3月上旬にまたスキーに行ってきた。
場所は新潟県妙高高原。
実は2月24日にも行ったのだが、車中泊をした新潟県の道の駅魚沼で朝目覚めてスマホニュースを見たところ、ロシア軍がウクライナ侵攻という記事が出ていたので、これは大変なことになったと思い、急遽スキーの予定は中止して家に帰り、ニュースを見ることにした。
実は吹雪だったのであまりスキーをしたくなかったという自分を納得させる良い理由が見つかったというのが、本音かもしれない。
しかし妙高に行った3月10日は違った。
週間予報で晴れの日を選んでいった。
何故なら、自分は1月の気温が低くサラサラの雪の上で滑るのも好きだが、春の寒さが緩み、ほっかりとした穏やかな気分で滑ることができる春スキーも好きだ。
特に山の高い志賀高原や八方尾根などが景色がよくて、前にはよく行った。
妙高高原のリフトで山頂付近まで行けば、長野盆地から志賀高原の山々が見通せてここもよい。
国道18号線で長野県と新潟県の県境に近づくと、左は黒姫、右に妙高が迫ってくる。
この窪地になったところに県境がある。
長野県北部には北信五岳(ごがく)という山々があり、これにはこの黒姫、左の飯縄、右の妙高、奥の戸隠、そして手前に少し低い斑尾がある。
妙高は新潟県(越後)なのでこれには入っていないと思っていたが、入っていた。
ケンミンSHOW的な観点からすれば、自分の県の山を勝手に取るなと怒るかもしれない。
手前の雪の原に唐辛子とかをまいてかんづりを作るのだろうが、ここではやっていなかった。
妙高山の東側斜面には三つの大きなスキー場がある。
向かって右から赤倉(電柱に隠れている)、真ん中が池の平、左が今回行く杉の原である。
この三つともゲレンデの滑走距離は長く、標高差もあり、また雪室もよい。
自分は過去に全部行ったことがある。
杉の原は比較的緩斜面で距離は長い。
初心者、中級者には合っている。
苗場や八歩尾根のような急斜面はない。
非常に長いゴンドラに乗りゲレンデ上部に上がってみた。
確か25年前に行ったときはクワッドリフト3本を乗り継いでいたが、記憶違いか少し変わったようだ。
実はこのゴンドラの終点からもう一本クワッドがあり、妙高山山頂のすぐ下のところまで行っていたが、この日は動いていなかった。
リフトの乗り物が外されていたので、すでに廃止したのかもしれない。
スキー場は今は絶不調の状態にある。
小さいところは廃止になり、大きいところもゲレンデの縮小が引き続いている。
ここもその例に漏れない。
また客も少ない。
ここの駐車場はガラガラでかわいそうなくらいだ。
高いところほど景色がよい。
左手前の山は斑尾だ。
手前にはナウマン象で有名な野尻湖がある。
その向こうの山並みは志賀高原から野沢温泉に続く2000メートル級の山並みだ。
杉の原のコースは非常に長い。
緩斜面がどこまでも続いているという状態だ。
かつては物足りなかったが、今はちょうどよい。
福島県アルツ磐梯、北海道ルスツ高原とよく似ている。
ただこの日は気温が高く春うららでよいのだが、昼近くになると湿雪状態になり、転倒すると嫌なのでスキー操作が重くなってきたので、早々と引き上げることにした。
実は帰りの長野県内でスーパーなどのいくところが少しあったことある。
スキーだけではマウントがとれない。