目尻を長く見せ、すっきりとした印象へ導く目尻切開。しかし、術後に期待とは異なり目尻が丸く開いてしまったり、左右の高さに差が生じたりして、手術前以上に悩まれる方も少なくありません。目尻の赤い傷跡や形態の変形は、人と会話をするときに視線が集まりやすい部位であるため、日常生活や対人関係にまで大きなストレスを与える原因となります。
シウォン整形外科では、皮膚表面だけを整えるのではなく、崩れてしまった内部構造そのものを再建する修正(復元)手術に重点を置いています。
今回は、目尻切開後に典型的な「コの字変形」とウェブ変形(webbing deformity)、さらに目尻の高さの左右差が生じた患者様に対し、目尻切開修正(復元)と目の下脂肪再配置を同時に行った複合再建術の術後10日目の経過を、Q&Aを交えながら詳しくご紹介いたします。
目尻切開修正(目尻切開再建)前
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開後に発生した副作用を改善するために来院された患者様です。
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)
目尻切開修正(目尻切開再建)前の状態チェック
目尻切開修正(目尻切開再建)前の状態チェック(25.09.08)
目尻切開修正(目尻切開再建)前の状態チェック(25.09.08)
来院時の患者様の目尻の状態です。
以前の目尻切開の切開線が開いてしまい、コの字状に変形したウェビング(webbing deformity)が明らかに認められました。また、左右の目尻の高さにも差があり、目元全体が不安定な印象となっていました。
患者様は、このような術後変形の改善に加え、左右の目尻の高さの非対称もあわせて改善されることをご希望されました。
Q1. 目尻切開後に目尻が「コの字」のように丸く開いてしまう原因は何ですか?
上下のまぶたが接する目尻には、「グレーライン(Gray line)」と呼ばれる帯状の重要な解剖学的構造があります。目尻切開の際、このグレーラインが過度に損傷したり、外眼角靱帯を骨膜へ正確に固定できなかったりすると、目尻を支える支持力が失われてしまいます。
その結果、本来であれば鋭いV字状に接合されるはずの上下眼瞼が適切に癒合せず、創傷治癒の過程で組織同士が癒着し、丸みを帯びて開いた「コの字変形(Webbing deformity)」が生じるようになります。
患者様提供の手術前の画像
患者様提供の手術前の画像
該当の患者様は目尻切開の副作用改善と目尻の高さの非対称を改善することをともにご希望でした。
Q2. 開いてしまった傷跡の修正と、目尻の左右差はどのように同時に改善するのでしょうか?
すでに組織が損傷し癒着した目尻に対して、皮膚だけを無理に引き寄せて縫合しても、眼球の動きや皮膚にかかる張力に耐えられず、再び開いてしまう可能性が高くなります。
シウォン整形外科では、崩れた内部構造そのものを土台から再構築する精密な修正(復元)手術を行っています。まず、異常に癒着したwebbing deformityの瘢痕組織を丁寧に剥離し、その後、緩んでしまった外眼角靱帯を確認して、患者様の目元全体のバランスに合わせた適切な高さで眼窩骨へ確実に再固定します。
これにより、開いてしまった目尻をシャープなV字形へ再建すると同時に、左右の目尻の高さの非対称も精密に改善することが可能となります。
なお、本症例では、目の下の膨らんだ脂肪を平らに整える目の下脂肪再配置術も併せて施行し、目元全体の凹凸をより滑らかで明るい印象へと改善しました。
行った手術
目尻切開修正(目尻切開再建)
復元切開(目尻切開再手術)
目尻の高さ調節
目下脂肪再配置
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)10日後(抜糸直後)の画像です。
手術部位に発生した全般的な痣と腫れは時間の経過とともに徐々に消えていきます。
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)10日目のレビュー(25.11.10)
目尻切開修正(目尻切開再建)前、10日後の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前と10日後の比較画像です。
コの字型に目尻が変形だれた部分が改善され、尖った形態に改善された姿を確認できます。
Q3. 目尻切開修正(復元)後、目尻が硬く引きつる感じがありますが、これは正常でしょうか?
はい。これはごく正常な回復過程ですので、過度に心配される必要はありません。
複合的な修正(復元)手術を行った目尻では、術後1~2か月頃までは創傷が治癒する過程で、皮膚の下にある軟部組織が一時的に硬くなったり、突っ張るような感覚が生じたりすることがあります。これは瘢痕組織(瘢痕反応)が形成される正常な治癒反応の一つです。
しかし、術後2か月頃からは、このような張りや緊張感は徐々に和らいでいきます。それに伴い、瘢痕組織の硬さも次第に柔らかくなり、精密に再配置した内部の靱帯組織が、患者様本来の組織になじむように自然に安定していきます。
※瘢痕組織が十分に柔らかくなり、目尻が安定した本症例の「術後6週間」の経過については、次回の続編で詳しくご紹介いたします。
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
目元の美容手術による後遺症を修正することは、単に皮膚を縫い合わせるだけの処置ではありません。残存している組織の量、皮膚にかかる張力の方向、目尻の角度など、数多くの要素を立体的に分析し、一つひとつ丁寧に調整していく高度な臨床的精密さが求められます。
シウォン整形外科では、長い間鏡を見るたびに悩みを抱えてこられた患者様のお気持ちに、まず真摯に寄り添うことを大切にしています。画一的な術式を押し付けることなく、代表院長による1対1の綿密な診察を通して、お一人おひとりの瘢痕の深さや癒着の状態を正確に見極め、安全性と適応を十分に考慮した最適な修正プランをご提案いたします。
再び自然でやさしい目元を取り戻し、安心して日常をお過ごしいただけるよう、すべての診療過程に誠実に取り組んでまいります。
目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.10.31)、10日後(25.11.10)の比較
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