患者様から良くいただくご質問の一つは
「睡眠麻酔」関するものです。
これに関してご説明する前に
それぞれの麻酔に対する概念の理解が必要です。
①局所麻酔:手術部位のみを遮断し、痛みを感じられないようにする。意識は維持。
②睡眠麻酔:睡眠を誘発。痛みは感じる(局所麻酔が同時に必要になる。)
前向性健忘症(antero-grade amnesia)を誘発し、麻酔の効果が持続される間の記憶を消す。
③全身麻酔:意識の消失を含む完全な麻酔。
一般的に美容外科の手術は局所麻酔のみでも行うことが可能です。
しかし、手術室で患者様が感じる不安や緊張、局所麻酔に対する恐怖感などを
緩和させるために睡眠麻酔を補助的に使用し始めました。
一般的に美容外科で使用している
睡眠麻酔薬は「Propofol」と呼ばれるもので、
ミルク注射とも呼んでいます。
「Propofol」の特徴は以下の通りです。
- 早い睡眠誘導
- 早い回復時間
- 肝臓から代謝を通して分解:2~24時間かかるとされているが、実際の臨床効果はもっと短い(数分以内)
- 注入時に痛みを伴う
- 吐き気・嘔吐を誘発
- 一時的な無呼吸状態:必ず酸素飽和度をモニタリングしながら手術を行う必要がある
早い回復が可能なため、安全に使用できる睡眠麻酔誘導剤ですが、
呼吸の低下を誘発する可能性があるため、必ず酸素飽和度のモニタリングが可能な
場所で行われる必要があります。
また、意識が回復された後も
めまい等の症状が誘発されるため、
手術当日の運転は控えることが安全だと言えます。
一般的な麻酔の手順が次の通りです。
- 局所麻酔-痛みの有無を確認後手術を開始
- 睡眠麻酔-睡眠後に局所麻酔-手術開始
- 睡眠麻酔-全身麻酔-局所麻酔-手術開始
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