーはポストから落としておいてくれればいいわ・・・合鍵持っているから・・・・」

哀は指をみるときちんと指輪がしてあった。

哀「随分ご丁寧な夢だこと・・・次の日まであるなんて・・・」

とひとりごちながら・・・・いつのまにか笑顔になっていた。

言われたとおり、鍵を・・・・ポストに落とし、マンションをでて歩き始めて・・・・・ふっと後ろをむくと・・・・・・・

そこにはもう魔法で消えたようにそのマンションは無かった・・・・

やるわね・・・・あのカードに書いてあったとおりね・・・


**********12月25日 朝***********

シェリー「頭いたい・・・・豊・・豊・・・なんだ夢か」

枕元をみると昨日の豊のTシャツはきちんとたたんであり、ひらいてみると裏にメッセージが書いてあった

To:Shelly

今日はありがとう。
君達は、君達の夢を追い続けていれば
きっといつか夢はかなう・・・・
そして・・・俺の歌をずっとずっと
歌い続けて、歌いつなげてほしい・・・・

全ての曲に全ての歌詞に
俺は生き続けている・・・・

またいつか
逢おう・・・・・・・

See You Ageain

Yutaka Ozaki 12.24 2011


豊・・・豊・・・・

私はそのTシャツをにぎりしめながらむせび泣いた・・・・

豊は復活した昨日・・・・間違いなく・・・・・

あの手紙に書いてあったように・・・・・・



*****************************


夢を忘れた現代人へ

君達の夢をクリスマスの奇跡で一日だけかなえてあげよう・・・

信じるも信じないも

君達の自由だ・・・・・

この錠剤を呑むことにより君達の夢が叶う

でも、私を信じられないなら今すぐ捨ててもらってもかまわない。

Your dreams come true.


****************************


おしまい・・・



***************************


みなさんにサンタさんから同じ手紙がきたらどうしますか?

みなさんが

素敵なクリスマスを楽しんでいますように♪

Merry Christmas!!

***************************
メリークリスマス♪
毎年恒例の★シェリー★からのクリスマスプレゼントです!
是非お楽しみください♪
12月23日~25日まで連載します!

「クリスマスの奇跡」~コナン劇場~尾崎豊との再会・・

※これは、完全なるシェリーのオリジナルストーリーであり、登場人物ならびにその作品とはいかなる関係もありません。100%フィクションです※


最初からお読みいただける方は、下記からお願いいたします!
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******12月24日*******


【蘭・新一編】

蘭:「クリスマスイブにトロピカルランドか・・・・・っていうかまわりカップルばっかりじゃない??本当にここであっているのかな・・・
うぅ・・・・頭が・・・・
頭が割れるほど痛い!!!!
まさか・・・・あの封筒の中にはいっていた錠剤が・・・・ 」
コナン:「なんでトロピカルランドなんだ・・・黒の組織のやつら・・・もしかして・・・最初に薬を飲ませて・・・・・
気付いたのか・・・・?
時計方麻酔銃はOK・・・・いざとなったらこれで眠らせて・・・

うぅ・・・・なんだこの頭の痛さは・・・ドクンドクン・・・・
やべぇ・・・・心臓まで・・・・パイカル飲んでねぇのに・・・・
体が熱い!!!!畜生・・・このままじゃ・・・
畜生!!やっぱ灰原にあの錠剤の成分をきちんと調べてもらってから飲むべきだった・・・・・
俺としたことが・・・・黒の組織のことになると・・・なに焦っているんだか・・・・いてぇ・・・・・このまま・・・・・」


【哀ちゃん編】

哀:「ここね・・・住所も地図もあっているみたい・・・
部屋番号は203ね・・・鍵も入っているし・・・・
扉をあけたら・・・・
いきなりずどんだったりして・・・・

夕日が綺麗ね・・・・この夕日・・・明日も見ることが出来るのかしら?

(工藤君・・・・貴方のほうは大丈夫・・・・?)

馬鹿ね・・・自分が窮地に陥っているのに、まだあなたの事心配をしているなんて・・・・・」

うぅ・・・・・頭が頭が割れるほど痛い!!

ドクンドクン!!!・・・・どういうこと・・・・

(工藤君・・・・貴方は大丈夫)

あの錠剤・・・やはりベルモットからの毒薬・・・・

でもじゃあ、あの招待状の文章は・・・・

あぁああああああぁあああぁあぁああ!!!!!!!! 」


【園子編】

「ええ・・・・っとこの辺かな?約束の場所・・・てかカップルだらけジャン おしゃれしてこいっていうからしてきたけど・・・
なんのサプライズパーティなの
まぁ・・・どうせ家にいても・・・豪華な料理がでるホームパーティだし、姉貴たちがいちゃついているのをみるのもしゃくだしね・・・

これでいたずらだったら!!!!絶対許さないんだから・・・・

ってか寒い・・・

頭痛い・・・・やばい風邪ひいたかな・・・・・・

あの封筒に入っていた薬のんだからかな・・・

でも差出人が・・・・・


【シェリー編】

「ここって・・・・・・なんで・・・・・・」

どうして

涙が、涙が溢れてきた・・・・・

なぜなぜこの場所に・・・・・

頭が・・・・・・ぼーっとしてくる

涙で視界がぼやけてる

「誰か助けて・・・・・・・ 」



*****12月24日 トロピカルランドにて*******

新一「わかるか?コナンドイルはきっとこういいたかったんだ
ホームズってやつは・・・・」(俺・・・・何言っているんだ・・・?)

