北海道の回転寿司はネタが大きい。
これはケンミンSHOWでやっていた。
それを知った時から、今度行った機会には是非とも入ってみたくなった。
しかし実は前にも何軒かはいったことはあった。
相当前だが網走でも苫小牧でも。
だがネタが新鮮なのには驚いたが、大きいとまでは気が付かなかった。
海産が名物の北海道だからそれは当然だろうという感覚だったかもしれない。
2年前に友人たちと行ったときには、入ったのが薄野のビルの地下にある『魚一心』。
ここも大きかったし、おいしかった。
友人たちも満足していた。
だが本当の回転寿司はどちらかといえば郊外にある。
今回札幌に行くにあたって、調べた結果、自分の行きたい店は札幌駅のステラとエスタで十分おさまるということが分かった。
寒し冬の北海道の外に出て、郊外の店にまで行く必要はないと考えた。
ステラには超有名店の『根室はな丸』があることが分かった。
今分かったが昨日行った『』根室海産』は何だったのだろうか。
ここを回転寿司店だと思って入ったが実はそうではなかった。
根室はな丸は地下街ではなく6階にあったのだ。
そこまでは考えが及ばなかった。
ところどころにある店の紹介の看板などもよく見たはずなのに。
地下街にもエスタの方に『四季彩亭』という店があった。
少し並んで待っている人がいたが、一人なので空いているカウンター席ならすぐに入れる。
メニューを見た。
120円から始まっている。
それ以上の値段のものも東京の回転寿司チェーンより少し高めか。
立地の良い札幌駅構内だからかもしれない。
自分がいつも食べる定番は、決まってシメサバ、卵焼き、かっぱ巻きで少し高くてもサケ、エンガワ、ブリ、イカ、それに好物の茶碗蒸しなどである。
トロのマグロなど食べたことがない。
北海道特産のものも行きたいが、貝類はこりこり感だけでちょっと嫌。
ホッケ、ニシンはメニューにない。
北海シマエビは昨日食べた。カニ類はいらない。
ということで結局いつものものになってしまった。
これは玉子焼きだが、中瓶のジョッキと比較してやはり大きい。
一部皿からはみ出している。
サケも大きい。食べごたえは十分にある。
かつて食べた時にはおいしいと思ったが、大きさまでには考えが及ばなかった。
人間の感覚はそれが指向する方向によって、今まで見えなかったものが、見えてきたり、また気が付いたりする。
これは認識論という近代哲学の課題でもあった。
場所同じでも違う景色を見ていることになる。
ヒラメか昨日食べたアブラカレイかわからないが、これも脂がのって美味しかった。
定番の茶碗蒸し、シメサバも。これで2000円ちょっとだったか。
でも本来の目的である『根室はな丸』に乗り込まないと、ネタの大きい北海道回転寿司の評価はできない。
場所は分かったのでそれは次の機会か。