道の駅にはたいてい地産食品売り場があるが、ここにもかなり大きい売店があった。
高田松原の地産品は広田湾でとれる海産物が主力だ。
おいてあるものにはそれほど特色があるというわけではないが、広田湾でとれたもの、養殖したものが中心となっている。
カキは三陸の宮城県松島が有名だが、ここでも養殖が盛んのようだ。
三陸名産のホヤ、イカ、ウニ、サケなどが多い。
またこの辺りはどこでもそうだったが、海藻類が目立つ。自分はノリ、特に生のノリが好きだが、あってもここでは買わない。
あくまでもスーパーで買うというのがポリシーである。
この売店の奥のほうにはグルメスポットがあった。
特に昼食時なので何か名産グルメでも食べていこうかと思った。
実は震災の前の2010年にも行ったときにもここで屋台の海鮮や着物を食べている。
カキの焼き物、
ホタテの焼き物であった。
これらはいずれもとれたてで、冷凍ものではない。
そこが祭りなどの出店とは違うところだ。
レストランは2件あった。
両方ともメニューを見た。
この店はまつばら丼を食べさせたいようだ。
磯ラーメンは岩手県のローカルラーメンだが、全国的な知名度はまだない。
これは普通のラーメン店で食べようと思っていたので、候補には上がらない。
もう一軒の店はもう少し幅が広いメニューだ。
ここで左上にある『たかた丼』が地元海鮮を味わえるうえ、値段的にも1400円でちょうどよいので、これに決めた。
昼食時の店内は結構混んでいて、三密とはいかないまでも、もう少し余裕が欲しいといったところか。
この日は4月5日の日曜日。
客は地元ケンミンか遠くても仙台くらいからか。
しかし岩手県は現在もそうだが、新型コロナ感染者はゼロで最後の砦だ。
逆に自分のような県外者。
それも感染者が多数発生している埼玉県民の大宮ナンバーは白い目で見られるに違いない。
メニューの写真よりは一回り小さく見えたが、まあどこでもこんなものかと思った。
イクラ、カキ、海藻の丼ぶりであった。
このイクラ、カキ、海藻がここの地産品主要三品目だろう。
材料はすごく新鮮であった。
まだこりこり感が残っている。
ちょっと東京では食べられないものかと思った。
ここ陸前高田の気仙川(宮城県気仙沼とは違う)は鮭の遡上が多く、岩手県は本州では一番鮭の収穫量が多い。
まあここは震災復興記念館もあったし、地元海鮮料理を食べれたので良かった。