蘭:「もぅ!!!ホームズだの、コナン・ドイルだのっていいかげんにしてよ!!!」(え・・・・コナン・・・・)

新一:(だめだ!!コースターにのっちゃ・・・この後ろにジンとウォッカが・・・・・)
思い出したくない記憶が鮮明に脳裏に蘇り後ろを振り向いてみると楽しそうな家族連れが乗っていた。

新一:「蘭・・・・俺のほっぺをつねってくれるか・・・?」

ギュ・・・「いてぇな・・・もう少し優しくできねぇのかよ」

蘭「新一・・・・一つ聞いていい・・・」

というとジェットコースターは静かに動き出した・・・・・
もちろん殺人事件もなく無事に戻ってきた。

新一「蘭・・・今日何日だ??」

蘭「クリスマスイブよ・・・新一が商店街の福引でクリスマスのトロピカルランドのチケット当てたから誘ってやろうかってえらそうに言って・・・
どうせ誘う子もいなかったくせに・・・」
(え・・・・私何を言っているの?なぜ新一がいるの?夢???)

新一「いやあ・・・ファンレターが多くて選ぶの大変だったから、お前を誘ってやったんだ感謝しろよな・・・」
(俺、何言ってるんだ・・・こんなことよりももっと大切なことをいわなきゃ・・・)

新一「蘭・・・俺は・・・・」


カシャカシャカシャ

「良いね・・・いいね・・・お二人さん・・・」

新一「げ・・・お前は、群馬県警のへっぽこ刑事・・・じゃなくて警部だったか」

山村「はぁ・・・何いっちゃているわけ???
私はこういう者です・・・」



蘭「月間 NanNan 記者??」

山村「そうそうあのゆ~めいな雑誌のね」

と胸を張る山村

山村「まぁ・・・ってわけで山さんと呼んでくれ給え・・・」

新一「でそのなんとかって雑誌と今の写真は??」
(まぁ夢ではありがちだなこういう奇想天外な展開・・・)

山村:「今、クリスマスイブのベストカップル10という特集をやちゃってりしてるわけよ・・・で君達もそれにノミネートされちゃったわけね・・」

新一:(やべ 顔写真なんか載って黒の組織のやつらに・・・・って俺、夢の中でなにあせってるんだ・・・)

山村:「じゃこれね・・・もしベスト10に選ばれたら来月号にのっちゃったりするから、ちゃんと買ってよんでね・・・・コンビニでたちよみは駄目駄目だよ・・・・

じゃ、ベストカップル賞候補の印としてこのヒイラギバッチを胸につけておいてね・・・僕以外にも記者がいるから・・・」

といわれまわりを見回すと、同じように横溝警部じゃなくて横溝記者が写真をとっていた・・・ それも兄弟揃って

新一:(おもしれぇじゃねえか、誰のしわざか解らないけど、こうなったら、とことんこの夢につきあってやるよ・・・)

蘭:「新一、次は、氷と霧のラビリンス行かない・・・」

新一:「いいな・・・いこうぜ・・・・」

自然に、新一は、蘭の手を握って引っ張っていた

新一:(夢でもいい・・どうせなら・・・すこしでもながく続いてくれれば・・・・)

そして二人は・・・・思い出の噴水の真ん中に立った

蘭・新一「3・2・1・・・・・・」

噴水は二人を囲むように噴出した。トロピカルランドの園内のクリスマスツリーのイルミネーションが反射してとても綺麗だった

蘭:「新一・・・・新一・・・夢じゃなくて帰ってきてくれたんだ・・・私もさっき、ほっぺつねったら痛かったから・・・あのクリスマスカードのおかげなんだよね・・・」

新一:「蘭のところにも来ていたのか・・・・あれが・・・
蘭俺は、俺は・・・・・・いや・・・」

ドクンドクン・・・・またあのいやな感じの頭痛と動悸がはじまった

新一:(蘭・・・おれは・・いつか必ずもどってくるからそれまで待っていてくれっていいたいのに・・・やべえ・・・ここでコナンにもどったら・・・・)「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

蘭:「頭が・・・頭が割れるようにいたい!!!」

新一:「蘭大丈夫か・・・・蘭・・・らーーーーーーーん!!!!!!」



*********12月24日 某マンションにて********

哀:「ふぅ・・・もうこれでかくれんぼはおしまいね・・・・工藤君・・・さようなら」

カシャと例の封筒にはいっていた合鍵でドアをあけた・・・・

かすかにただよう香りは、家庭的な温かい夕食の香りだった・・・

「遅いわよ!!志保・・・・・もうお料理が冷めちゃうじゃない・・・」

志保:「お・・・・おねえちゃん???」

志保:「ベルモット・・・手の込んだ芝居はやめましょう・・・見たとおりこちらは何も武器はないわ・・・・」

「志保・・・・まぁ・・・・この子ったら見ないうちに立派な女性に成長して・・・・ほら座りなさい・・・・」

志保:「お母さん!!!!!!!!」

哀は頭が混乱してきた・・・これは夢・・・・おねえちゃんのことばかり考えていたから・・・・

明美「もう・・・志保ったら・・・早く座って・・・大君とのデートも明日に伸ばして・・・私が腕をふるって・・・作ったんだから」

テーブルの上には、クリスマスケーキ、ローストチキン、パエリア、サラダ、オードブルが並んでいた。

哀:「お母さん・・・本当にお母さん?」

母:「志保・・・会いたかったわよ」

鏡に映った自分の体は小学生の灰原哀ではなく、18歳の宮野志保だった。

(あの薬を飲んだせいで幻覚症状を起こしているか・・・死んで天国にいるとか?・・・・まさかね・・・私が天国にいけるわけないじゃない)

