二重ラインの左右差と目を開く力の左右差を比較した「左右差」の原因

 

二重手術後、十分に回復を待ったにもかかわらず、鏡を見ると片方の目だけが目立って小さく見えて悩んでいませんか?

手術後の左右差は、単に二重ラインがずれているだけの問題ではありません。ラインの高さ・形状の違いと、目を開く力の左右差という異なる要素が重なって生じることがあります。

 

ずれたラインを整えるだけではバランスが改善しないケースもあるため、再手術を計画する前に、左右差の原因をそれぞれの要素に分けて詳しく診断することが重要です。

 

今回は、目元の美容整形に特化したシウォン整形外科において、二重再手術後に残った左右差を目つき矯正と併せて改善できるのか、その判断基準について詳しく解説します。

■ 二重再手術と目つき矯正を同時に行うことはできますか?

二つの施術は一つの治療計画の中で組み合わせて設計することが可能です。実際に、二重ラインの問題と目を開く力の左右差が重なっているケースも多く、ラインの再手術と目つき矯正を同時に行うことがあります。ただし、重要なのは「一緒にできるか」ではなく、「一緒に行う必要がある状態なのか」という点です。

 

片方は黒目が大きく見え、反対側は黒目の露出が少ない左右差は、目を開く力、すなわち上眼瞼挙筋(levator palpebrae superioris)の働きの左右差によって生じることがあるため、二重ラインをどれだけ精密に整えても左右差が残ることがあります。

 


 

 

 

一方で、目を開く力は左右でほぼ同じで、二重ラインの高さだけが異なる場合には、ラインを再設計することで整えられることがあります。

 

 

 

つまり、目つき矯正を併用するかどうか(黒目の露出量の左右差・二重ラインの左右差)は、単なる選択ではなく診断結果によって決まるものです。二つの要素を区別せずに左右の目を同じように手術することが、かえって左右差を生じさせる原因となる場合があります。

 

 

 

また、定量的な根拠もあります。両側の加齢性眼瞼下垂に対して手術を受けた274名を分析した2017年の研究では、全体の再手術率は32.5%でした。一方、術前の左右のMRD差が1mmを超えていた群では再手術率が42.7%となり、左右差がなかった群の28.1%と比較して有意に高い結果となりました(オッズ比1.90、p=0.019)。

 

術前から存在していた左右差を正確に把握できなければ、再手術の可能性そのものが高くなるため、当院では二重ラインより先に、目を開く力の左右差を確認します。

■ 左右差はなぜ生じるのでしょうか?原因によって修正方法はどのように異なりますか?

左右差は一つの診断名ではなく、複数の原因によって生じる結果です。そのため、原因によってアプローチそのものが異なります。

 

左右差の原因別・修正方法の比較

 

 

原因のタイプ 外見上の特徴 修正方法
ラインの高さの左右差 片方だけラインが形成されている、または片方が薄く反対側が厚い状態 ラインの高さを再設計
ラインの形状の左右差 片方はインライン、反対側はアウトラインへ流れる状態 ラインの形状を調整
目を開く力の左右差 黒目の露出量が左右で異なる状態 目つき矯正によって露出量を調整
まぶたの厚み・下垂の左右差 片方のまぶたがより厚く、重く覆いかぶさっている状態 皮膚切除および眼窩脂肪除去
目の横幅の左右差 蒙古ひだの程度が左右で異なる状態 目頭切開・目尻切開
眼球位置の左右差 眼球が突出または陥凹しており、左右で異なる状態 個別の診断に基づいて治療計画を立案

 

 

ここに再手術特有の要素も加わります。初回手術によって生じた瘢痕組織や変化した組織層、以前の縫合による癒着などによって、選択できるアプローチが変わるため、再手術ではより慎重な治療計画が必要です。

 

また、片側の眉毛の下垂など、まぶたの外側にある要因によって左右差が生じることもあります。そのため、目に見える二重ラインだけでなく、内部の筋肉の状態や眉毛の位置まで総合的に確認する必要があります。

■ 診断から手術計画までは、どのような段階を経るのでしょうか?

当院では治療計画を立てる前に、まず目を開く力を数値で確認する計測を行います。目つき矯正を併用するかどうか、またその範囲をどこまで設定するかが、この結果によって決まるためです。

 

MRD1および上眼瞼挙筋機能の測定位置

 

• MRD1測定: 角膜の光反射点から上眼瞼縁までの距離を測定します。正常値は4~5mmとされ、左右差が2mmの場合は軽度、3mmの場合は中等度、4mmの場合は重度に分類されます。韓国では、上眼瞼が黒目の上部を1~2mm覆っている状態を正常とする基準も示されています。

 

• 上眼瞼挙筋機能検査: 眉毛を固定した状態で、最大下方視から上方視までの眼瞼の移動距離を測定します。韓国の基準では14mm以上を正常とします。この数値は適用可能な術式を決定する重要な指標となり、機能が4mm未満まで低下している場合には、挙筋を利用した矯正ではなく、前頭筋吊り上げ術が必要となることがあります。

