南四国2県で好きなもの | 全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

食品スーパーが好きな私は、その土地でしか売られていないものを見つける旅に最近車でよく出かけています。現在住んでいる首都圏のスーパーでは見かけられないものを、各地のスーパーの売り場でご当地食品見つけたいと思います。

高知県と愛媛県は意外と地産食品やB級グルメ物が多い。大体東京から離れるほど、多くなっている。しかし一番多いのは沖縄と領域の広い北海道であることには間違いがない。愛媛県と高知県はだいぶ遠くなった。また関西の影響も少ない。そして江戸時代にはしっかりとした大名の支配領域である藩もあった。交通も不便である。地産食品、地方文化を発達させる条件はそろっている。ここには松山と高知には別々に行ったことはあったが、昨年は国道56号線と国道321号線で足摺岬、四万十川まで行った。これで四国の主要なところは大体通った。ここまでくればヤシの木も見られ、もうすっかり南国気分である。スーパーにもいろいろなもの地産のいろいろなものが置いてあったが、面白いことにそのキーワードは、高知県内では坂本龍馬、愛媛県内では鯛であった。やはりその県で全国的に知名度のあるものを商品名として採用していた。

 

南四国2県で好きなもの買うもの

 

高知県   カツオのたたき(百選)  かつお節 四万十川の川のり

       ユズ製品(馬路など) 須崎鍋ラーメン 四万十川の水

       ケンピ  ミレービスケット  帽子パン

愛媛県   宇和島鯛めし  じゃこ天(郷土料理百選)  

       伯方の塩 松山揚げ 削りかまぼこ  伊予味噌

       ポンジュース  松山タルト  今治焼き豚玉子飯(B1)  

 

愛媛、高知の両県はリアス式海岸がその西部にあり、ここで真鯛とハマチが養殖され、全国に出荷されている。養殖技術も改善され、よく脂がのっており、素晴らしくおいしい。東京のスーパーでも愛媛物の養殖鯛は関東近海の天然鯛より値段が高い。よく行く福井県の若狭湾内にある海上釣り堀の鯛やハマチもここから買ったものをいけすに放流している。外洋ではもちろんカツオである。たたきの実演を見ているとつい食べたくなる。四万十川は清流で有名だが、すでに四万十の水はブランドとなっている。高知県中央部を流れる仁淀川、和歌山県の熊野川など中央の山脈から太平洋にそそぐ川は水の色がきれいだということに最近気が付いた。高知県で特色あるものは帽子パン。防止の形をした大きなパンだが、普通のパン生地とカステラで構成されているそうである。これもケンミンSHOWで出てくる。いもケンピとミレーのビスケットは、東京、大阪の大手ではなく、高知県の会社が製造している。帽子パンは県内限定だが、ケンピとミレーは全国に置いてある。高知県のラーメンで昔からあったのが、須崎市の鍋焼きラーメンだ。専門店では鍋焼きうどんのようにして客前で作る。ただ今のところ残念なのは高知市のひろめ市場と日曜市にはまだ行ったことがない。

 愛媛県ではしまなみ海道からの入口である今治の焼き豚玉子丼。これも数々のグルメ番組で紹介されてる。これも多彩なコンビネーション料理であるが、同じようなコンセプトである金沢ハントンライス、長崎トルコライス、佐賀シシリアンライスと比べてこちらのほうがおいしいと思った。甘いソースがよい。宇和島鯛めしは熱海、伊豆のまご茶漬け、鹿児島県奄美の鶏飯とコンセプトが似ている。意外とあっさりしているが、何か出汁と食感がよいので、いつも食べている。観光客には食べ方を説明している。松山揚げと削りかまぼこは薄いつくりの高級食材だが、削りかまぼこはここしか売っていないのでいつも買っている。松山揚げは栃尾油揚げ、凍み豆腐などと同様に全国で売っている。同じくポンジュース、伯方の塩も全国で売っている。松山はある程度人口のある町なので、会社の規模も大きいのか。西日本に行くと急に魚の油揚げやかまぼこが多くなる。この愛媛じゃこ天や鹿児島のさつま揚げなどその他にもたくさんの名物がある。西日本ではこれらをまとめて天ぷらと呼んでいる。愛媛県と広島県のラインが米味噌と麦みその分かれ目だ。この両県でその折衷ものである合わせ味噌が使われている。そのインスタント物がおいしいのでこれもいつも買っている。