県外からの友人が高知に来て3日目
前々日までプランが決まってなかったけれど
沈下橋が見たいのと
モネの庭に行こうか?と思ってたみたい。
以前、高知に来たことがある友人はモネの庭にも行ったことあるので
お二人とも植物が好きということもあって
牧野富太郎さんに関連する佐川町にお連れしました。
佐川町は高知市内から 車で45分くらい
植物学者・牧野富太郎博士が生まれ育った町です。
朝ドラ「らんまん」で盛り上がっている町ですが
ちょうど行った日(月曜日)は
牧野富太郎さんのお誕生日 4月24日 で
生誕祭のイベントが週末から行われてました。
ドラマ「らんまん」で 万太郎が小さい頃に通った
『名教館 (めいこうかん)』
実際に通った場所から移転されて
牧野公園に向かう道の入り口にあり
観光しやすくなってます。
中には入らず、建物だけ見ました。
その斜め前にあるのが
『旧青山文庫 (せいざん文庫)』
真っ白い洋館で美しい建物です。
最初は
明治19年に、この地で警察署として建てられたものだそうですが
昭和時代に青山文庫となり
2度の移築の末、
平成21年にまたこの地に戻ってきたそうです。
私の記憶では
佐川の山の上の方にこの建物が見えた記憶があるんだけど
ここに来たのは知りませんでした。
2度も移築されて、綺麗に保ってるってすごい建築ですね。
この建物の前に銅像が立っています。
廣井 勇さんの像
佐川出身で「日本近代土木の先駆者」と称され
東京帝国大学工科の教授だった方だそうです。
<5/8追記>
『らんまん』では
名教館の学友の佑一郎くんとして登場していました。
牧野さんとは、同い年生まれ
5/8の東京での再会シーンで気がつきましたよ。
そして、そのすぐ隣には
「うえまち駅 (上町駅)」という
「さかわ観光協会」の建物がありました。
この辺りの地名が 上町(うえまち)地区という。
*漢字の読み方がどれも 特殊!
その「うえまち駅」には
昔(大正13年〜昭和5年) に走っていた鉄道の列車が
展示されています。
現存する日本唯一の木造2等客車(今のグリーン車)だそうです。
室内の造りもレトロで豪華
洗面台もお洒落です。
この列車も
老朽化で一旦国鉄に返された後、復元されて
2021年に53年ぶりに移設されたそう。
(だから綺麗なのね〜。知らなかった。。)
後からパンフレットを見て
見落としたー!と思ったのが、
「うえまち駅」の建物の中の照明☆
バイカオウレンの花をモチーフにしたもので
花が咲いたような形の照明になっています。
佐川町在住のライトアーティスト・島田正道さんの作品だそうです。
今度、見なくっちゃ。
この洋館の隣の旧浜口家住宅には
以前も行ってるんですがね。
この時2021年の春
この後に街が変わったのかもしれません。
司牡丹酒造会社の建物も
現役ながらレトロで素敵なんですが
今は、補修中なのか、幕がかかっていました。
「酒蔵の道」も風情があっていいものです。
まるで朝ドラに合わせたように
観光するところができていて
私も新鮮な気持ちで観光気分に浸りました。
『らんまん』第4週 〜ササユリ〜より
①一緒に暮らしていた姉が従姉妹だった
というのは、史実に基づくもので
ドラマでは、変えてるのかな?と思ったら
やっぱり従姉妹だった〜と驚いた。
実際には結婚したみたいですが、どうなるのかな?
②ジョン万次郎の部屋にあった アルファベットの掛け軸は
実際にジョン万次郎が書いたものが
土佐清水の『ジョン万次郎資料館』にありました。
海で遭難した時にアメリカの捕鯨船に助けてもらい
教育まで受けさせてもらった恩があったから
日本に帰ってきてもスパイのように思われて
政府の通訳に抜擢されなかったようです。
「ジョン万次郎資料館」なかなか充実してました。
③シーボルト
日本には、医学を伝えた人として有名ですが
植物にもとても詳しかったらしく、植物の研究をして
日本の植物をヨーロッパに紹介した人でもあるのですね。
ん?瀬戸内のどこかで見たことあるぞ。と思い出したのが
瀬戸内国際芸術祭の時に訪れた「本島(ほんじま)」
そこに「シーボルトガーデン」という
シーボルトが住んでいたかのような小屋がありました。
多分それは、瀬戸芸の作品のひとつだと思われますが
シーボルトが瀬戸内を旅して
植物採集をしたのかな?と思いました。
④民権ばあさん
島崎和歌子さんが演じる自由民権活動に熱心な女性は
「民権ばあさん」と呼ばれる楠瀬喜多さんがモデルだそう
似合う役ですね。
これからも登場するのかしら?
ドラマを観てると
実際に富太郎さんと接点があったかどうかはわかりませんが
坂本龍馬さんなど、歴史上の人物が時折登場するのも
楽しみです。
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