国道122号線は東京都北区赤羽橋から川口市内に入り、岩槻、太田、桐生から渡良瀬川沿いに進み日光中禅寺湖まで続く。
かなり長い国道である。
いわば日光に行く裏道ともいえる。
桐生市からは赤城山の山岳地帯に入り、渡良瀬川沿いに進む。
桐生から20キロくらいは行ったところに道の駅くろほね・やまびこがある。
もっとももう少し日光方面へ進めば、道の駅富弘美術館もある。
この日はここで一泊した。
国道沿いだが、トラックの往来もなく静かな道の駅であった。
じつはここを選んだのには理由がある。
それは群馬県の平野部は猛暑地帯で、夜になっても熱帯夜であり、車中泊には不向きである。
自分の経験では夜の気温が27度では絶対にダメ。
25度で窓を開け、風があれば何とか行ける。
23度くらいからが適切である。
雨が降れば気温が下がるのでOKである。
標高が上がれば気温も下がるので、この辺りを見渡したところ、このくろほね・やまびこが適切だと考えた。
車の窓を少し下げたら涼しい夜風が入り快適だった。
自分はプライバシーなど全く気にしない。
キャンピングカーなどで窓を全部閉めて帳までして寝ている人がいるが、暑さ対策はどうしているのかと思う。
エンジンかけっぱなしでの車のエアコン使用は音がうるさいのと車の軽い振動がありこれも気になる。
山間の場所に夜が明けた。道の駅にはすでに朝どれの農作物を運び入れに来る人がいる。
看板には9時30分よりレストランで卵かけご飯の提供があると書いてあった。
自分はこの卵かけご飯が何よりも好きで、今も吉野家や松屋などにも朝定食を食べによく行く。
これは自分の父が好きだったせいもあり、子供のころよりよく食べた。
また旅の道すがら専門店があればすぐに入る。
とりわけ今知っているところは、千葉県成田空港から蓮沼海岸へぬける埴輪街道沿いにある店、国道17号の新潟県湯沢、塩原付近にいくつか。
ここはご飯が魚沼コシヒカリ使用なので特に美味しい。
また岡山県津山市の南。
他にもたくさんあるだろうが、今回のように道の駅にあったのは初めてだ。
どこでも値段が安すぎて商売にならないのかもしれない。
ここで売っていた卵は2500万年前の貝化石、天然ミネラルを食べさせているそうだ。
だからと言ってどうかということはない。
卵2個で入りで500円だった。
朝食としては適切な値段だ。
吉野家でも何かを加えると400円は行ってしまう。
自分はいつも卵を買うときはLサイズのものを買う。
そのほうがコストパフォーマンスがよい。
大きいものは見た目の迫力があり、小さいものは物足りない感じがする。
これはLサイズであった。
卵かけご飯は味がうまいのかそうではないのかはよくわからない。
ただ米の味だけはわかる。
あと最近よく売られている卵かけご飯専用の醤油がある。
これもどこでも炊いて甘みが加えてあり、そう物による違いは感じない。
全国の道の駅でこの卵かけご飯がもっと増えればよいと思う。
卵だけは地元の特選卵がどこでも売っている。
道の駅のメイン商品である。
この中に黄身が崩れないもの風味のある味のするものが結構あるが、割って食べてみないとわからないということに難がある。