明美:「ほら・・・いっぱい食べて志保」

哀:(何をあの薬がたくらんでいるかわからないけど・・・今くらいは・・・・少し素直になってもいいかな・・・・工藤君がいたら言うわねきっと「本当に素直じゃねえな・・・お前ってだまされてるんだったらだまされとおしてみろよ・・・」ってね)

哀:「おねえちゃん、お母さん・・・すごくおいしそう。いただきます」

両手を合わせると涙がぽろぽろおちてきた・・・・

ずっとずっと独りで頑張ってきた心の涙のダムが崩壊したように・・・

哀:「おねえちゃん・・・とてもおいしいよ・・・大君って彼氏?」

明美:「みたいなものかな・・・今お姉ちゃんにとって家族の次に大切な人よ・・・・」

哀:「そっか・・・・(私は、家族の次に大事なのは・・・・・)
おいしいよ。とても、おねえちゃん料理の腕あげたんじゃないの?」

母:「そうね・・・・明美とてもおいしいし、このマンションもとても素敵だわ・・・お父さんも仕事じゃなくてこられればよかったのにね」

哀:「お父さんも生きているの?」

母:「何言っているの・・・へんな子ね志保は・・・・」

哀:(そっか・・・そっか・・・これは夢なんだ・・・だったらとことんたまには悪夢ではなくいい夢に・・・・)

母:「これはお母さんから、明美と志保へのプレゼント、左手の薬指は、大事な人のためにとっておいて・・・・右の薬指にこの指輪をして頂戴・・・・」

明美、志保「ありがとう」

母:「二人の誕生石が小さいけど、はめ込んであるから・・・きっと貴方達を守ってくれるわ・・・」

ドクン・・・ドクン・・・・

哀「頭が!!!!割れる程痛い!!!!!!!」

母、明美「志保・・・志保・・・大丈夫????」

******12月24日 池袋 芸術劇場にて******

園子:「大体・・・・なんでクリスマスイブに・・・・こんな場所のわけ・・・・それもおしゃれして来いだなんて・・・・寒くてしかたないわよ・・!!誰かのいたずらだったら絶対にゆるさないから」

園子はいつものへそだしのゴージャスな、ミニのドレスにかるく毛皮のコートを羽織っていた。

「キミキミ・・・どうしたの?もう1時間も待っていて・・・彼氏に振られたのかな?」

「こんなとこよりも、もっと楽しいところ行こうぜ・・・」

「すげぇ・・・ロレックスだ・・・お嬢様・・・僕達と遊びませんか」


見るからに不良と思われるグループに、引っ張られて、園子は、だんだん人気の少ないところに連れて行かれた・・・・


「ちょ・・ちょ・・・と何するのよ!!待ち合わせしているんだから・・・・・」

「だってもう1時間もほっぽりっぱなしじゃ・・・彼氏に逃げられたんじゃないの・・・?」

園子は時計をみるととまっていた。・・・・・

もう・・・・だから古い、蒔かなきゃならない時計はいやなんだよね

「ほらほら・・・いいことしようよ・・・」

園子「いや!!!!!!!」
とその時だった!

コナンファンなら誰でもよめる展開!!!!!!!

バキ!ボキ!

園子がおびえていると誰かが、疾風のごとくやってきて回りの不良をやっつけてくれた・・・・・

園子は、おびえてうずくまっていた。

「ですから・・・・おへそをだす、衣装は・・・・あなたににあっているとも思いませんし、世の男性方には刺激すぎます」

とごつい手が園子に差し出された・・・・

園子「真さん!!!!!!!!!!!絶対に助けに来てくれると
信じていたわ・・・・」

真「いえいえ・・・差出人が変な手紙が届いたので、また、園子さんのピンチかと思い、カナダから飛んでかえってきました」

園子は眼に涙をいっぱいためて真さんに抱きついた・・

園子:「ありがとう。いつもたすけてくれて・・・・イブにデートできるなんて夢みたい・・・」

真「今日は・・・・イブ???クリスマスイブですか??」

園子「・・・・・まぁ・・・いいか真さんらしくて・・・じゃ行きましょう」

京極真と園子は、例の封筒にはいっていた「クリスマスチャリティコンサート」の鑑賞のために芸術劇場の長いエスカレーターを上っていった。

チャリティボックスにお金をいれるとかわいらしいサンタとトナカイのバッチをくれた・・・・園子は照れる真にトナカイのバッチをつけ、自分は、サンタのバッチをつけた・・・・・

