目尻切開後に目尻が折れ曲がる変形とはどのようなものなのか、詳しく見ていきます。
目尻切開後、目尻がコの字に折れ曲がっている場合、何が変わっているのでしょうか?
すっきりと横に長く見える目元を期待して目尻切開を受けたものの、手術後に目尻の形が不自然に変わり、鏡を見るたびに気になってしまう患者さまは少なくありません。
腫れが引くのを待っても、目尻がコの字に折れ曲がって見えたり、内側の粘膜が赤く露出している場合は、時間の経過とともに自然に整う変化ではない可能性があります。
これは、皮膚が治癒する過程で生じる一時的な現象ではなく、目尻を本来の位置に支えていた外眼角靱帯と筋肉の連結が断たれたり、瘢痕によって癒着したりすることで生じる構造的な変形である場合が多くあります。
表面を縫合し直すだけでは目尻にかかる張力に耐えることが難しいため、構造そのものを再建する必要があります。
同じ目尻切開後の矯正であっても、再手術と修正術では目的が異なります。再手術が仕上がりの大きさや角度を整えるための手術であるのに対し、修正術は崩れた目尻の構造を本来の状態に近づけるための手術です。
両者は難易度やアプローチが異なるため、現在の目元に生じている問題がどちらに該当するのかを、まず見極めることが重要です。
本日は、目元の整形を専門的に行うシウォン整形外科で、目尻切開修正について詳しくご説明します。
目尻切開後に目尻の変形が生じるのはなぜでしょうか?
目尻切開は、目尻の外側を切開して目の横幅を広げる手術であり、その過程では外眼角靱帯や結膜、粘膜の境界部分も扱います。
目尻は、まばたきのたびに引っ張られる部位であるため、支持構造が弱くなると、切開した部分が本来の方向へ戻ることができず、折れ曲がったり開いたりした状態で固定されることがあります。
切開範囲が支持構造を越えると、目尻の先端に角が生じてコの字のように見えることがあります。
また、結膜が外側へ押し出されると、赤い粘膜が露出します。左右の外眼角靱帯の位置や回復速度に差がある場合には、高さや形の左右差が残ることがあります。
涙が流れる経路やまぶたが合わさる角度がずれると、涙がたまりやすくなったり、乾燥感が強くなったりするなど、機能的な不快感につながることもあります。
このような変化は、表面に見えている皮膚だけの問題ではありません。まぶたの内側にあるグレーラインや靱帯の付着部までずれている結果であるため、瘢痕だけを整える方法では形を維持することが難しくなります。
目尻切開後に生じる目尻の変形を、4つのタイプに分けて整理しました。
再手術と修正術はどのように異なり、修正はどのような順序で行われるのでしょうか?
再手術は、初回手術の結果が期待と異なった場合に、大きさや角度を再調整するための手術です。
一方、修正術は断裂したり位置がずれたりした構造を本来の位置へ戻す手術であるため、癒着した瘢痕組織を層ごとに剥離し、外眼角靱帯を骨膜へ再固定する工程が含まれます。
難易度が異なるため、状態によっては修正を先に単独で行うほうが安全な場合があります。
目尻切開の再手術と修正術では、目的と扱う組織の層が異なります。
修正では、目尻に残った瘢痕と癒着を、皮膚・筋肉・結膜の各層に分けて精密に剥離するところから始めます。癒着した組織を剥がして本来の位置を確保した後、断裂または伸びた外眼角靱帯を骨膜へ再固定し、まぶたの内側の境界であるグレーラインをつなぎ直すことで、目尻が再び自然な曲線を描くように再建します。
左右の状態が異なる場合には、変形が確認された側のみを修正する方法で対応します。両側を同時に手術しなければ形が整わないというわけではなく、残っている組織の量や瘢痕の位置に応じて手術範囲を決定します。
カウンセリングと構造評価から、層別剥離、再建、経過観察までの進行段階です。
目尻切開修正についてよくいただくご質問
Q1. 目尻切開後、どのくらい経ってから修正を受けられますか?
以前の手術によって生じた瘢痕や癒着が落ち着くまでには、一般的に6か月以上かかります。
表面の皮膚が治癒したように見えても、内部の組織がまだ柔らかい状態では、正常組織と損傷した組織の境界を見分けることが難しく、結果が不安定になる可能性があります。そのため、十分な回復期間を置いてから手術を行うほうが安全です。
Q2. 粘膜が少し見える程度でも手術が必要でしょうか?
変形が軽度であれば、まずは経過を観察します。構造のずれが広い範囲に及び、形態の変化が明らかな場合に修正を検討します。ご自身で判断するのではなく、現在の状態を直接確認したうえで決めることが大切です。
Q3. 修正と再手術を一度に受けることはできますか?
状態によって異なります。癒着が広範囲に及んでいる場合には、まず構造を本来の状態へ整え、その後に形を調整するほうが結果が安定することがあります。2つの手術を同時に行うと組織への負担が大きくなり、再変形につながる可能性があります。
Q4. 修正をすると、さらに傷跡が残ることはありませんか?
既存の切開部位を活用し、追加の切開をできるだけ抑える方向で手術計画を立てます。初期には縫合部位が目立つことがありますが、各層を精密に合わせた場合、時間の経過とともに徐々に薄くなる傾向があります。ただし、回復の速度には個人差があります。
修正後の目尻は、時間の経過とともにどのように安定していくのでしょうか?
手術直後は、腫れや赤みのため目尻のラインが不自然に感じられることがあります。抜糸後から輪郭が徐々に現れ始め、1~2か月ほど経過して腫れが落ち着き、再固定した靱帯が安定してくると、目尻の角度も少しずつ自然になっていきます。
6か月から1年ほどかけて瘢痕が成熟し、長期的な形が確認できるようになります。この時期まで折れ曲がりや粘膜露出が再び現れなければ、構造が安定していると判断します。それまでの間は、定期的な経過観察が必要です。
目尻切開後に変わってしまった目尻が気になり、人と向き合うたびに気後れしたり、つらい思いをされてきた患者さまのお気持ちに、シウォン整形外科は寄り添います。
シウォン整形外科では、無理な再切開や画一的な方法を勧めることはありません。1対1のカウンセリングを通して、外眼角靱帯や瘢痕、残存組織の状態を客観的に分析し、再変形の可能性を抑えるための修正計画をご提案します。目尻の構造にある原因を見落とさず、誠実な診療を行ってまいります。
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