新しくオープンした渋谷スクランブルスクエアービル。
先日に行ったときは日曜日だったので、大混雑をしていて12階、13階にあるレストランにはとても入れなかった。
平日の日は大丈夫だと思って再度行ってみた。
JR線や地下鉄銀座線からは地下で連絡できている。
まずは行ったのが地下にある紀伊国屋のスーパー。
ここで清酒『獺祭』を発見した。
今日の目的は上のレストラン街にある店に行くことだ。
探した結果、スペイン料理店『La COQUINA CERVECERIA』が何となくよさそうだったので、ここに入った。
ここは入口が狭く、そこからは見えないところに、多くの客席があるので、一瞬今日は休みなのかと思っていしまう。
店前のメニューを見たところ、値段は安そうだ。
スペイン料理の定番であるパエリアが一人前で1100円。
これは安い。
マドリッドでも最低11ユーロ(1300円)位したので、この渋谷というロケーションでこの値段は非常に良い。
店員に事情を聴いては行ったら、奥のほうにはまあまあの客がいた。
さっそく注文したのが貝のパエリア(海鮮パエリア)だ。
そして飲み物のメニューを見ていたら、2か月ほど前にスペインバスク地方の食の街サンセバスチャンでよく飲んだバスク発泡白ワインのチャコリもその中にあった。
500円だったのでそれを注文したら、女性店員が空中からカップにワインを注ぐあの例のパフォーマンスを目の前でやってのけた。
突然始めたので残念ながら写真はとれなかった。
このちょっと粗末なカップもバスク流だ。
このワインは多少の苦みを除いて、さほど何かの特色があるわけではないが飲みやすい。
10分ほど待ってパエリアが出てきた。
米の料理法が違うので、スペインでも大体これくらいの時間だった。
サフランの黄色に見た目が鮮やかだ。
2個のムール貝にパプリカが上に敷き詰めてある。
レモンはどこでも置いてある。
しかし自分にとっては残念なことが一つあった。
米の表面がぱさぱさすぎて、オリーブ油の湿りがない。
テーブルの上にもオリーブ油はおいてない。
味は普通のパエリアである。
スペインではもっと多量のオリーブ油がかかっているが、日本ではこのくらいが適切なのかもしれない。
オリーブ油好みは自分だけかもしれないから。
それでは次に行くときには、オリーブ油を持っていけばよいのだ。
そうすれば解決する。
食後にエスプレッソを頼んだ。
これもあまり苦くなく、レギュラーコーヒーに近い味だった。
さらにミルクが多量に用意されていたので、これを全部かけたらミルクエスプレッソコーヒー、すなわちカップチーノになった。
これもどちらかといえばスペイン流だ。
ここは12階なので、夜景などもきれいだろう。
ランチも安い値段であるので、また来ようと思う。
話は変わるが、昨日自宅近くの『サイゼリア』に行った。
そうしたらメニューにパエリアがあった。
値段は500円台。
激安のサイゼリアにふさわしい。
味や具ののり具合も普通のパエリアだ。
焦げている部分もあったので、この店で注文があってから調理したようだ。
さらにサイゼリアにはオリーブ油の瓶も置いてある。
もちろんたっぷりかけて食べた。
渋谷と比べて倍の値段の違いは場所の違いだろうか。
それともサイゼリアの企業努力だろうか。