常総市から筑波までは意外と近い、車で10分も東、土浦方面に向かって行けば、筑波学園都市の西端に際係る。
すでに筑波圏内に入っているわけだが、果たしてその中のどこを走っているのかは定かにはならない。
全体的には樹木の薄い森の中を切り開いた幅の広い道路、低い建物、いたるところにある不動産業者の看板。
とうとう中心部と思われるところにつくが、少し高いビルがいくつかあるだけである。
筑波大学、JAXSのセンター、政府研究機関の建物、大きな公園などもやはり広い敷地に点在しているようである。
どこが中心なのかあまりつかめない。
その中で今回探すのが、『ブランデ』という高級スーパーだ。
これはKASUMIという茨城県内の最大の地域スーパーの昨年オープンした新業態だが、先日テレビでもやっていたので、さっそくここに行ってみた。
中心から少し離れているところにあるので、車でなければ無理である。
残念ながら外観の写真は忘れた。
一歩中に入ったところであるが、高級スーパーにふさわしい売り場となっている。
成城石井や明治屋、紀伊国屋などよりもっと余裕のある広さで、ヨーロッパ先進国のスーパー、マルシェのような感じがする。
まずは中にあるイートスペースで食べたものが、スイカだった。
これはもっと豪華かと思ていたが、ふたを開ければ単なるスイカだった。
どおりでここにしては珍しく安いと思った。
大体置いてあるものは欧米の料理品や地元の特産品。
場所かよいと地物の牛乳でも高級そうに見える。
常陸牛や那珂湊の魚なども高級そうな装いが施されている。
輸入物のワイン、チーズはだいたいこういうところにはお決まりのものだが、輸入チーズは一般的にどこでも値段が高い。
国産物のいたチーズやベビーチーズなどで十分だ。
花畑牧場のものも悪くはない。
ワインはたいていチリ産かスペイン産。
自分はよく飲むが、微妙な違いはよくわからない。
しかし日本ワインの有名産地産のものは1000円以上はするがこれはおいしいと思う。
特に勝沼マンズワインのナイアガラ白ワイン。
これはどこでも探すが見つからない。
何でも去年は栽培が不出来だったそうだ。
MiiLと書いてミールというのか。
この店のKASUMIオリジナルブランドのようだ。
結局何も買わなかった。
ただ見て回るだけ。
でも川口市内にもKASUMIはあるので、このブランデも近くに作ってほしい。
目新しい商品に出会うだろう。
だがこうしたものなら近くに成城石井やKALDY、久世福などもあるが、店ごとの規模が小さい。ゆったりとした高級感を味わいたいものだ。
やっと買ったのは道の駅常総から気になっていた茨城名物の焼き芋であった。
思い切ってここでどんなものかを知るため買って食べてみた。
しかしよい焼き方をしている。
色が染み出て中はスカスカ。
サツマイモといえば中身がぎっしりと詰まって、それこそでんぷんのかたまりを食べているという先入観があったが、これは改良を重ねた品種のせいか、固定物的な重みのある芋食品ではなく、味と食感を主体としたスイーツへと変身を遂げていた。
後はそのテレビ番組でおいしいラーメン店の紹介がいくつかあったが、つくば全体が広すぎるので、店がなかなか発見できない。
一つ街道沿いにあったが、残念ながら昼休み。外来者にとってはまあそうしたものだろう。