皆さん、
『コースレート』
という言葉を聞かれたことがありますか?
ゴルフは自分の実力を表すために
ハンディキャップ
というものがありますが、
この基準となってくるものと考えて下さい。
コースレートという言葉の意味
コースレートとは、別名コースレーティングとも言われますが、そのコースの難易度を表す値となんです。
どうして算出するかというと、
スクラッチプレーヤー
(ハンデ0)が10回プレーしたときの平均的なスコアを割り出して決められています。
当然、値が高いほど難しいコース、値が低いほど簡単なコースということになります。
コースレートを決める基準は?
では、コースレートはどのようにして決められているのでしょうか。
ゴルフ協会の中に査定をするためのチームが存在していて、その中でコースの全長や高低差、バンカーやウォーターハザードなど障害の数、コースレイアウトなどを調べて決めていきます。
そうして、コースレートが高いほど難しいコースだと判断されたということになるんです。
上の写真はコースレート日本一(77.4)に選ばれた、兵庫県にあるゴールデンバレーゴルフ倶楽部です。
では、コースレートが高かったらいいコースなの?
コースレートが高いほど難しいと考えられがちですが、コースレートが高いコースがいいコースだと思われている方が多いのではないでしょうか。
実際、プロの大会などで使われるコースは、コースレートが高いところが多いため、言わば格付けの材料として使われているかのように錯覚してしまいますよね。
しかしながらこれは、ゴルフ協会が否定しているんです。
というのも、
コースレートというのはアマチュアのハンディキャップを決めるために使われるものであって、コースの評価や格付けされるものではないからなんです。
勘違いしないようにしてくださいね。
スロープレートが主流になる?
しかしながら最近では、アメリカで主流になっている『スロープレート』という考え方が浸透してきているんです。
『スロープレート』というのは、コースレートとは違い、スクラッチプレーヤーが基準にするのではなく、アベレージゴルファーを基準にコースの難易度を表したもの なんです。
ではなぜ、このような基準が設けられているかというと、コースが難しくなればなるほど、腕の差がはっきりと表れて、スクラッチプレーヤーを基準としたコースレートでは、アベレージゴルファーには不利に働くことが多いためだそうです。
実際に、スロープレートの方が公平性が高いということで、導入するゴルフコースが増えてきているそうです。