さて、上巻の感想を書き忘れて、極厚ラノベの8巻目の中巻(極厚って何か避妊具で見たな…)
相変わらず、改行が多くて、この厚さになるのもしょうがないなと思いつつ、どんどん集中。
1日で読み上げるなぞ至難のノベルで、読後の合間合間に、台本またはシナリオ集まがいのこの本、アニメ化した時はさぞや脚本家は削るのに結構苦労しただろうなぞと思った次第。
前巻では、文禄・慶長の役の後始末の政治戦に暗黒G.A.K(安国寺恵瓊)が登場したり、補習授業があったりして、いつもの前巻の事後処理的な展開だったが、今回は、夏合宿描写で戦闘はあるものの、ホライゾン名物の「戦争」がないのが印象的。
一方で本多正純に絡む「戦争」ネタが、ここまで付いてきたホライゾンファンのツボに嵌ることは想像に容易。
また、こんなに分厚いのに、世界の終末までの一年間を描くことが大前提で、ドック「有明」が当初から登場していたので予想していたことだが、夏混み、もとい「夏コミ」を物語のキーとして大胆に挿入。 これをキリスト教改派の動きにブッキングさせるとは、作者、川上稔の妄想は、全くもって深淵。
※そういえば、前作「終わりのクロニクル」も世界の終末である12月25日までと物語の期間を区切ったことで、読者をだらけさせない効用があったかと。
人物描写的には、戦国時代を絡めていることをよいことに、主人公をめぐるハーレム描写をベタベタさせず、さらっと描いており、昨今の全方位型エロエロ、ベタベタ、ハーレム・ラノベと一線を描いていて実に好感度高し。
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ラノベなので、心象風景だ、実は現代社会へのアンチテーゼ、暗喩なぞと深読みする必要がないので、幅広い年代のオタの方々に、是非、書店参考書売り場にある世界史地図、日本史地図を片手に一度、読んでみることをお勧めする。