コンサートは無事に終わった。ウィーン少年合唱団の天使の歌声によるクリスマスソング、賛美歌・・・・ウィンナーワルツ

そしてお決まりの第九・・・・

夢心地で出口を出た瞬間


園子「いたい!!!頭が・・・・割れるほど・・・いたい・・・」

真「園子さん!!!救急車!救急車!!!」



********12月24日 ***********


シェリー「ここは・・・・・」

シェリーは代々木オリンピックプールの入り口の前に立っていた。

手には「Seacret Tour」のチケットが・・・・やはり封筒に入っていたのだ・・・・

老若男女・・・あらゆる世代の人が浮き浮きしながら会場に入っていった。

シェリー「誰のコンサートなんだろう・・・?」

場所は、1階アリーナの最前列の真ん中・・・

シェリー「まぁ・・いいか・・・・折角のイブ独りですごすんだから、コンサートでも楽しみますか・・・」

といって会場にシェリーは会場にはいっていた・・・・・・


ふと気がつくともうアンコールになっていた

アンコールの鳴り止まぬ手拍子・・・・・・

真っ暗なステージに、スポットライトがあたり・・・

さっきまでの赤い派手なシャツをぬぎ、真白いTシャツとGパンの彼が、12弦ギターを持ってステージ中央に立っていた・・・・・

彼は、ゆっくりと歌いだした

「I'm dreaming of a white Christmas・・・・・・・・

シェリー俺は転がり続けて・・・・・」

ホワイトクリスマスに続いて「シェリー」を歌い始めた

「シェリーいつになればおれは這い上がれるだろう・・・・」

私は、涙で前が見えなかった・・・・でも何度も何度も涙をぬぐい
彼の姿を眼に焼き付けようと必死だった

ステージの中央に立ってアンコールの「シェリーを歌っている」

・・・・・・46歳の尾崎豊を・・・・・・・・・

やがてシェリーはおわり、割れんばかりの拍手が会場にとどろいた

豊「俺もいつのまにか、46歳。まぁいわゆる中年だな。もうすぐ、アラフィフってやつか?」

会場がドットわいた

豊「ロックンロールは好きかい??」

みんな「イェーイ!豊!!!尾崎!!!」

それぞれのリアクションで答えた

豊「俺は、ずっとずっとこの魂の叫び、ロックンロールを歌ってきた。
そしてこれからも俺のロックンロールそして多くの歌をたくさんの人に聞き続けてほしい。歌いついでほしい・・・・」

みんな「豊!!!!尾崎!!!!!!」
みんな泣きながらステージ中央の豊に積年の思いをぶつけていた

私も涙で豊の姿が半分みられないまま、豊!!!!(愛している)と叫んでいた・・・・・19年前に彼にいえなかった言葉を・・・・

豊「みんな今日は本当にどうもありがとう・・・また会おうっていってからずいぶん時間がたっちゃたけど・・また、ここ代々木オリンピックプールでみんなに再会できてよかった。

みんなは、この19年間 たくさんの人に出会い、感動をもらったり、時には傷ついて人を信じられなくなったときもあると思う。でもきっと、おれが前から話していた心の財産は・・・・みんなの心の中にきっと増えていると思う・・・・

今度みんなに出会えるのがいつかわからないけど・・・・

またきっと逢いましょう・・・・では最後に、俺からのみんなへのクリスマスプレゼント・・・・」

「世界中の恋人達に・・・世界中の家族のために・・・そして人類の平和のために・・・・この心さえあれば・・・ひとが人を傷つけることなんてなくなるだろう・・・・そんな思いをこめて歌います・・・・

みんなも一緒に歌ってください」

豊は、そっとギターをおろしアカペラで歌いだした

「I LOVE YOU・・・・今だけは悲しい歌 聴きたくないよ・・・

I LOVE YOU・・・・・会場全体の大合唱になった、オリンピックプール全体が震えていた・・・・・

今日復活した豊の魂の叫びのように・・・そして会場のファンの心の感動のようにずっとずっと震えていた・・・・・

シェリーはふと自分の着ているTシャツを見ると書いてあった。

1985 LAST TEENAGE APPEARANCE (YOYOGI OLINPIC POOL)
1991 THE DAY 約束の日 (YOYOGI OLINPIC POOL)
2011 復活の日 (YOYOGI OLINPIC POOL)

そして46歳の豊の姿が、影になってすりこまれているシャツ

周りを見渡すとみな同じシャツを着て・・・・泣きながら

I LOVE YOU を熱唱していた・・・・・・

豊「今日は・・・本当にどうもありがとう・・・またいつか会いましょう・・・」

豊は、そういうとステージの袖に消えていった・・・・

豊・・・・豊・・・・私の最愛なる人・・・・・

シェリーは会場をでて豊のツアーバスが出発するのをまっていた。

シェリー「いたい・・・いたい・・・頭が割れるように・・・いたい!!!」


~つづく~





少し早めのクリスマスプレゼントを★シェリー★(詩絵里)から皆様へ♪
毎年この頃に日記に載せている「オリジナル小説」です。
今回、私が書いている、全部ブログ、SNSに同時掲載いたします♪
12月23日~25日の毎日連載です。


