大分市には夕刻についた。
さっそく約束により昔の友人と会い、駅ビルの中にある居酒屋に行った。
今回山口県防府で佐賀県唐津でそして大分県大分市で3人の友人とそれぞれ5年ぶりにあったわけであるが、なかなか良いものだと分かった。
昔の友人は特に今の自分の生活と関係があるわけではないので、会おうと決意するまでは多少の決意を必要とする。
昔話に花を咲かせるというのは、その一歩踏み出した気持ちの代償だと思う。
時間はすぐに過ぎていく。
要するに積もり積もった話が多すぎるからだ。
これがいつまで続けられるのか。
高齢に達しようとするものが一番気にするところだ。
今回が最後でないことを願いたい。
さて大分県に来て絶対に買いたい鉄板ものが二つある。
それは大分県農協の出す『つぶらなカボス』缶ジュース。
もう一つが『なしか!』焼酎である。
つぶらなカボス缶ジュースは前にも何回か記事にしたことがある。
何故か前の記事のアメーバブログの検索数が多いのだ。
『つぶらなカボス』というキーワードが検索にヒットしているからだと思うが、それはヤフーやグーグルで検索上位にランクされているかどうかに尽きる。
たぶん上位のほうで読者が気軽に開けてみるのだろう。
この『つぶらなカボス』缶ジュースは大分県内でしか見たことがない。
近隣の福岡県、宮崎県にあるかどうか。
生産者の大分県農協の縄張りみたいなものがあるのかどうか。
しかし東京の有楽町駅前にある大分県アンテナショップには置いてあった。
だから結局大分県内のスーパーでしか安い値段で買えない。
今回は6個をまとめ買いしたのか。
でもすぐなくなるだろう。
アイドルグループのフォーメーション風に写真を撮った。
カボスジュースは他の大手メーカーのものもあるが、これが一番中味が濃く、味付けもよい。
カボスとスダチは、カボスのほうが少し大きいが、中味は同じようなものですっぱすぎるので、ミカンのように食べることはできない。
カボス大分、スダチ徳島、ユズ高知、じゃばら和歌山、シークワーサー沖縄、レモン広島、へべス宮崎はクイズ番組では鉄板問題だ。
地元では値段も相当安い。
ジュースにするためには相当うすめ、また砂糖などで甘みも加えなければならない。
その加減が適切なのだ。
カボスは1980年代の平松大分県知事が提唱した『一村一品』運動の乾燥シイタケと並ぶ成功品で、カボス=大分というブランド化に成功した。
もう一つ大分県といえば麦焼酎。
大手の二階堂といいちこが有名だ。
これは東京のスーパーでも普通においてある。
しかし自分はこの麦焼酎を含む鹿児島、宮崎の芋や熊本県の米などの乙種焼酎が苦みがあってあまり好きではない。
それは値段が高いからのいいわけであって、お湯割りとかにすればおいしいかもしれない。
この『なしか!』焼酎にはその苦みが少ない。
『なしか』は大分弁でどうしてだ、何故だという意味だが、関西弁の『なんでやねん』と大体同じだ。
米子弁なら『どげで』となるだろう。
今回25パーセント物より20パーセント物のほうが飲みやすいと分かった。
アルコール濃度が薄い分だけ、原料成分が少ないのか味が緩和されている。
またこの第3の麦という語句の意味がよくわからないが、ビール風味アルコール飲料にも同じ表現をするものがあり、このメーカーである八鹿酒造の何らかの工夫だろう。
その結果人工的にのど越しの良い味が作りやすいのではないかと思う。
そして値段も安い。
この『なしか!』も大分県内でしかない。
これは東京のアンテナショップにもないのではないか。
ということで今回は3本紙パック入りを買って帰った。
この紙パックに書いてある文句はあまり意味が分からない。
それとも大分弁の『なしか』の具体的な説明か。
それが焼酎とどういう関係があるのか疑問が残る。
単なる炎上ネタのようなものだろうか。