目尻切開後、目尻の先端がシャープな形を保てず、「コの字変形」となって丸く開いてしまったり、赤い結膜が露出したりする後遺症でお悩みの方は少なくありません。このような変形が生じると、目元が不自然に見えるだけでなく、機能的な不快症状を伴うこともあります。

 

しかし、いざ修正手術を検討しても、「傷跡を閉じてしまうと、せっかく大きくした目が以前のように小さく窮屈な印象へ戻ってしまうのではないか」という不安から、手術をためらわれる方も多くいらっしゃいます。

 

今回は、コの字変形を改善しながらも目の横幅の縮小を最小限に抑えるため、「目尻切開修正」「復元切開」「目尻の高さ調整」を組み合わせて行った患者様の、術後9日目の初期経過について客観的にご紹介いたします。

 

 目尻切開修正(目尻切開再建)前

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

目尻切開後に発生した副作用(コの字変形)改善のために来院された患者様です。

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)

 

 

 

 

 目尻切開修正(目尻切開再建)前の状態チェック

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前の状態チェック(25.09.12)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前の状態チェック(25.09.12):コの字変形

 

ご来院時のお目元の状態です。

 

以前の目尻切開によりグレーラインが損傷し、上下のまぶたが正常に接合できず、目尻がコの字変形となって丸く開いた状態が認められました。

 

患者様は、この後遺症をシャープな目尻へ改善しながらも、現在の目の大きさが小さく窮屈な印象にならないことをご希望されていました。

 


Q1. 目尻切開後、目尻がシャープにならず、コの字変形となって開いてしまう原因は何ですか?

 

目尻では、上下のまぶたが接する部分に、まつ毛の生えていない滑らかな帯状の組織である「グレーライン(Gray line)」があります。

 

過去の目尻切開でこのグレーラインが損傷したり、まぶたを支える外眼角靱帯を眼窩骨(眼窩縁)へ十分に固定できなかったりすると、このような構造的な変形が生じます。

 

靱帯による支持が失われた状態では、皮膚の張力に耐えられず手術部位が再び開いてしまい、目尻の先端が丸く開いた「コの字変形(Webbing deformity)」として固定されてしまいます。


Q2. 傷跡を閉じるために修正手術を行うと目が小さくなると思いますが、それをどのように最小限に抑えるのでしょうか?

 

開いた皮膚だけを単純に引き寄せて縫合する一般的な修正手術では、目の横幅が小さくなることは避けられません。

 

そこで当院では、損傷した靱帯を本来の位置へ再建する修正手術に加え、「復元切開(目尻切開再手術)」と「目尻の高さ調整」を組み合わせて行います。

 

異常な瘢痕癒着を丁寧に剥離した後、外眼角靱帯を眼窩骨へ再固定する際、その固定位置の高さを患者様の解剖学的条件に合わせて適切に下方へ調整します。

 

目尻の高さをやや下方で固定することで、目尻側のスペースを十分に確保できるため、傷跡をシャープに閉じながらも、目が詰まったり小さく見えたりすることを最小限に抑えることができます。

 

    

行った手術

目尻切開修正(目尻切開再建)

復元切開(目尻切開再手術)

目尻の高さ調節

 

 

 

 

 目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)を行って、9日(抜糸直後)が経った画像です。

 

手術部位に発生した全般的な痣と腫れは時間の経過とともに徐々に消えていきます。

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

目尻切開修正(目尻切開再建)9日目のレビュー(25.09.22)

 

 

 

 

 目尻切開修正(目尻切開再建)前、9日後の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前と9日後(抜糸直後)の比較画像です。

 

手術前、目尻の部位が過度に変形(webbing deformity、コの字変形)していたのが

尖った状態に改善されたのが確認できます。

 

Q3. 術後9日目にはどのような症状がみられますか?また、瘢痕組織はどのように変化していきますか?

 

術後9日目(抜糸直後)は、皮膚表面の傷は治癒しているものの、内部組織では創傷治癒が活発に進み、瘢痕組織が形成され始める急性回復期にあたります。

 

この時期は、手術部位の周囲に内出血や軽度の腫れが残ることがあります。また、外眼角靱帯を眼窩骨へしっかりと再固定しているため、強く目を閉じたり表情を動かしたりした際に、目尻が重たく感じたり、やや突っ張るような感覚を伴うことがあります。

 

これは、緩んでいた構造を安定した状態へ再建するために必要な固定過程で生じる正常な生理反応です。

 

こうした初期の腫れや突っ張り感は永続的なものではなく、時間の経過とともに内部の癒着が徐々に柔らかくなり、自然な動きへと回復していきます。

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

  

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

 

臨床的な精密さで実現する、構造的な再建

後遺症が生じた目尻を修正する際、「傷跡だけを消しゴムで消したように改善し、目の大きさはまったく変えない」といった魔法のような手術は存在しません。しかし、残された皮膚の余裕、靱帯の癒着の程度、そして骨格の角度まで精密に分析・設計することで、患者様が最も心配される目の横幅の縮小を最小限に抑えながら、安定した構造を再建することは可能です。

 

シウォン整形外科は、目元再手術に高度に特化したクリニックとして、過度な結果をお約束するのではなく、臨床的な精密さと誠実な再建医療を何よりも大切にしています。

 

再手術を繰り返し、不安やお悩みを抱えて来院される患者様に対しても、客観的な医学的根拠に基づいた、誠実で実現可能な治療方針のみをご提案いたします。

 

目尻の変形や傷跡によって日常生活にご不便を感じている方は、ぜひ当院の精密診断を通じて、ご自身のお目元に適した現実的な改善方法についてご相談ください。

 

 

目尻切開修正(目尻切開再建)前(25.09.13)、9日後(25.09.22)の比較

 

 

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