「クリスマスの奇跡」~コナン劇場~尾崎豊との再会・・

※これは、完全なるシェリーのオリジナルストーリーであり、登場人物ならびにその作品とはいかなる関係もありません。100%フィクションです※


12月23日の朝 

*******************

阿笠博士の家にて


哀:「博士・・・ポストにクリスマスカードが入っていたんだけど、ちょっと不気味ね・・・」

コナン:「どうしたんだ・・・灰原・・・」

博士:「新一・・・ほら、メガネの修理終わったぞ・・・・・」

コナン「サンキュ・・・博士・・・」

哀「・・・・工藤君・・・あなたも家のポスト覗いてきたら・・・」

コナン「何もねぇよ・・この頃じゃ高校生探偵工藤新一宛のファンレターもなくなったしな・・・」

哀「いいから!!見てきてっていっているでしょ!!」

コナン「うわぁ怖えぇ・・・・」




********************


学校への登校途中

園子「おはよう蘭・・・・蘭、何か私にサプライズプレゼントしようとしている?」

蘭:「おはよう・・園子・・・・なんで?私のほうがまた、園子の気が利いたいたずらかと思っていたんだけど・・・・」

園子「え・・・・?じゃあ・・・・もしかして蘭のところにも 同じものが・・・」

蘭:「同じかどうか解らないけど・・・・ほら・・・・」

シェリー「おはよう、蘭、園子」

蘭、園子「おはようシェリー」

シェリー「蘭か園子、昨日私の家のポストになにかいれなかった?」

蘭・園子「え・・・・ってことはシェリーのとこも???」

シェリー「うん・・・・なんかちょっと不気味で・・・・」

蘭「いたずらにしては、手が込んでいるわね・・・・犯人をみつけたらわたしが空手で・・・・」

シェリー、園子「怖 !!」


*******************

コナン「灰原・・・・これはいったい・・・・」

哀「やっぱり工藤君のところにも来ていたのね・・・」

コナン「まさか・・・やつらに俺達のことがばれたんじゃ・・・」

哀:「あの人たちなら、こんなまどろっこしいことしないわ・・・・でもちょっと不気味ね」

コナン:「ああ・・・キッドからの予告状でもねぇしな・・・」

哀:「でもあて先が・・・・」

コナン:「工藤新一様・・・・」

哀:「宮野志保様・・・・」

コナン:「灰原の本名知っている奴なんて・・・黒の組織しかいねえからな・・・・」

哀:「ベルモット・・・・」

コナン:「ああ・・・俺も、あいつならやりかねねぇかと思ったが・・・これは、罠にひっかかったふりしてしかけてみるか・・・」

哀:「だめよ!!工藤君・・危なすぎるわ・・・・」

コナン:「っていいながら、おめぇは行くんだろ・・・ここに書いてある場所によ・・・・」

哀:「・・・・・・」


~つづく~

恋愛小説「潮騒」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
以前、大学の映画研究会に所属をしている知人から、シナリオ作成を頼まれて作成したため
シナリオ風小説になっています。
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第二節「我が愛する人々へ」



沙羅はまだ、真っ白な用紙をぼんやりと眺めていた。
沙羅は昔からあまり目立つ存在ではなかったので、学生時代にいじめる側にもいじめられる側にも所属をしたことがなかった。

なので、この仕打ちは、ある意味はじめての「いじめ、意地悪」だったのだ。

ふーっとため息をついた

沙羅「内部犯の犯行か、外部犯の犯行か?どちらにしても私が恨まれてるんだよね・・・」

またぽろぽろと涙がでてきた。

そんなとき「コンコン」と部室の扉をたたく音がした。

沙羅(駿?駿が来てくれたんだ・・・!)

喜び勇んで部室の扉を開けるとそこには、コンビニの袋をさげた後藤が立っていた。

後藤「中に入ってもいい?」

沙羅「はい」

後藤「部長に、許可とったから、まったく別のポエムを書いてもいいって
まだ、書けてないんでしょ?」

とてもとても不安で孤独だった沙羅には、後藤のその思いやりのあふれた優しい言葉がきっかけになって涙線をとどめていた心の鍵が開き、とめどなく涙が流れてきた。

後藤「ご・・・ごめん・・・余計なことしちゃった?泣かないでよ・・・松岡さん」

沙羅「違うんです。私・・・・私・・・・」

後藤は何もいわずにハンカチを沙羅に差し出した。

沙羅「ありがとうございます・・・・」

後藤「こういうことってよくあるんだよ・・・僕も昔、美術部だったんだけど、部室に絵を飾っておいて・・・誰の絵をコンクールに出展するかっていう選考会の前の日に、キャンバスがめちゃくちゃに切り裂かれていたりして・・・・出る杭うたれる・・・
でね」

沙羅「・・・・」

後藤「でも、これは僕と部長の見解なので、絶対に誰にも言ってほしくないんだけど。
たぶん松岡さんと秋吉君が仲いいんで、それに嫉妬してやったことだと思うよ・・・」

沙羅「だ・・・・誰が?」

後藤「それは、君が一番よくわかっているんじゃないのかな?」

沙羅「・・・・・」

後藤「そう・・・たぶん・・・小百合ちゃんだね。彼女も松岡君のこと好きみたいだから」

沙羅「私は、このサークルを辞めたほうがいいのでしょうか?」

後藤「逃げちゃだめだよ。逃げたら負けだ・・・君は、とてもピュアでいい詩を書く。
それに松岡君のこともそんなに簡単にあきらめられるの?」

沙羅「・・・・・みんなご存じなんですか?私たちのこと」

後藤「一目瞭然だよ・・・みんな気づいているけどいわないだけ」

沙羅「すみません。」

後藤「謝る暇があったら、ポエムを完成しないと」

というと後藤は、3枚の挿絵をさらに見せた。

後藤「これは部長了承済み。まったく違う分野のポエムをこの挿絵にあったものを書いてごらん。書き終わるまで待っていてあげるから。
元気だして・・・・
自分に負けちゃダメだよ・・・小百合ちゃんにも・・・好きならきちんと松岡君をつかまえておかなきゃね・・・」

沙羅「はい。」というと沙羅はその3枚の挿絵をじっとみつめてやがてペンをとりなおした。


【我が愛する人々へ】 (オリジナルポエム)

