いまや二郎三郎は、秀忠を自在に操る家康波の智将であった。
彼の壮大な夢は、江戸・大阪の和平を実現し、独立王国=駿府の城を中心に自由な「公界」を築くことだった。
キリシタン勢力を結集した討幕の叛乱を未然に防ぎ束の間の平安を得るが、秀忠の謀略から遂に大阪の陣の火の手が上がる。自由平和な世を願い、15年間を家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く渾身の時代長編!
(文庫版 裏書より)
素晴らしかったです。
よくぞここまで描ききってくれました^^v
影武者でありながら、家康として大御所にまでなった二郎三郎の人生が面白かったです。
味方陣も、妻妾もあっぱれです!
最後の場面は、映像にして欲しいと思いました。
あとがきを読むと、ますます影武者説が本当に思えてきちゃいます。