埼玉県の地産食品とグルメ料理 2 | 全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

食品スーパーが好きな私は、その土地でしか売られていないものを見つける旅に最近車でよく出かけています。現在住んでいる首都圏のスーパーでは見かけられないものを、各地のスーパーの売り場でご当地食品見つけたいと思います。

大宮にあるソニックシティー。

 

 

ここの二階に埼玉県物産館という施設がある。

 

 

前にここに入ったときに気が付いたことがあった。

 

 

それはここで売られているものはもちろん県内物産、地産食品だが、よく見てみるとその多くが秩父産品、そして県北産品であった。

 

 

この大宮のあるさいたま市産品などはほぼない。

 

 

秩父は県西部山間部にある盆地で、江戸時代、明治時代などは交通が困難な地域であった。

 

 

その結果地産地消のものが多く発達した。

 

 

盆地には固有の地産食品が発達し、そのまま受け継がれていく傾向がある。

 

 

これは日本だけではなく世界もそうだろう。

 

 

秋田県横手、山形市周辺、福島県会津、長野県松本、岐阜県高山、岡山県津山などがそれに値する。

 

 

県北の深谷とか本庄などはケンミンSHOWでは『ほぼ群馬』と言われており、かなり北関東固有の特色を持つ。

 

 

埼玉県の地産食品とグルメ料理

 

・冷や汁うどん  いがまんじゅう(郷土料理百選埼玉県代表)

 

 

 

冷や汁うどんを県東部加須市にある『子亀』で食べた。

 

 

江戸時代から伝わる暑い時期の食品であり、宮崎の冷や汁などと作り方は共通する。

 

 

うどんはもちろん手打ちの加須うどんである。

 

 

 

 

いがまんじゅうにはやっと昨年蓮田にできたサービスエリア内の県産品お土産売り場で巡り合うことができた。

 

 

正月のハレの日食品のようだが、スーパーでは見かけない。

 

 

店員も知っているかどうかは疑問。

 

 

すでに絶滅食品であるような気がする。

 

 

・狭山茶 深谷ネギ 川越さつまいも

・肉汁うどん 武蔵野うどん 秩父わらじカツどん  浦和うなぎ

 煮ほうとう(おっきりこみ)  秩父そば

・東松山やきとん 行田フライ  ゼリーフライ 

・おなめ しゃくし菜  秩父みそポテト  

・秩父ワイン さいぼく豚肉 わたぼく牛乳

・ガリガリ君アイス 十万石饅頭  草加せんべい

 

 

正直これは小粒のものがたくさんあるという感じだが、これも群馬県や栃木県と共通する北関東特有の現象ではないかという気がする。

 

 

この中で全国的になんとか知られているのは草加せんべいくらいか。

 

 

これは高級せんべいで多分まだ食べたことはないと思う。

 

 

ガリガリ君アイスは関東では知られるが、全国ではどうか。

 

 

アイスだからなかなか品質保持ができないだろう。

 

 

全国での埼玉県物産展はあまりないと思うが、あっても品数はあるが、特にこれといったものはない。

 

 

秩父、県北を除く地元民さえ知らないというものが大部分だ。

 

 

特に県南の東京ベッドタウン地域は絶望的だ。

 

 

自分もこの地産食品調べを行う前までは、この中で草加せんべいくらいしか知らなかった。

 

 

全国に埼玉といえばこれといったものがあってもよいのだが、なかなかカミングアウトさえ難しいのに定番となるのははなはだ容易なことではない。

 

 

ひょっとしたらこう書いている自分も埼玉自虐の罠にはまったのか。