空を仰ぎ 満天の星を見つめなさい
そして星の中に自分を見つめなさい
人は皆 星より生まれた神の申し子
憎しみも妬みも
遠い昔はありもしなかった
星を星の海を見つめ
元来~もと~の姿に戻りなさい
素直で純粋な心
すきとほった心の窓を開きなさい

海を見つめ
海と共に戯れなさい
そして海の中に自分の姿を探しなさい
人は皆、海より生まれた悪魔の申し子
仲間を傷つけ、おびやかし、のさばっていく。
海を、海の友に触れて
今の自分を洗いなさい
染み付いた汚れた心を洗い流し
ガラスの心を作りなさい
大地に立ち、母なる大地を踏みしめなさい
そして大地の下に生命~いのち~の源を見つけなさい
人はみな母なる大地より生まれた一つの生命体
互いの命を尊重し、互いの心をみつめなさい
喜びも悲しみも素直にうつしだせる
ガラスの心を持ちなさい
宇宙~そら~を見つめ
海と戯れ
大地を踏みしめ

そして生命~いのち~の唄を口ずさみなさい。
※この詩は、高校生の時、国語の宿題で作成したものです。



後藤「いい感じだ」

駿はさっきから、部室の前ではいるのを躊躇していた。

なんて沙羅に声をかけたらいいかわからなかったからだ。

でも・・・と気を取り直して、コンコンとノックをし、部室のドアをあけると

沙羅と後藤がそこにいた。

駿はショックだった・・・・

二人で仲睦まじく、沙羅の原稿を覗き込んでいる。そんな姿が・・・

駿は、コンビニの袋をほおりだし、部室を飛び出した。


「狂おしいほどのジェラシー」(オリジナルポエム)

落ち込んでいた君をなぐさめようと
ノックをしてドアをあけると
聞き慣れた声と笑い声

君が誰かと語らっている
君が誰かと笑い合っている
狂おしいほどのジェラシーが

ひとつの作品を二人で覗き込み
熱心に話をしている二人

夢であって欲しいと願いつつ
頬をつねってみたけれど
心の痛みで現実と知る

声をかける勇気もなく
部屋を飛び出しし
雨の中を走りだす

猜疑心と不安な気持ちが

いつしか嫉妬の炎と化して
僕の心を焼き尽くす

雨に打たれながら心にひびが入っていく

息が苦しく
このまま雨の中で溶けていきたい


沙羅「駿!!!」

後藤「追いかけて行きな・・・この傘をもって・・・今いかなきゃだめだよ。
彼は、誤解したんだ・・・大丈夫、この作品は僕が、責任をもって仕上げるから」

沙羅「ありがとうございます!!」

というとコンビニの袋と一緒に駿が、ほおりだした傘を二本持って雨の中飛び出して行った。

沙羅「駿!!駿!!どこ!駿!!!!」

沙羅はキャンパスの中を探し回った、傘をささなかったため沙羅の体は雨でぬれていった。

沙羅「駿・・・・」

駿はよく二人が一緒にお昼御飯をたべる芝生の丘の上で雨にぬれながら両足を抱えて座り込んでいた。

駿「沙羅・・・・」

沙羅「駿・・・後藤先輩は、挿絵をもってきてくくれただけで・・・・」

最後まで言わないうちに、駿は沙羅を抱きしめ、キスをした。

お互い雨に打たれて冷えた体のまま、心だけが燃え盛っているようだった。

駿はそのまま口を利かないまま、沙羅の手をずっとひっぱって駐車場に向かった


*****つづく*****





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第三章 ジェラシー

第1節 嫉妬

駿と沙羅は二人でつきあいはじめたが、岡田先輩以外の部員には内緒にしていた。

サークルの中で恋人同士ができると他の部員との仲がきまずくなるからという理由からだった、

ただ、みんなと一緒でも沙羅は常に眼の端で駿の姿を追い続け、駿もみんなの前では、わざと「松岡さん」と呼びながらもその呼び方には愛情があふれていた

そんな二人の目に見えない反応の変化に最初に気がついたのは、エリカと小百合だった。

そんなあるミーティングの日、順番に自分の持ってきた小説やポエムの最終チェックをしていた時だった。

エリカ「松岡さん・・・松岡さんに頼んでおいた片思いのポエム『眠れぬ夜に』の最終原稿がなくなっているんだけど・・・」

沙羅「え・・?きちんと提出しましたが・・・・」

後藤「え・・・僕も昨日、松岡さんから詩をもらったから、ちょうど挿絵もいれたし・・・部長からもOKでていたんだけど・・・」

冬美「それってこれのこと?」

冬美はさりげなく見たごみばこに入っている、原稿を取り出した。

沙羅が描いた詩と後藤さんが描いた挿絵の完了原稿の上にNGという文字がたくさん印刷してあった。

エリカ「どういうこと?これじゃ原稿にならないわよ・・・」
エリカの顔が気色ばむ。

沙羅「私は・・・・きちんと」

サークルでは、出来上がった原稿をそれぞれの名前のついている引出しにいれて、保管をすることになっている。一応鍵はついてはいるが鍵をかける人は通常いない。

同人誌は、できるだけ人間味をだすためにPCではなく手書きで小説や、ポエムを書き、それに後藤がイラストをいれたり、上杉が写真をはったりして手作りの原稿をつくるのであった。

エリカ「まさか自分でこんなNG文字をいれたとは思えないけど、大切な原稿の管理がなってないわ!!」
エリカは、こめかみを押さえながら、少し同情する表情で沙羅を見た。

沙羅(いったいだれがこんなひどいことを・・・・)

