マイムをベースにしたパフォーマンスで舞台を作る
小野寺修二さん率いる
 カンパニーデラシネラ
 
今までに古典名作のプロジェクトとして
 『ロミオとジュリエット』2011年
 『ドン・キホーテ』2017年
 『はだかの王様』2021年 を上演してきました。
 
 
この3本の舞台は
いずれも高知県立美術館で創り上げ、初演を迎えた作品で
 
その後全国の劇場や小学校で上演され
世代を超えて楽しまれてきた作品です。
 
 
高知に縁のある、メンバーの藤田桃子ちゃん
公私共にパートナーの小野寺修二さん
高知を大事に思ってくれるのも嬉しいことです。
 
 
 
 
今回は
2021年に高知で生まれた『はだかの王様』が
いろいろな所で上演されていく中で
演出を変えたりしてバージョンアップされたものを
再び高知で観せてくれるとのことで
楽しみに友達と行ってきました。
 
 

 

 

 
高知では
田野町と佐川町という
高知市から東西に離れた場所での公演でした。
 
私は佐川町の方へ。
朝ドラ「らんまん」の主人公・牧野植物博士が生まれた町です。
 
 
 
 
会場は「桜座」
佐川町は、桜の名所でもあります。
 

 

 

 

 

 

 

 

桜色の壁面がある

ガラスに映る空と山も美しいホール

 

 

 

 

 
 
 
ホールの中に入って、常設の客席が無くなっているのにビックリ。
 
あ〜、そうだった!

デラシネラは、客席までも込みで演出するので

普通の客席ではないのでした。
 
 

 

 

 
ステージ上に浮かび上がる舞台装置の一部が置いてあり
あとは、何も舞台装置が無い中で
客席と同じフロアで、上演が始まりました。
 
 
 
 
セリフのないパフォーマンスとマイムの舞台、
 
5人の出演者が
流れるような巧みな動きを見せ
デラシネラの世界に惹きこまれる。
 
小野寺さんと桃子ちゃんの
表情で魅せる巧さ、
 
小さな子が素直に笑える面白い演技も
デラシネラの素晴らしいところ。
 
 
以前観た「はだかの王様」と
今回の演出の違いもわかって
 
映像で見せる影絵のような部分や
箱の中に入って動くイリュージョン的なところなど
新しい演出だそうです。
 
 
舞台装置やダンスパフォーマンスも素晴らしかった。
衣装のセンスもいつも好きです。
 
 
 
素直に面白くて楽しめるのだけど
実は、哲学的なことを考えている小野寺修二さん
 
「はだかの王様」を通して伝えたかったことって?
 
 
ディレクターズ・ノートより抜粋
 真実は人によって違う。
 
 「真実」なんてないし全ては「真実」
 一人一人が持つ規範に責任を持つ。
 正義を振りかざすのが正解とも限らない。
 人生はたくさんの優しい嘘に支えられている。
 
 
 深いなぁ。
 

 

 

 
 
前回の「はだかの王様」観劇のブログ
 
 
 
 
 
他の古典名作の舞台も観ているけれど
「ロミオとジュリエット」の時は、まだブログ始めてなかった。。
 
その時も
高知県立美術館のロビーや中庭を使って
斬新な演出でした。
 
 
これからも活躍が楽しみです。
 
 
 
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