 

• ヘリングテスト: 下垂している側のまぶたを持ち上げた際に、反対側のまぶたが下がるかどうかを確認します。これにより、片側のみを矯正するのか、両側を同時に矯正するのかを判断します。

 

• フェニレフリン点眼テスト: 2.5%フェニレフリンを点眼し、少なくとも5分後にMRD1を再測定します。これにより、隠れていた反対側の眼瞼下垂が明らかになることがあります。

 

• 前頭筋による代償の除外: 眼瞼下垂がある場合、前頭筋(frontalis)の緊張が高まり、眉毛を持ち上げることでまぶたを代償的に引き上げていることがあります。そのため、正確な目を開く力を確認するためには、すべての計測を眉毛をリラックスさせ、固定した状態で行う必要があります。

■ 再手術はいつから可能なのでしょうか?

最も一般的な誤解の一つが、「早く修正するほど良い」という考え方です。

 

手術直後は、腫れや上眼瞼挙筋の浮腫によって一時的な眼瞼下垂が生じることがあり、軽度から中等度のものは自然に回復するケースも少なくありません。

 

そのため、腫れが残っている時期に見られる左右差が、必ずしも実際の左右差とは限りません。

 

また、瘢痕が柔らかくなり組織が安定するまでにも時間が必要です。そのため、組織が十分に安定した段階で状態を判断することが基本となります。

■ 再手術前に自分で確認できる項目はありますか?

以下の項目は、目つき矯正の併用を検討する際のサインとなります。セルフチェックだけで診断することはできませんが、カウンセリングで何を確認すべきかを整理するうえで参考になります。

 

二重再手術前のセルフチェックリスト

  1. 額に力を入れたり眉毛を持ち上げたりしなければ、目を楽に開けません。

  2. 額の横ジワが深い、または無意識に顎を上げて正面を見ることがあります。

  3. 左右で黒目の露出量に明らかな差があります。

  4. 上眼瞼が黒目を1~2mm以上覆っています。

  5. 夕方になるほど目が下がってきます。この場合は重症筋無力症の鑑別が必要です。

  6. 「いつも眠そうに見える」と言われます。低矯正の場合によく見られる傾向です。

  7. 二重ラインの上に余分な折れ込みが生じています。目を開く力の低下が原因となっている可能性があります。

  8. 片方の眉毛が反対側より明らかに下がっています。

■ よくあるご質問(Q&A)

Q1. 状態の悪い片側だけ手術することはできませんか?

下垂している側のまぶたを持ち上げた際に反対側も一緒に下がる場合は、ヘリングテスト陽性と判断され、この場合は両側の手術が推奨されます。

 

左右の眼瞼挙筋は同じ程度の神経刺激を受けているため、片側だけを持ち上げると、それまで反対側に向かっていた代償性の刺激が減少し、反対側のまぶたが下がることがあるためです。

 

片側の矯正が適切なケースであっても、当院では反対側の術前の高さを目標として治療計画を立てます。そのため、手術直後の印象だけで結果を判断する必要はありません。

Q2. 手術から3か月経ちましたが、左右差が目立ちます。今すぐ再手術を受けてもよいでしょうか?

まだ腫れが残っていたり、上眼瞼挙筋の浮腫によって一時的な眼瞼下垂が生じたりする時期であるため、この段階で見られる左右差は、組織が安定することで変化する可能性があります。

 

低矯正や左右差に対して、韓国の資料では6か月以降、英語圏の文献では3か月以降を目安として示すなど、時期には幅があります。そのため当院では、計測結果と組織の状態を総合的に確認したうえで、再手術の時期を判断します。

 

露出症状などが伴っていない場合は、時間を置くことで形態が徐々に整っていくケースも少なくありません。

Q3. 再手術をすれば完全に左右対称になりますか?

完全な左右対称を保証することはできません。すでに手術を受けた目では、瘢痕や癒着など複数の要因が関係しているため、ある程度の左右差が残ることは避けられない場合があります。

■ 最後に

何度も手術を受けたにもかかわらず左右差が残り、鏡を見るたびに気持ちが沈んだり、写真を撮ることさえ避けるようになった患者様のお気持ちを、シウォン整形外科は深く理解しています。

 

左右差は、必ずしも手術そのものに問題があったために生じるものではありません。もともと存在していた左右差や目を開く力の違いが、手術後に目立つようになった結果であるケースも多くあります。そのため、修正はまず原因を正確に把握することから始まります。

 

当院では無理に再手術を勧めることはせず、1対1のカウンセリングを通して、二重ラインの左右差と目を開く力の左右差を計測によって客観的に分析し、できる限り無理のない、安全性を考慮した手術計画のみをご提案しています。

 

江南・新沙洞・狎鴎亭・瑞草エリアで目元の美容整形に特化したシウォン整形外科のキム・チャンユン院長が、患者様ご自身に十分にご理解いただいたうえで治療をお決めいただけるよう、誠実に診療いたします。

 

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