☆ミュージカル映画の世界☆
先週の水曜日(3/25)は東京都近代美術館フィルムセンター@京橋へ。招待券が手に入ったので「ミュージカル映画の世界」を鑑賞してきました

20世紀初頭から中盤、後半にかけて、MGMミュージカルの栄華を辿るめくるめく作品群。往年のブロードウェイのスターたちが演じるきらびやかな世界

ズラリと並んだ名作のポスターたちを見て、懐かしい時代を思いを馳せることができました。良き時代のアメリカングラフィティって感じ
。ただ、絵柄だけではちょっと物足りなくて…。リアリティがないんです。しかもポスターのキャプション(説明)の位置が下過ぎて、しゃがまないと見づらいし。やはり何かミュージカル関連ビデオを流して、会場を盛り立てて欲しかったなと。タップの名手、フレッドアステアやオードリーヘップバーン、ジーンケリー、フランクシナトラ等々大御所がポーズを取って出ているポスターは確かにわ~っという感動がありましたけどね
なかでも、「バンドワゴン」と「シカゴ」のポスターの大胆な構図が斬新

他にも、「マイフェアレディ」「ウエストサイドストーリー」「オールザットジャズ」など、いろいろ惹き付けられました

ですが、実は私的には常設展の方が興味深かったのです。
「日本映画の歴史」を紹介しているのですが、そこで日本最古の歌舞伎の映像、黄金時代の時代劇、トーキー時代、アニメーションの映像がビデオで見られるのは貴重!アニメは当時のセル画や映写機まで展示があり、面白かった!
ただ、常設展を見なければ企画展に進めないのはどうかと。
もし見たくもないものならじれったくて疲れます。
もう少し順路を考えて欲しいです。
…ちょっといわく付きではありますが、映像に関する作品を集めた展示というのは珍しいので良かったです

☆脚本家山本むつみさん講演会☆
先日夜、通っているシナリオスクールで定期的に開催されている講演会に参加してきました
パネリストはスクール出身者で作家や脚本家として活躍している方々。なので、親近感と共に、抜きん出る才能を羨みつつ、何とかプロになるコツや秘策を伝授してもらおうという熱心なオーラがムンムン
キャンセル待ちが出るほどの熱烈ぶり。それもそのはず、この日は待望の豪華ゲスト、「ゲゲゲの女房」、「八重の桜」など、かの人気ドラマの脚本を書かれた山本むつみさん。れっきとしたシナリオセンター出身者です。
平日は雑誌の編集者として、週末はシナリオライターと二足のわらじを履いて二年間頑張ったという根性の持ち主。
1時間15分という枠をはみ出し、みっちりとお話いただいて感服しました
これからプロをめざす人に、盛りだくさんのメッセージやエピソードを伝えていただきました。感謝

流暢な早口で次々と言葉が流れ出る様に、知的さと文才を感じさせます。
なかでも、ドラマの影響力についての話は興味深かったです

地域起こしや被災地の復興にはドラマは一役買い、人を動員することができるが、逆にその影響力を利用して、政治や思想の扇動などにも使われることもあるとか。
ドラマは下手なアジテーションよりよほど効果があるらしい…。
それを考えると、ちょっと怖い気がする。
表裏のある、ドラマの功罪を踏まえた上で、脚本を書かれている。その達観したモノの見方は流石だと思いました
今は、書けば書くほど本が増殖していくのが悩みだそう…。
部屋を2つ借りても収まらないほどだそうで。。。
私も今のところ、なるべく図書館で済ませているけど、仕事となれば買わないと間に合わなくなるかな…。
まあ、そこまでの大家になれば別だけど(笑)。
他にも「八重の桜」を書く上での裏話、あえて時代劇を選んで書く理由、月一で見に行くほどの歌舞伎ファン、悪者とされている田沼意次が好きだとか、つい最近では何でもない場所で転んで脚を骨折したとか…いろいろ聴いていると、雲の上の人というイメージではなく、気さくな素顔が見えてきて親しみを感じました。
コンクールに複数受賞し、大河ドラマを書くほどの実力。あそこまでスゴくなくてもいいから、少しでも近づけたらいいなと思いました





