免許取りたての頃、私は赤のスターレットに乗っていた。
赤い車が気に入っていて、車内は土禁だった。
プラスチックの靴入れを置き、友人や家族にはそこに靴を置いてもらった。
今考えれば、迷惑千万である。
ある日、父と近くのホームセンターに買い物に行った時のことである。
車に乗り込み、自宅に帰ってきた。
降りようとすると私の靴が靴入れに無いのだ。
きっとホームセンターの駐車場に置き忘れた、と思った。
私は一目散に車を飛ばしホームセンターに引き返した。
駐車場に入り、前方を見ると二足の靴がちゃんと揃って私を待っていてくれた👠👠
もし遠方だったら、私が駐車場に着く前に二足の靴は車に轢かれていたかもしれない。
私はその靴が愛おしく感じた。
無事でいてくれてありがとう、という気持ちと共に自分自身を呆れて心の中で笑ってしまった。
それから土禁はすぐにやめてしまった。
もう靴達に可愛そうな思いはさせたくない。
そう強く思った私である。