はい、相変わらずの思わせ振りなタイトルに釣られた方・・・
ようこそ![]()
A子さん、前回の後にここまで他の教習もあったんですが飛ばして・・・![]()
狭路通過・・・S字・クランクの通過です![]()
ぱっと見、狭いですよね![]()
普通、見かけませんよね![]()
当然彼女も同感でした・・・。
実際の道路であるのか、通るのかは別問題で「安全に通って」もらわないと免許が取
れないっす。
必要性をいろいろ説明してトライです![]()
車両感覚、タイヤ感覚、危険時の対応・・・。
車両感覚は見えてるのでタイヤ感覚の方が難しいっすが・・・ここで前回の「花とゆ
め」踏み練習が生きてきます![]()
無理せず危ないかなと思えば止まり考え、そのまま進めそうになかったらバックする
のが大切です![]()
検定でも一度で通れとはなってないので。
クランクで言えば中で二回曲がりますが・・・二回とも修正しても大丈夫です![]()
同一場所では一度の修正、安全確認がしっかり出来てれば・・・減点なしです![]()
私「さて、とりあえずクランクから通ってみようか。曲がり方はとやかく言わないの
で、失敗しても当然だから気楽に。ただ、曲がる反対側に寄るようにね」
A子さん「えっ
クランクからですか
」
私「そう。Sの方が通りやすそうかな
」
A子さん「はい、曲がり方が緩やかなんで・・・」
私「まぁ、ぱっと見はね。でもクランクは分かると絶対と言えるほど失敗しない
よ。」
そうなんです、クランクは失敗しない物なんです![]()
Sもさすがに指導員が普通に通れば失敗しないでしょうが・・・
気を抜いて通ったりすると落ちる事もあるんです・・・![]()
私は落とした事はないですが![]()
検定員が検定コースの試走(今は無いと思いますが)で落としたのを見ました![]()
「こういう時は修正して通ったら良いんだよ」などと何とか誤魔化したそうですが![]()
さて、いよいよA子さんのクランク挑戦です![]()
内輪差を考えた車の誘導はまずまず![]()
やはり前にあるポールが気になり当てない気持ちが出て、後輪が脱輪です。
実はコレを待ってたんです、私の思惑通りの彼女![]()
A子さん「ごめんなさい、落としちゃいました」
私「場内の失敗は気にしなくても大丈夫。やっぱりポールが気になったかな
後輪は
落ちると思った
落ちてから分かった
」
A子さん「当たらずに行こうと思って・・・。何となく落ちそうな気はしました
が・・・落ちてから、やっぱりって思いました」
私「何となく、なら合格あげても良いよ
見えないからね。実際の道路でなら『何と
なく』なら止まってるよね
で、安全策を考えてるはず。」
A子さん「そうですけど・・・」
私「検定でも一度で上手に通らなくても良いから。さ、修正に入ろう」
修正に入ります。
バックするんですが周囲、特に後方はよく確認させて・・・ちなみに検定の時に後ろ
の車が邪魔なら下げてくれます![]()
問題はハンドルをどうするか![]()
まあ二択で、そのまま下がるか逆に回して下がるかですが・・・
特に内輪差で通れなくなった時に間違うと、ますます通りにくくなるか下がる時に前
輪が落ちますよね![]()
しっかり理解してもらって・・・一口で言えば元に戻って「やり直し」ですが、通れ
なかった場所からまた考えなくちゃね![]()
次に大回りしてポールに当たりそうな時・・・
A子さん「当たっちゃう
」
私「当たりそうだし見えてて分かりやすいし止めて正解。これで合格したのと同じだ
よ
」
A子さん「当然、バックですよね・・・
」
ハンドルをどうするかの説明で、今度は逆に回して下がると少しのバックで楽に通れ
るのを彼女は知ります![]()
この後も何回かわざと失敗させてバックでの修正した通り方を身に付けさせます。
はい、通り方は最初から教えません![]()
普通の教習生は通り方からなんですが・・・違う教え方をすると、教え方の統一など
いろいろありまして![]()
彼女も何度も失敗させると「このタイミングでは小回りで後輪が危ない」「このタイ
ミングでは前が通れない」と何となくわかって来るので、自然と良いタイミングを覚
えていきます![]()
時間がかかるのに納得してくれれば、しっかり身に付きます![]()
失敗が多いほど方法の引き出しも多くなりますからね![]()
私「免許取ってからでも下がるゆとりをもって。検定では場合によっては、わざと大
回して下がって通るように」
さて、次はいよいよ難関のSコースに挑むA子さんです![]()