幌加内カレー祭りを堪能して、国道275号線を旭川へと向かった。
旭川市に入るとここは江丹別という同じくソバの名所をとる。
収穫期の小麦色のソバの畑が続くさまは幌加内と何も変わらない。
ここも激寒の地でかつて氷点下30度の朝に小学校に通おうとする児童が、家の前でテレビ局のインタビューを受けているのを思い出した。
ただ東京のアナウンサーが『僕ごめんね』とあやまっている割には、子供は多少震えていたが、慣れているように思えた。
ただ口が重くなるのかほとんど言葉を発しなかった。
日もくれたので、本日予定している旭川市内の道の駅へと向かった。
旭川は帯広や釧路より一回りも二回りも大きいが、広い道路に低い建物といった北海道の各都市の様子は変わらない。
旭川市内の道の駅はマイマイという大きめの蛾のすごいので、ここはやめて、南へ行ったところにある東川町の道の駅ひがしかわ道草館に行った。
ここには蛾はいなかった。
つい最近見たテレビニュースでは東川町は写真が有名で待遇もよいので、移住者が増え、人口も増えているそうである。
この辺りは水がよい。
数年前にこの奥地にある天人峡温泉に行ったとき、ホテルの水道の水がものすごくおいしかったので驚いた。
旭川市内でもよい。
大雪山から湧き出る水だそうだ。
ちなみに自分の経験から水がおいしいのは他に愛媛県松山市と熊本市周辺。
買った水よりおいしい。
翌朝には国道237号線を美瑛の丘はスルーしてまず先に富良野へと向かった。
ラベンダーで有名なファーム富田も通り過ぎた。
ラベンダーは7月の花でその後は刈り取ってしまうためもうなかった。
正面に見えてきたのは富良野スキー場。
かつてワールドカップも開かれるなどの大きなスキー場である。
右と左に二つの大コースがある。
富良野市内に入ってまず行ったのが、フラノマルシェ。
要するにお土産ショッピングモールである。
場所的に大きいので観光バスが来る。
富良野を中心とした北海道産品が置いてある。
北海道のこうしたお土産店、スーパー、道の駅では大体同じようのものがお土産として置いてある。
ここはそう考えれば全道のお土産店だ。
自分が特に興味を持ったのがトウキビ茶。
これは大手の伊藤園が発売しているが北海道以外では見かけない。
ガラナコーラやカツゲン、焼きそば弁当と同じようなものだ。
なお北海道ではトウモロコシとは言わずにトウキビというそうだ。
このトウキビ茶の最初の一口で感じられる焼きトウモロコシの味、匂いかげんがよい。
パック茶もあったのでそれを買った。
北海道ではお土産を買い忘れても最終的には千歳空港で買えばよい。
さらに羽田や成田でも売っている。
さて富良野名物のグルメといえば富良野オムカレー。
これぞ地元が人工的に作り上げた典型的なB級グルメである。
ここから近くに笑楽亭という店があり、ここから歩いていけるのでさっそく向かった。