以前にこの写真によるとどう県名あてクイズを始めた時にに述べたが、問題の1から5は基本的にあてるのが難しいほうから出題している。しかしこれはあくまでも自分なりの判断だ。
1 超難関
基本的には県民しかわからない。他県民でも興味を持っているオタク的な性質の人、研究者にはある程度分かる。クイズ番組では東大王クラスである。しかしその中でもわかるのは一人か二人。芸能人参加者はその県出身者でないとわからない。
2 難関
該当県民の中高年齢者なら大体わかる。他県民でも行ったことのある人、見たことのある人ならわかる。クイズ番組では東大王の普通の難度。Q様の上級問題。宮崎、カズ、宇治原、石原クラスなら答えるだろう。年配者、経験者が有利な問題だ。
3 普通
該当県民、その周辺の他県民、興味を持っている人ならふつうこたえられる。大体通常のクイズ番組でこの程度がわからないともうあまり出演させてもらえないだろう。タイムショック、潜在能力テスト、小学5年生などの普通の問題で、高学歴芸能人、中高年齢者ならわかるはずだ。
4 易
該当県民は普通全員知っていてほしい。国民の多くも一般常識として知っている。学校の授業でも一応やっているはずだ。ミラクル9やネプリーグによく出るが、年齢を問わず一般視聴者でも対応できるだろう。
5 国民の常識
このレベルは問題として出してもあまり面白くないので、むしろ出演者の珍解答を楽しむレベルである。トリニクって何の肉がこれにあたるか。これはクイズ番組というよりお笑いバラエティーである。それはそれで面白い。外した場合は非常に恥ずかしいし、わからない場合はおバカタレントとしてのキャラが付く。
次の写真の都道府県はどこですか。
1
4
5
答えは福井県です。
1はへしこの茶漬けです。へしこは鯖の糠漬けで、昔の人の魚肉の長期保存法です。へしこは福井県の郷土料理に選定されている伝統物です。福井県内のスーパーには鯖の一本漬けが多く売られています。関西地方ではなじみがありますが、関東の人はそんなに知らないと思います。日本海側の各地にはこのほかにもフグの卵巣(猛毒)、ニシン、イワシなどを粕漬にしているところがたくさんあります。
2は鯖街道福井県若狭熊川宿の道の駅です。鯖街道は若狭の小浜や敦賀などの漁港と京都を結ぶ道(国道367号線)です。若狭で水揚げされた魚をこの道を通って京都まで大急ぎで運ばれました。琵琶湖の北を通っていますが、山岳地帯にもかかわらず結構まっすぐです。途中名所などはあまりありませんが、京都側の起点は有名な三千院のある大原です。
3は福井市内にあるヨーロッパ軒のソースカツどんです。全国の有名カツ丼の一つです。福井市を代表するB級グルメとなっており、ケンミンSHOWでも紹介されました。同じようなカツ丼は新潟市にもあります。福島県会津若松や長野県駒ケ根のものとは傾向が少し違い自家製のソースをくぐらせる薄めのかつ丼です。
4はこれも郷土料理に選定されている越前そばです。大根おろしをかけるのが特色です。しかし信州そば、わんこそば、出雲そばとは違い日本三大蕎麦には行っていません。そばと大根おろしはとても良く合うと思います。昭和天皇が戦後に福井県で食べ、これはうまいといった話が残っています。自分としてはわんこそばOUT,越前そばINだと思いますが、こういう日本三大何とかには業界や地域の『大人の事情』が絡んでいます。
5は鎌倉時代に道元禅師の開祖した永平寺です。全国の曹洞宗の若手僧侶の修業の場となっています。永平寺は商才にもたけて、この地方の食品や特産物に永平寺のブランド名が付いているのを多く見かけます。よく紅白歌合戦の終わった後始まる行く年くる年の冒頭で、雪の降る永平寺より最初の除夜の鐘が慣らされるシーンをよく見ます。自分の家も曹洞宗なので、ここに立ち寄ったときにはグッズを買って帰り、家の仏壇に供えます。
お詫び
福井県では4あるいは5の問題で、越前ガニと東尋坊を揚げなければならないが、両方とも写真がない。よって問題にするrことができなかった。ちょっと全体的にと難しい問題になってしまった