私はかつて、2015年1月にガソリン価格について触れた記事を書いたことがあった。
興味があればこの日時で検索してみてほしい。
その前に何故ガソリン価格に興味があるのかというと、長距離のドライブと直結する問題だからだ。
その時に考えたスタンドでのガソリン価格を生み出す公式は、WTI原油価格×ドル円為替レートで出た数字より、0を二つ(二桁)切り、これに固定費である65円をプラスするというものである。
しかしこの65円は最安の場合の話であり、流通の問題があるので地方では85円とか90円近くになってしまうところもある。
だが5年後の今日は、消費税の増税などの問題などもあって、固定費を70円として計算したい。
そうすると今日現在はWTI原油価格は33ドル、ドル円為替レートは105円として計算すると3465になる。
桁を二つ取って約35円。
それに先ほどの固定費70円をたすと1リットルが105円ということになる。
ただしこれは最安値の価格で、地方などの高いところでは125円とか130円くらいになるかもしれない。
大都市近郊ではプリペイドとかポイント、カード払いとかいろいろ値引き条件はあるだろうが、平均で120円。
しかし自分は安いところを探すので110円前後入れられるのではないかと思う。
ただし今現在はまだ130円以上だ。
これにはタイムラグがあって、あと2、3週間は待つ必要がある。
原油価格、為替レートがこのままだとガソリンスタンドの前の価格表示はあれよあれよというままに下がっていく。
ガソリン価格は基本的に原油価格の推移とパラレルしている。
しかしいつも感じるが、ガソリンスタンドは値上げの時はすぐに上げるが、値下げが迫っているときにはその動きが重い。
最近は特にそうだ。
リーマンショックで原油価格が暴落した時にはすぐに下がったが、最近はなかなか下がらない。
しかしいつかは下がる。
これはガソリンメーカーの自由競争だから、他社が下げたら自分のところも下げざるを得ない。
条件が今のままならきっと下がる。
ガソリンを満タンにするのは少し待ったほうが良い。
これで数千円は得をする。
サウジアラビアはどうやら数量制限をあきらめて、増産によるシェアーの獲得競争に踏み切ったと伝えられている。
20ドルくらいにもっていって、ロシア原油やアメリカシェールオイルをつぶす計画のようだ。
しかし今後のことはわからない。
絶対に分からない。専門家でもわからない。
わけて自分に分かるはずがない。
今回のコロナウイルスのパンデミックも想定外の出来事であった。
1リットル110円くらいとは今の値段の状態があと1か月くらい続いたらと想定した場合の話である。