駿「誰だよ!!こんなことしたの!!ひどすぎるんじゃないか!!」

後藤「そうだよ・・・・せっかく、松岡さんのポエムに合うように3時間もかけてイラストを描いたのに。」

エリカ「松岡さん、このポエムの原稿はある?」

沙羅「すみません。何度か手直しをして、部長にOKをもらったので、最終原稿は手元にないです。」というと、涙がポロポロとこぼれてきた。

エリカ「泣いている暇はないはずよ!!すぐに書き直して・・・思い出しながら・・・
挿絵は、後藤さんにもう一度書いてもらうわけにはいかないかから、レイアウトを考えて作成してね・・・」

というとエリカは踵をかえし、他の部員のほうを向いた。

エリカ「自分の原稿の管理はきちんとして!今日からきちんと各自鍵をかけること・・」

夏美「誰がやったかどうか調べないんですか?」

エリカ「犯人探しをしてもしかたないでしょ」

岡田「たぶん犯人はこの中にいる可能性もあるんだ・・・もちろん外部犯の可能性もないわけではないけど・・・部員を疑うのは部長としても抵抗があるから・・・」

エリカ「じゃあ・・・・最終原稿チェック、松岡さんを除いて始めるわよ・・・
じゃあ・・秋吉君から・・・」

駿「はい。」

「愛している」 (オリジナルポエム)

君に出逢って
恋を再び知り

逢瀬を重ねるうちに
愛を再び知り

同時に
逢えぬ日々の
寂しさを知る

でも
愛するが故
耐える気持ち育ててく

同じ
空をながめ

同じ
星に願いをかける

愛してる

その言葉の深さを知る




春美「いい感じやん。なんか本当に彼女の耳元でささやいているみたいで妬けちゃいそうやな・・・」

夏美「春美!そういうつっこみしないの・・・」

冬美「でも短いわりに彼女への思いがあふれていて、私好きだな・・・きっと駿君も彼女のこと考えてつくったんだろうなって感じ・・・」

エリカ「うん。だいぶよくなったわね・・・・それにこの上杉君の浜辺の写真もいいし」

岡田「駿君はOKだな・・・」

小百合「次は私の、小説をお願いします。」

小百合が小説を読み終わると水をうったように静かになった。

岡田「すごい・・・・本格的な推理小説だな・・・一個人としても・・・すごく続きが気になるよ・・・」

エリカ「素晴らしいわ・・・・一年生でここまで書けるなんて・・・私も負けてらんないわね・・・」

小百合「ありがとうございます・・・・すごくうれしいです。先輩方にそんなに褒めていただけるなんて」
軽く小百合がシナを作ってほほ笑んだ。そして一瞬だが、沙羅のほうを見て、ほくそ笑んだ。

沙羅は必死に書いた詩を思い出そうとしたが、みんなの発表のほうに気が入ってしまって、
なかなか進まなかった。

その後も順番に、発表が終わった。事前に岡田がチェックしてOKを出しているものばかりなので、多少の手直しだけでそのまま、印刷にだせることになった。

岡田「じゃ・・・手直しは今日中に。手直しのない人は自分の引き出しに入れて鍵をかけて・・・・松岡さんどう?」

沙羅は、真っ白な原稿を目の前にして、涙があふれそうなのを我慢していた。

岡田「じゃ・・・これで解散。松岡さんはここの部室つかっていいよ。一人のほうが気楽だろうし。できあがったら、僕にポエムを携帯にメールして原稿を僕の家のPCに
PDFにして送っといてくれるかな」

