目尻切開後に残る赤い跡、それは傷跡ではないかもしれません
目尻切開後、「目尻に真っ赤な傷跡が残ってしまった」とご相談に来られる患者様は少なくありません。
しかし、その赤い部分は単なる傷跡ではなく、過度な切除によって下まぶたが外側へ反転する眼瞼外反が生じ、本来は眼球に接している赤い結膜が露出している状態である可能性があります。
鏡を見るたびに目尻の形がえぐれたように不規則になり、「赤い傷跡」がいつまでも治らないように見えるため、人と会うことさえ避けるようになってしまったという患者様も多くいらっしゃいます。
しかし、その赤い部分は軟膏を塗れば改善するような皮膚の傷跡ではない場合があります。
これは目を支える微細な筋肉や靱帯の支持構造が崩れたことで起こる解剖学的な変形であり、根本から改善するためには構造そのものを再建する精密な修正手術が必要となります。
今回はシウォン整形外科で、右目に重度の眼瞼外反が生じ、結膜が大きく露出して「赤い傷跡」と誤解されていた症例をご紹介します。さらに、目尻の形態変形と下垂を伴っていた目尻切開後の後遺症を修正し、術後9か月が経過した症例について詳しく解説いたします。
目尻切開修正術前
目尻切開修正術前(2025.09.25) 正面視
目尻切開後の後遺症(目尻の形態変形・結膜露出・眼瞼外反・目尻の下垂)の改善をご希望され来院されました。
目尻切開修正術前(2025.09.25) 上方視
目尻切開修正術前(2025.09.25) 右側視
目尻切開修正術前(2025.09.25) 左側視
目尻切開修正術前(2025.09.25) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25) 90度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25) 90度側面
目尻切開修正前の状態チェック
目尻切開修正術前の状態チェック(2024.10.31)
目尻切開修正術前の状態チェック(2024.10.31):不規則な形態変形
目尻切開修正術前の状態チェック(2024.10.31):目尻の開大による目尻の下垂
目尻切開修正術前の状態チェック(2024.10.31):眼瞼外反
目尻切開後遺症修正 実際の症例分析
来院時の状態:
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目尻の境界ラインが崩れ、不規則な形態変形が生じていました。
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特に右目では重度の眼瞼外反(下まぶたが外側へ反転する状態)が認められ、本来眼球に接している赤い結膜が大きく露出していました。患者様ご本人は、この状態を「治らない赤い傷跡」だと思われていました。
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外眼角靱帯の支持力が失われ、目尻が著しく下垂していました。
患者様のお悩み・ご希望:
凹凸があり赤くえぐれたように見える目尻を自然で滑らかな形へ整え、下がってしまった目元を持ち上げることで、疲れて見える印象を改善したいと希望されました。
シウォン整形外科の治療方針
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目尻切開修正術
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復元切開(目尻切開再手術)
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目尻の高さ調整
Q1. 目尻に残る赤い跡は、なぜ傷跡ではなく「眼瞼外反」なのでしょうか。
目尻(外眼角)は、上下のまぶたを眼球へ密着させる重要な支点の役割を担っています。
最初の手術でグレーライン(Gray Line)が損傷すると、まぶたは本来の張力を保てなくなり、下まぶたが外側へめくれ返るようになります。この状態を**眼瞼外反(Ectropion)**と呼びます。
眼瞼外反になると、本来眼球と接している赤い結膜が外側へ露出します。
一般の患者様には、これがまるで手術の傷が治らず「真っ赤な傷跡」が残っているように見えますが、実際には傷跡ではなく、支持構造が崩れたことによって内側の結膜が反転して見えている状態なのです。
Q2. なぜ目尻の形が滑らかではなく、不規則に変形してしまうのでしょうか。
切開した皮膚・筋肉・結膜を、本来の解剖学的な層(Layer)ごとに正確に合わせて固定しないまま治癒すると、それぞれの組織が異常に癒着する「癒着現象」が起こります。
さらに、まばたきのたびに繰り返し加わる張力によって、切開部は均一な形で閉じることができず、一部が陥没したり突出したりするようになります。
その結果、本来なめらかなラインを描くはずの目尻は凹凸のある不規則な形へ変形し、見た目にも目立つ状態となってしまいます。
目尻切開修正 術前・術後9日比較
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 正面視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 上方視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 右側視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 左側視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 90度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9日(2025.10.04) 90度側面
目尻切開修正術後9ヵ月のレビュー
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 正面視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月(2025.10.04) 上方視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月(2025.10.04) 右側視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月(2025.10.04) 左側視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月(2025.10.04) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月(2025.10.04) 90度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月(2025.10.04) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月(2025.10.04) 90度側面
目尻切開修正 術前・術後9ヵ月比較
目尻切開修正 術後9か月経過比較(安定期)
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9ヵ月後(2025.10.04) 正面視
眼瞼外反(結膜露出)および不規則な形態変形の改善
傷跡のように真っ赤に見えていた右目の露出した結膜は、修正手術によって眼球へ自然に密着する状態まで改善しました。
その結果、赤みは目立たなくなり、目尻は正常な皮膚色を保った滑らかなV字ラインへと整えられています。
目尻の下垂改善
支持力を失って下方へ落ち込み、疲れた印象や老けて見える印象を与えていた下まぶたは、本来の張力を回復しました。
患者様が希望されていたように、より穏やかで自然な印象の目元へ改善が認められました。
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 上方視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 右側視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 左側視
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 90度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 45度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 90度側面
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 比較
崩れてしまった目元の構造と、傷ついたお気持ちに寄り添う丁寧な診療
望んで受けた手術の結果によって、毎日鏡を見るたびに赤く目立つ目尻を見て、不安やつらい思いを抱え続けてこられた患者様のお気持ちを、シウォン整形外科は誰よりも深く理解し、真摯に受け止めています。
当院では現在の解剖学的な状態を丁寧に診断し、組織への負担を最小限に抑えながら、安全性を最優先とした精密な手術プランをご提案しております。
繰り返しの手術によって損なわれた目元の支持構造を一つひとつ再建し、患者様が再び安心して日常生活を送れるよう、最後まで責任を持ってサポートいたします。
目尻切開修正術前(2025.09.25)、術後9か月(2026.06.25) 比較
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回復の過程や術後の経過には個人差があり、腫れ・内出血・感染・左右差・瘢痕形成などの合併症や副作用が生じる可能性があります。そのため、手術をご検討の際は、事前に医師との十分なカウンセリングを受けていただくことをおすすめいたします。
シウォン整形外科






































