サルトルの演劇、「アルトナの幽閉者」を観て来ました!
三時間の長めのお芝居だったけど、最後まで緊張感があって一瞬たりとも飽きることなく楽しめました。
第二次世界大戦後のドイツが舞台になっていて、そこで暮らす一つの家族が描かれている。
父は、造船会社の社長で、家族の中では絶対的な権力を持っているが、喉頭がんにより余命半年だと宣告される。
長男は、父親の期待を一身に背負っているが、その期待が重荷になり、父から切り離された個としての自身の存在を感じることが出来ないでいる。また、戦争に兵士として参加した経験がトラウマとなり、家の二階の部屋に13年間閉じこもっている。
二男は、兄に代わり父の会社を受け継ぐ事になるが、兄に対してコンプレックスを抱えている。
二男の嫁は、父の言いなりになってしまう夫を歯がゆく思っている。
長女は、閉じこもっている兄の世話をしているが、兄にはドイツが崩壊したという嘘をついている。また、兄に対して兄弟以上の愛情を感じ、近親相姦の関係を持つ。
戦争と責任というテーマを扱いつつ、家族内の人間関係をも描いていてとても濃い内容でした。
まず第一に役者さん達の演技が上手い!特に長男の狂気の芝居は本当に真に迫っていて、狂気の中に自分も引き込まれていくかのようでした。しかし、やたらカニが登場して気になった。
そして改めて、舞台ってあれだけ長い台詞を暗記しないといけないから大変だろうなぁ。
二男の嫁役だった美波さんが美しすぎました。。真紅のドレスがセクシー。
ストーリーを追っていくと長くなるので、印象に残った部分だけ
長男の部屋に飾られているヒットラーの写真と、常に目があっているように思えて、観客へのメッセージ性を感じました。途中舞台転換の際にも、舞台が真っ暗で客席だけオレンジの照明で照らされていて、まるで自分達も舞台上の一員にされているかのような気になりました。
「人間が戦争を作るのではない、戦争が人間を作るんだ」という台詞にはハッとさせられました。立場や環境、権力など様々な条件が人間を作っていくんですよね。
そして、自分が知らず知らずのうちに他人を裁いているであろうことへの恐怖も感じました。
この作品には、心に刺さる台詞が多かったです。
それから、一番感じたのは、戯曲にある台詞は、芝居中に人によって口にされる事によって初めて真に意味を帯びてくるし、力を持つものなのだなぁという事です。
戯曲を読むのももちろんだけど、これからはできるだけ沢山上演作品を観劇しようと思いました。
三時間の長めのお芝居だったけど、最後まで緊張感があって一瞬たりとも飽きることなく楽しめました。
第二次世界大戦後のドイツが舞台になっていて、そこで暮らす一つの家族が描かれている。
父は、造船会社の社長で、家族の中では絶対的な権力を持っているが、喉頭がんにより余命半年だと宣告される。
長男は、父親の期待を一身に背負っているが、その期待が重荷になり、父から切り離された個としての自身の存在を感じることが出来ないでいる。また、戦争に兵士として参加した経験がトラウマとなり、家の二階の部屋に13年間閉じこもっている。
二男は、兄に代わり父の会社を受け継ぐ事になるが、兄に対してコンプレックスを抱えている。
二男の嫁は、父の言いなりになってしまう夫を歯がゆく思っている。
長女は、閉じこもっている兄の世話をしているが、兄にはドイツが崩壊したという嘘をついている。また、兄に対して兄弟以上の愛情を感じ、近親相姦の関係を持つ。
戦争と責任というテーマを扱いつつ、家族内の人間関係をも描いていてとても濃い内容でした。
まず第一に役者さん達の演技が上手い!特に長男の狂気の芝居は本当に真に迫っていて、狂気の中に自分も引き込まれていくかのようでした。しかし、やたらカニが登場して気になった。
そして改めて、舞台ってあれだけ長い台詞を暗記しないといけないから大変だろうなぁ。
二男の嫁役だった美波さんが美しすぎました。。真紅のドレスがセクシー。
ストーリーを追っていくと長くなるので、印象に残った部分だけ
長男の部屋に飾られているヒットラーの写真と、常に目があっているように思えて、観客へのメッセージ性を感じました。途中舞台転換の際にも、舞台が真っ暗で客席だけオレンジの照明で照らされていて、まるで自分達も舞台上の一員にされているかのような気になりました。
「人間が戦争を作るのではない、戦争が人間を作るんだ」という台詞にはハッとさせられました。立場や環境、権力など様々な条件が人間を作っていくんですよね。
そして、自分が知らず知らずのうちに他人を裁いているであろうことへの恐怖も感じました。
この作品には、心に刺さる台詞が多かったです。
それから、一番感じたのは、戯曲にある台詞は、芝居中に人によって口にされる事によって初めて真に意味を帯びてくるし、力を持つものなのだなぁという事です。
戯曲を読むのももちろんだけど、これからはできるだけ沢山上演作品を観劇しようと思いました。