目尻切開とタレ目形成をためらう理由の一つは目尻切開とタレ目形成の手術効果の持続性にあります。大変な過程を経て手術を受けたのにも関わらず時間が経って効果が消えてしまったら、誰でも手術を悩むと思います。

 

目尻切開とタレ目形成の手術部位はその解剖学的特性上、難しい手術になります。

 

特異な解剖学的構造によって非常に多様な手術法が発展されており、目尻切開手術の正解といえる方法も完全には成立されていない状態です。

 

ですが、近年のタレ目形成と目尻切開のトレンドは、切開後に発生する過度な副作用の発生を減らすことと手術の効果が安定的に持続させることです。

 

 

目尻切開、タレ目形成 前

 

目尻切開、タレ目形成 前(20.12.29)

目尻切開、タレ目形成 前(20.12.29)

目尻切開、タレ目形成 前(20.12.29)

 

 

目の横幅が狭く、目つきが窮屈とした部分に対する補完のため目尻切開とタレ目形成をご検討された患者様です。

 

陥没型の眼球形態に合わせ、外眼角(目尻)周辺部の皮膚が厚い方で、平均的な水準と比べて切開の効果は制限的であると予想させる状態でした。

 

全体的に目の横幅が狭いため、目尻切開を通して横幅の増加を図り、目尻が平均以上に上がった部分に関しては目尻切開時に目尻の高さ調整(目尻靭帯移動と類似)を一緒に行いました。

 

 

目尻切開、タレ目形成1年後の経過・レビュー

 

目尻切開、タレ目形成1年後の経過・レビュー(21.12.20)

目尻切開、タレ目形成1年後の経過・レビュー(21.12.20)

目尻切開、タレ目形成1年後の経過・レビュー(21.12.20)

 

目尻切開とタレ目形成を行ってから1年が経過した様子です。

 

目尻切開を通しては目の横幅を増加させ、目の大きさを増加させると同時に、外眼角(目尻)の高さ調整(目尻靭帯移動と類似)を同時に行い、より大きく見えて柔らかい感じの目つきへと変化させました。

 

目尻切開と一緒に行ったタレ目形成を通して、下眼瞼の直線の感じの傾斜部を曲線形態の滑らかな形に変化させました。これにより強膜(白目)の露出度が増加し、目が大きく見えて、柔らかな感じの目つきへと変化した部分を確認できます。

 

 

目尻切開、タレ目形成 前・後

 

目尻切開、タレ目形成 前(20.12.29)・後(21.12.20)

 

目尻切開とタレ目形成は手術及び外眼角部位の解剖学的特性上、再発(もとの状態に戻る、切開の効果が落ちる)の宿命を内在した手術です。

 

これを克服するため外眼角靭帯を切ったりグレーラインを切るなどの目尻切開が流行していましたが、それによる様々な副作用(コの字変形、鉤型変形、粘膜浮き、強膜露出、眼瞼外反、流涙症など)の発生頻度が増加する問題が発生しました。

 

これを補完し、目尻切開の効果を安定的に持続させるために、様々な新しい方式の手術法が開発され、行われています。

 

目尻切開、タレ目形成 前(20.12.29)・後(21.12.20)

目尻切開、タレ目形成 前(20.12.29)・後(21.12.20)

 

シウォン整形外科の目尻切開は既存の外眼角靭帯とグレーラインを切る方式の目尻切開ではなく、二つの解剖学的構造物を全て保存する形で副作用の発生可能性を下げています。また、固定部位として一番よく使われる骨膜(periosteum)固定を基本としており、必要な場合は骨固定方式を追加で使用し、目尻切開の効果が下がる部分を補っています。

 

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