目尻切開とタレ目形成(グラマラスライン)は、目の横幅・縦幅を広げ、より大きくすっきりとした印象の目元をつくるための手術です。

しかし、過度な切開や不適切な固定によって目尻の解剖学的構造が損なわれると、目尻が丸く大きく開いてしまう「コの字変形(Webbing Deformity)」や、下まぶたが不自然に下がってしまうなどの重い後遺症が生じることがあります。

特に変形が著しい場合には、見た目の問題だけでなく、人前に出ることへの不安や精神的な苦痛を抱えて来院される患者様も少なくありません。

シウォン整形外科では、重度の後遺症によって深いお悩みを抱えた患者様のお気持ちに寄り添い、安易に結果をお約束するのではなく、損傷した組織を細部まで精密に分析し、解剖学的構造に基づいたオーダーメイドの再建治療を行うことを基本方針としています。

今回は、当院で行った目尻切開修正・タレ目形成(グラマラスライン)修正の術後2か月症例をご紹介します。大きく変形してしまった目尻が、本来のなめらかなカーブを取り戻していく過程を、Q&Aを交えながら詳しくご紹介いたします。

 

 目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前

 

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

 

目尻切開を受けられた後に発生した過度な変形の改善のためご来院された患者様です。

 

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)術前(25.12.23)

 

 

 目尻切開修正(目尻切開復元)、タレ目形成修正(タレ目形成復元)前の状態チェック

 

目尻切開修正、タレ目形成修正前の状態チェック(25.12.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正前の状態チェック(25.12.23)

 

以前に受けられた目尻切開の影響により、グレーライン(Gray Line)が著しく損傷し、肉眼でもはっきりと確認できる重度のコの字変形(Webbing Deformity)が認められました。

 

さらに、過度なタレ目形成(グラマラスライン)によって下まぶた本来のなめらかなカーブが失われ、水平に近い一直線の形で下方へ牽引されているため、目元全体が非常に不自然で不安定な印象となっています。

 


Q1. なぜ目尻が大きく開き、D字状に変形してしまうのでしょうか?

目尻切開後、本来シャープなV字を保つはずの目尻がコの字状に開いてしまう状態を、Webbing Deformity(コの字変形)と呼びます。

 

これは、まぶたの縁を形成する重要な構造であるグレーライン(Gray Line)が手術によって損傷したことが主な原因です。

 

グレーラインが破綻し、さらに外眼角靱帯の支持力が失われると、上下のまぶたが正常に接しなくなり、目尻が浮き上がって丸く開いたような重度の形態変形が生じます。

 

今回の患者様には、著しく変形した目尻を正常な形態へ改善するため目尻切開修正を、また、過度に下方へ牽引されていた下まぶたを改善するためタレ目形成(グラマラスライン)修正を併せて行いました。


Q2. 重度に変形した目尻は、目尻切開修正とタレ目形成(グラマラスライン)修正をどのように行うのでしょうか?

変形が重度であるほど、表面の皮膚だけを引き寄せて縫合するような単純な方法では、再び組織が開いてしまう可能性が高くなります。

 

そのため当院では、損傷した内部構造を根本から修復する複合再建術を行っています。

 

■ 目尻切開修正(目尻形成):

断裂・損傷した外眼角靱帯を正確に確認し、本来固定されるべき眼窩骨内側へしっかりと再固定します。これにより、重度のコの字変形を改善して自然なV字の目尻へ導くとともに、患者様のお顔立ちに合わせて目尻の高さも自然に調整します。

 

■ タレ目形成(グラマラスライン)修正:

過度に下方へ牽引され、水平方向に一直線となっていた下まぶたの眼輪筋および腱膜を丁寧に剥離・解除したうえで、黒目を自然に包み込む本来のゆるやかなカーブへ再配置します。

 

一般的なコの字変形であれば、目尻切開修正のみで改善できるケースがほとんどです。しかし本症例では、コの字変形が非常に重度であり、タレ目形成(グラマラスライン)による下方向への牽引力も取り除く必要があったため、タレ目形成(グラマラスライン)修正を併せて施行しました。

 

    

行った手術

目尻切開修正(目尻切開復元)

復元切開(目尻切開再手術)

目尻整形(目尻の高さ調節)

タレ目形成修正(タレ目形成復元)

 

 

 目尻切開修正、タレ目形成修正 術前・10日後 比較

 

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

 

目尻切開修正タレ目形成修正手術を行う前と手術10日後(抜糸直後)を比較した画像です。

 

大きく開いていた目尻が、計画通りに安定して閉じられたことが確認できます。

 

また、手術部位にみられる内出血や結膜の軽度な腫れは、組織が治癒していく過程で生じる正常な回復反応です。これらの症状は、時間の経過とともに徐々に軽減し、より自然な状態へと落ち着いていきます。

 

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・10日後(26.01.02)比較

 

 

 目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー

 

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

目尻切開修正、タレ目形成修正2ヶ月目のレビュー(26.02.23)

 

 

 目尻切開修正、タレ目形成修正 術前・2ヶ月後 比較

 

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

 

術後2か月が経過し、組織が安定し始めた時点での比較です。

 

  • 最も顕著で重度であった目尻のコの変形(Webbing Deformity)は、目尻本来の自然なV字形へと改善されました。

 

  • また、タレ目形成(グラマラスライン)修正により、水平方向へ引き下げられて不自然な印象となっていた下まぶたは、黒目をやさしく包み込む本来のなめらかなカーブを取り戻しています。

 

  • 崩れていた目尻全体のバランスも自然に整い、術前と比べてより穏やかでやさしい印象の目元へと改善されたことがお分かりいただけます。

 


Q3. 複合再建術から2か月後、目元はどのように安定していきますか?

修正・再建手術後の1〜2か月は、組織が治癒する過程で、一時的に手術部位が硬くなったり、つっぱるような感覚(瘢痕反応)が生じる時期です。

 

しかし、術後2か月を過ぎる頃からは瘢痕組織が徐々に柔らかくなり、再建した目尻や下まぶたも患者様本来の組織になじみながら、より自然な状態へと安定していきます。

 

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

 

 

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

 

前回の手術による傷跡と心の負担に寄り添う ― シウォン整形外科

目元の修正手術は、表面の皮膚を整えるだけの治療ではありません。前回の手術によって複雑に癒着した瘢痕組織や筋肉を一つひとつ丁寧に剥離し、本来あるべき解剖学的な位置へと再建していく、高度な技術を要する手術です。

 

また、まぶたの厚みや瘢痕の癒着の方向、軟部組織の損傷の程度は患者様ごとに異なるため、それぞれの状態に合わせた最適な術式を選択することが何より重要です。

 

シウォン整形外科では、前回の手術による後遺症に長い間悩まれ、不安な気持ちで毎日鏡をご覧になってきた患者様のお気持ちに、まず真摯に寄り添うことを大切にしています。

 

画一的な治療を行うのではなく、院長自らがカウンセリングから手術まで一貫して担当し、お一人おひとりの解剖学的特徴を丁寧に見極めたうえで、安全性と自然な仕上がりを重視した最適な治療計画をご提案いたします。

 

患者様が再び、自然で穏やかな目元と安心して笑顔になれる毎日を取り戻せるよう、私たちはすべての診療に真心を込めて取り組んでまいります。

 

目尻切開修正、タレ目形成修正 術前(25.12.23)・2ヶ月後(26.02.23)比較

 

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日本語字幕付きです照れ