目尻切開・タレ目形成後、左右の目の大きさが違って見えたり、目尻が再びくっついてしまったように感じて不安ではありませんか?
目尻切開・タレ目形成は、目元をすっきりと広げる優れた施術ですが、左右それぞれの目の解剖学的条件や皮膚・軟部組織の性質によって、傷跡が治癒して収縮する速度には違いが生じます。
シウォン整形外科では、トリミング手術後6か月から9か月にわたる回復過程で、なぜ一時的に左右差が生じるのか、またこれを構造的な観点からどのように経過観察すべきなのかについて詳しく解説します。
シウォン整形外科
大きく滑らかな目元を希望される方が、二重の次に多く検討される施術が、目尻の角度や長さを調整する目尻切開・タレ目形成です。
しかし、目元の美容整形の中でもトリミング手術は、手術台でデザインした1mmの変化がそのまま一生固定されるものではありません。目を開閉するたびに絶えず物理的な張力が加わり、切開した軟部組織が治癒していく過程で、必然的に組織の一部が再び癒着したり、収縮したりする経過をたどります。
こうした回復過程の特性から、初期には左右の目のバランスが整わず、焦りや不安を感じる患者様も少なくありません。今回は、回復過程で生じる左右差(非対称)の解剖学的な原因と、時期ごとの変化について詳しくご説明します。
左右差を引き起こす根本的な解剖学的原因
人間の顔面骨格は、生まれつき左右が完全に同じではありません。眼球が収まっている眼窩骨の大きさ、眼球の突出度、目尻を覆っている皮膚の厚みなどにも、わずかな左右差があります。
このような状態で左右の目尻(lateral canthus、外眼角)と下眼瞼を同じ量だけ広げたとしても、傷が治癒する過程で瘢痕組織が癒着する速度や、皮膚が収縮する力は左右で異なって作用します。さらに、もともと骨格的な左右差が大きい方の場合は、それを補うために左右で切除量を変えて施術することがあります。その場合、初期の腫れが引いていく過程によっては、一時的に左右差がより目立って見えることがあります。
目尻と下眼瞼の変化によって生まれる視覚的な相乗効果
回復期間は長く、慎重な経過観察が必要ですが、組織が十分に安定した後の視覚的な効果は非常に優れています。
目尻の形成によって上がっている目尻を下げることで、やや険しく見えていた印象が穏やかで柔らかな印象へと変化し、強膜(sclera、白目)の外側の露出範囲が広がることで、横方向に長くすっきりとした目元を得ることができます。
さらに、下眼瞼の直線的な傾斜を緩やかに下げるタレ目形成を加えることで、目の縦幅まで広がり、目全体がより大きく見えるようになります。この2つの施術は互いに補完する作用があるため、患者様の目元の状態に合わせて適切に組み合わせることで、より良い相乗効果が期待できます。
時期ごとの経過観察が重要な理由
手術後約2か月前後の初期回復期には、左右で腫れが引いていく速度や下眼瞼組織の柔軟性に違いがあるため、一時的な左右差(非対称)が目立って見えることがあります。
しかし、これは傷が治癒していく過程で生じるごく自然な現象です。多くの場合、時間の経過とともに瘢痕が柔らかくなり、組織が本来の位置に馴染んでいくことで、左右差も徐々に改善していきます。
そのため、早い段階で再手術を決断するのではなく、2か月、6か月、9か月など、段階的な定期検診を受けながら回復の経過を見守ることが重要です。十分な回復期間を経た後も左右差が大きく残っている場合には、その時点で担当医と追加の修正方法について相談することが安全です。
目尻切開とタレ目形成の違い
2つの施術は、手術を行う解剖学的位置と目的が異なるため、一人ひとりの目元の状態に応じて単独で行う場合もあれば、相乗効果を得るために組み合わせて行う場合もあります。
アプローチ部位:目尻切開 ― 目尻(外眼角)の端部分 / タレ目形成 ― 下眼瞼の外側の傾斜部分
主な目的:目尻切開 ― 目の横幅を延長 / タレ目形成 ― 下眼瞼の傾斜を下方向へ調整
期待される効果:目尻切開 ― 横幅の拡大 / タレ目形成 ― 白目の露出増加および縦幅の拡大
安定する時期:目尻切開 ― 約3~6か月で初期の癒着 / タレ目形成 ― 約6~9か月で最終的な形態が安定
適している方:目尻切開 ― 横幅が短く、目が中央に寄って見える場合 / タレ目形成 ― 目尻がきつく上がっている、または下眼瞼が重く覆って見える場合
患者様一人ひとりに合わせた精密な診断、シウォン整形外科
目元の美容整形および再手術を専門とするシウォン整形外科では、画一的な診療を行っておりません。手術前には1:1の綿密な診断を通して、患者様の目尻の骨の位置、皮膚の余裕、眼球の突出度など、解剖学的構造を細かく分析します。
トリミング手術は、患者様本来の左右差だけでなく、回復過程における組織の収縮まで多角的に考慮する必要がある繊細な術式です。当院では、カウンセリングの段階から手術によって期待できる効果だけでなく、回復期間中に生じる可能性のある限界についても包み隠さず丁寧にご説明し、患者様が安心して回復に専念できるようサポートしています。
患者様が特に気になるトリミング手術後の左右差に関するQ&A 5選
Q1:朝と夜で鏡を見るたびに左右差の程度が違って見えるのですが、正常ですか?
ごく自然な現象です。手術後数か月間は、体内の水分バランスによって朝はむくみが強くなり、左右差が大きく見える一方、夕方には腫れが引いて左右のバランスが整って見えることがあります。組織が安定するまでは、時間帯によって形が異なって見える場合があります。
Q2:片方の目だけ結膜浮腫がひどく、白目が腫れぼったく見えます。これも左右差に影響しますか?
結膜浮腫(chemosis)が強い側では、白目が腫れることで眼球とまぶたの間を押し広げるような状態になります。そのため、腫れが強い側の下眼瞼がより上に引き上げられて見えたり、めくれて見えたりすることで、左右のトリミングの程度が異なって見えることがあります。腫れが落ち着くにつれて、徐々に本来デザインした位置へ戻っていきます。
Q3:抜糸をしたら、むしろ手術直後より目が小さくなり、左右差も大きくなったように感じます。
手術直後は、医療側が意図的に組織を過矯正(over-correction)した状態でしっかり固定することがあります。その後、抜糸を行い、術後1~3か月頃になると、瘢痕が治癒し、組織が収縮しようとする強い力(張力)が生じることで、一時的に目尻が引き上げられたり、左右差が生じたりすることがあります。これは回復過程における自然な中間段階です。
Q4:温冷パックをしっかり行って腫れを早く引かせれば、左右のバランスも早く整いますか?
腫れを早く引かせたからといって、最終的な左右のバランスが早く整うわけではありません。外見上は腫れが引いているように見えても、内部の筋肉や組織が本来の位置に癒着して安定するまでには、一定の時間が必要です。過度なマッサージや物理的な圧迫は、かえって固定している組織を緩ませる可能性があるため、注意が必要です。
Q5:左右差を整えるための再手術や修正は、いつ行うのが最適ですか?
収縮した瘢痕組織が柔らかくなり、目尻切開・タレ目形成の最終的な形態が安定するのは、手術後約6~9か月以降です。少なくとも6か月以上十分に経過を観察したうえで、骨格的な限界を超えた左右差が持続している場合には、その時点で医療機関と修正手術について相談することが最も安全です。
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