沙羅「はい・・・・」

エリカ「じゃ・・・解散よ・・・」
部長、副部長に追い出されるようにみんな部室から出たが、駿だけは沙羅のことが心配で何度も部室を振り向いていた。

小百合「駿・・・たまには一緒に帰ろうよ・・・私も車に乗せてほしいな・・・」

駿「悪い・・・小百合、ちょっと部室に忘れ物が・・・・」

小百合「松岡さんのこと?」

駿「いや・・・・」

小百合「一人で集中させてあげるのも優しさなんじゃないの・・・」

駿「だけど・・・あいつ・・・わかったよ。小百合の家まで車で送ってやるよ・・」

駿はしぶしぶと車のキーをもって、小百合を家まで送り届けた。

その後、コーヒーを飲んでいくように強引に誘う小百合をふりきり、駿はコンビニに向かった。


*****つづく*****






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第四節 初夏の海・・・・・・

海はまだ、夏休み前だったので、閑散としていた。
この海も、夏休みにはいれば芋を洗う状態になってしまうのだろう・・・

沙羅「海風が気持ちいい・・・・久し振りだな・・・海なんて・・・」

駿「僕もだよ・・・昔は、よく夏休みになると両親が海に連れてきてくれたけど・・」

親子連れが、波打ち際でゴールデンレトリバーを散歩させていた。

駿「さっきはごめん。大きな声をだして・・・・」

沙羅「私こそごめんなさい。なんであんなこと言ったのか・・・・」

少し遠出をしてきたので、ちょうど海は黄昏時だった。

駿「あまり回りくどい言い方は嫌いだからストレートにきくね・・・・沙羅ちゃんは
今、彼氏とかいる?もしくは好きな人とか・・・・」

沙羅「ううん・・・・ずっと受験勉強に明け暮れていたから彼氏どころじゃなかったし」

駿「そっか・・・・」

そういう駿の顔は、少しうれしそうだった。

駿「もう少し、波打ち際に行こうか・・・」

と再び沙羅の手をひっぱって波打ち際まで、二人で走って行った。

すると駿は、夕日が沈みかけている海に向かって大声でさけんだ・・・

駿「僕は・・・松岡沙羅が好きだ!!大好きだ!!」

沙羅は・・・・心臓のドキドキが駿に聞こえてしまうのではないかとそればかりが心配だった。
駿は今度は、沙羅のほうを向いて、目をまっすぐに見つめた。

駿「僕は、沙羅ちゃんが好きだ。実は予備校の時からずっと気になっていた。
大切にするからもし、僕でよければ付き合ってほしい。返事は今じゃなくていいから」

沙羅「返事は・・・今、します。・・・私も、駿君が、好きです。」

駿「え・・・本当・・・・?じゃ・・・OKってこと」

沙羅「うん・・・・」

駿「じゃ・・・・これからよろしくお願いします。」

というと右手を差し出しながら、深々とお辞儀をしたまま沙羅のことを待っていた。

沙羅はその手を軽く握り握手をしながらうつむいたままで

沙羅「こちらこそ・・・よろしくお願いいたします。」と応えた。

沙羅の心のなかにひたひたと幸せな気持ちがあふれてきた。

これが・・・恋なんだ・・・・恋愛なんだ・・・・

と思うとうれしくて沙羅もおもわず海に向かって叫んでいた。

沙羅「駿君大好き・・・これからもずっとよろしく!!」

駿「沙羅大好きだよ・・・大切にするよ!!」

そんな二人のやり取りを、犬を散歩させていた人たちがほほえましく見ていた。

お互い、何度か叫ぶと急に恥ずかしくなり、二人で顔を見合して笑いころげた・・

駿「なんかの青春映画みたいだよな・・」

沙羅「本当・・・でも大声を出すのって気持ちいい!!」

駿「うん・・・」

気がつくと、先ほど犬の散歩をしていた親子は、もういなくなり、夕日もすっかり落ちて
代わりに空には星と月が輝いていた。

駿は静かに沙羅の両肩に手をかけそっとひきよせた。

沙羅は、静かに目をつむった・・・・

月の光の中で二人の唇は、ゆっくりと重なりあった。

その光景を輝く星たちが、祝福しているように見守っていた。

「Moonlight in love」(オリジナルポエム)

Moonlight in love
あなたと私

Moonlight in love
二人だけ

聞こえるのは、さざ波の音だけ

Moonlight in love
はじめてのKISS

Moonlight in love
このまま二人で
月光の中へ
 (※この詩は、中学生の時に書いた詩です。おマセでしたね・・(笑)


*****つづく*****

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第2章第三節 手をつないで・・・・

結局、駿と沙羅の「同じテーマの恋愛ポエム」は手厳しい副部長から5回のNGをもらいやっと完成し、6月号の同人誌に掲載されることになった。

さっそく二人で、生協に買いにいった。

駿「沙羅ちゃん・・・なんかドキドキするね・・・」

沙羅「うん・・・自分は、ポエムを書くのが好きでずっと書き綴ってきたけれども、こんな風に人の眼に触れるなんて・・・日の目を見る日が来るなんて思ったこともな
かったから。」

駿「そうか・・・そうだよね。ポエムってどちらかというと自分の理想像を描いたり、苦しい自分の気持ちを文字にしたりするもので、どちらかというと個人的な日記に近いかもしれないよね・・・」

沙羅「そうなの・・・・だから、たとえば素敵な景色を見たとき、心のシャッターを切ってその、風景を目に焼き付けるのと同時に、なんとか言葉で表現したくなるんだよね。」

駿「うん・・・・それってわかる、わかる。」

一緒に同じテーマのポエムを作ってから、駿と沙羅は部室でよく話をするようになったが、だいたいいつも誰かがいるので、二人きりで話をするのは久しぶりだった。

駿「今から、海に行かない?午後の授業休講でしょう・・・」

沙羅「え・・・?」
(駿は私の選択している授業の休講情報まで知っているんだ 
なんかすごくうれしい・・・
でもなんでだろう)

沙羅「でもまた、小百合さんに怒られちゃいそう・・・」

駿「あいつは関係ないよ!!」(大声で)

ビクン

いきなりの大声に生協にいる学生の何人かが振り向いた。
駿「いやならいいよ・・・」
というと駿は大股で生協を出て行った。

沙羅はどうしていいか分からず最初は、呆然としていたが、やがて小走りに駿を追いかけて行った。

どうしたんだろう・・・・私ったら・・・・あんな意地悪なことをいう子じゃなかったのに・・・

沙羅「駿・・・・待って・・・・」

いつのまにか名前で呼んでしまった自分が、恥ずかしくなった。

駿「行くぞ・・・・」

というとさりげなく駿は沙羅の右手を駿の左手で握って駐車場のほうに歩いて行った。

ドキドキ、バクバク・・・・ただ手をつないでいるだけなのに、顔に全身の血が昇って行くような感じだった。

駿の顔も真剣ながらも少し赤くなっているような気がした。

(私・・・・・きっと秋吉君の事・・・すごく意識している・・・・このままいったら本気で好きになっちゃうよ・・・・)

駿は車に乗り込むと、鞄から、買ったばかりの沙羅のいつも飲んでいるメーカーの冷たいお茶のペットボトルを差し出してくれた。

沙羅「ありがとう。」

駿「じゃ・・・海に向かうね・・・」

沙羅「うん・・・・」



*****つづく*****

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