資さん、牧のうどん、そしてウエストは北九州地区の三大うどんチェーン店だ。
福岡県の国道を走っているとやけにこれらの店の看板が目立つ。
自分がこれを知ったのはやはりケンミンSHOWでウエストの特集を行ったときである。
今では必ずどこかあるいは全部寄っている。
博多ラーメン店よりは多いくらいである。
門司港で焼きカレーを食べた後、小倉、福岡方面への道を進むとすぐに見えてきたのが資さんうどんの看板。
腹は少しいっぱいだったが、せっかくなので躊躇なくこの店に入った。
ここの名物はごぼてんである。
名前は知っていたが、実際に頼んでみると、かなり異様な光景であった。
うどんの上に載っているものと思っていたが、５本の手のようにうどんの上に置いてある。
具というよりうどんプラスゴボウの天ぷらを一緒に食べているようなものだ。
うどんの麺は柔らかく腰はない。
これがうどん伝来の地である九州うどんの特色である。
出汁は甘い九州醤油がとかしてあるせいか少し甘みを感じる。
でもこの感覚はこの資さんも牧のうどんもウエストもそう変わりはない。
腰の強い讃岐うどん、関東うどんとは違う感触だ。
丸亀製麺やはなまるうどんに慣れているとちょっと違うなという感じがする。
おでんも置いてある。おでんとうどんの相性はよいのだろうか。讃岐うどん店でもよく見られる。
好きなおでんの具をとって食べた。
だし汁は全部飲み干す。
ここにはぼた餅もある。
自分は甘くした小豆で包んだこの和風のお菓子を、西日本でぼた餅、東日本でおはぎと呼ぶものと思っていたが、どうやらそうではないようだ。
その素材や季節、習慣などにより目に見える大きな違いがあるようだ。
これはこし餡を使っているので、ぼた餅（牡丹餅）である。
これも一個買った。
ここはうどんだけではなく、親子丼や天丼、かつ丼などもあるようだ。親子丼は好きだが、ここではもう食べなかった。
なおウエストには焼き肉がある。
うどんだけでは客単価が低いので、いろいろとプレミアムを付けて工夫しているようである。