386：自然癒着二重再手術2ヶ月目のレビュー：後戻りした二重と垂れた皮膚を改善する男性目整形

男性の二重手術を行う際には、女性の二重と比べていくつかの考慮すべき項目があります。

女性の二重は二重ラインが見えるようにデザインすることが一般的ですが、男性の二重は出来る限り目を開けた時に二重瞼があまり目立たないようデザインを行います。

男性の二重は二重ラインが大きくぱっちりしていると少し重い感じの目つきになる可能性があります。そのため、患者様からの確実なご要望が無い限り、奥二重の形の二重瞼をお勧めすることが一般的です。

また、韓国男性の目つきで頻繁に観察される眼瞼下垂は、二重手術時に改善を行うこともありますが、場合によっては眼瞼下垂を改善することで逆効果になる場合もあります。

眼瞼下垂を改善する目つき矯正の目的は、眠そうにみえる目つきを改善して一般的な形の目つき、または、より大きくぱっちりな目つきに変えることです。　

女性の目つきは大きくてぱっちりしているほど魅力的に見えますが、男性の目つきがぱっちりし過ぎると不自然な感じ、または強そうな印象を与える可能性があるため、男性の二重で目つき矯正の必要性は、眼瞼下垂の程度と手術を希望する患者様のご要望に合わせて決めることが重要です。

自然癒着二重「二重（にじゅう）埋没法」再手術前

自然癒着二重「二重（にじゅう）埋没法」再手術前(23.02.25)

過去に行った埋没法二重手術が手術前の状態に後戻りし、それの改善のためにご来院された患者様です。

自然癒着二重「二重（にじゅう）埋没法」再手術前(23.02.25)

自然癒着二重「二重（にじゅう）埋没法」再手術前の状態チェック

自然癒着二重「二重（にじゅう）埋没法」再手術前の状態チェック(23.02.25)

二重が元に戻った部分と皮膚のたるみによって黒目が平均以上に覆われていることが確認されます。理学的検査上、軽症眼瞼下垂(mild blepharoptosis) が観察されました。両目の皮膚のたるみ具合が異なっており、黒目の露出度に違いが確認されています。そのため非対称眼瞼下垂に誤認できる状況です。

当患者様の目の状態は

1．二重の後戻り（埋没法二重）

2．軽傷眼瞼下垂(mild blepharoptosis)

3．上眼瞼の非対称の皮膚のたるみ：非対称眼瞼下垂に誤認される状況

です。

元に戻った二重と皮膚のたるみの改善のために二重の再手術が必要です。女性の場合には、垂れた皮膚を切除(excision)し、二重をよりぱっちりさせることが適切ですが、男性の二重は出来る限り二重が見えないほうがナチュラルに見えますので、再手術の方法は自然癒着二重（二重（にじゅう）埋没）を選択しました。

女性の目から上述した条件が見られる場合、瞳孔の露出を増やすために目つき矯正が必要ですが、男性の目つきが女性の目のようなぱっちりとした目になる場合、逆に印象が強くなってしまう逆効果が発生する恐れがあります。特に当患者様の場合、眼瞼下垂の程度が酷くなく、瞳孔露出非対称は眼瞼下垂ではない皮膚のたるみが原因であったため、眼瞼下垂の改善（目つき矯正）無しに自然癒着二重（二重埋没）の単独施術となりました。

行った手術

自然癒着二重

「二重（にじゅう）埋没法」

再手術