フォトショップ講座 「明暗差の補整」 | Shepherdmoon Photography

フォトショップ講座 「明暗差の補整」

  今日は、フォトショップで


 明暗差の付いてしまった写真を修整する方法をご紹介します。


 例としてこちらの写真を使います。


$オープンカー伝道の書-29



  晴れた日に写真を撮ると、よくこういうことになってしまいますね。


 単純に明るさを下げると上の方の暗い部分がもっと真っ暗になってしまうし


 トーンカーブでハイライト側だけ暗くしようとしても、イマイチ上手くいきません。




  また、多角形選択ツールなどで明るい部分だけを囲い込んでも


 そこだけ明るさを変えると選択範囲とその外側との境目がクッキリ出ちゃいます。




  こういう場合にキレイに明暗差を補整する方法があります。


 まずは明るい部分の濃度をもっと濃くします。




 写真画像を開きまして


$オープンカー伝道の書-co1


 クイックマスクモードにします。

 (クイックマスクモードとは、選択範囲を作るのに使うモードです)


$オープンカー伝道の書-co2


 続いて、グラデーションツールを選んで…


$オープンカー伝道の書-co3

 (グラデーションの種類は「線形」、不透明度は100%にしてください)



$オープンカー伝道の書-co4


 明るい部分の端から暗い部分へ向かってグラデーションツールを引っ張ります。


 このとき、明るい部分と暗い部分の境界線に対して垂直になるようにして、


 さらに終点が暗い部分に少し重なるくらいの位置まで引っ張るのがコツです。


$オープンカー伝道の書-co5


 そうすると、このように赤色のグラデーションが掛かります。

 (初期設定では赤色ですが、環境設定で別の色を指定することも可能です)

 1回だけでは薄いので、3~4回繰り返し

 
 グラデーションを掛けた方がいいようです。

 (1回で濃いグラデーションが掛かるようにもできますが説明が長くなるので割愛)


 そこまで出来たら、画像描画モードに戻します。


$オープンカー伝道の書-co6


 そうすると、グラデーションを掛けた方とは反対側の、


 暗い部分の方が点線で囲まれた状態になります。


 つまり、この時点では暗い部分の方が選択範囲になっているわけで


 これを反転させなければいけません。


$オープンカー伝道の書-co7


 反転させて明るい部分を選択範囲にしたら、


 その部分をコピーしたレイヤーを作ります。


$オープンカー伝道の書-co9




$オープンカー伝道の書-co10




$オープンカー伝道の書-co11



  このレイヤーを「トーンカーブ」や「明るさ・コントラスト」で


 色補整して濃くしてやればいいわけです。


 そうすると、このようになります。


$オープンカー伝道の書-30


  暗い部分はそのままで、明るい部分だけが補整されました。




  クイックマスクモードでグラデーション・ツールを使うことによって、


 明るい部分から暗い部分へ向かって徐々に不透明度が下がる選択範囲を


 作ることが可能です。


 

 こうすると、明るい部分だけを色補整しても、


 暗い部分との境界が不自然になりません。




  同じ要領で暗い部分を選択範囲にしてコピーレイヤーを作り


 明るく補整してやると、最終的にこのようになります。


$オープンカー伝道の書-31


  元画像と比べて、明暗差の少ない写真が出来上がりました。


 では、元画像・明るい部分だけ補整した画像・暗い部分も補整した画像を


 並べてみましたので、違いをご覧ください。



$オープンカー伝道の書-co12



  作品としての風景写真を撮った場合は


 このような修整は必ずしも好ましいことではないかもしれませんが


 それ以外の用途で撮影した写真なら、見栄えを良くする手段として


 とても便利ですので覚えておいて損はありません。




  ふぅ~、疲れた…。