スーパーにはどこでもその土地の名物料理をインスタント化、弁当化したもので売っていることが多い。
ラーメンはその代表格で全国の有名地方ラーメンは、その土地でインスタント化されている。栃木県佐野に行けば佐野ラーメンが、福島県喜多方では喜多方ラーメンが札幌でも九州でもその土地のものが売っている。
これはその都度、記事にしてきた。
沖縄ではどうか。
沖縄そばはインスタント化されているか。
あった。
沢山の数の、種類の生めんが。それも沖縄各地、島によって違いがあるらしく、八重山そば、宮古そばなどとその土地のものが置いてあった。
なお沖縄方言の発音では、『あいうえお』は『あいういう』と読まれ、標準語の発音法を表記した場合、ソバはスバとなる。
中にはそう書いてあるものもある。
『うちなんすば』である。
この50音の発音法の違いだけでも方言を話されたら全く分からなくなる。
また麺ばかりではない。
スープも出汁もあった。
出汁じるが置いてあるということは、家庭で作ることが難しいのか、あるいは面倒なのか。
多分豚骨のスープを作らなければならないので、これがネックとなっているのだろう。
実は香川県内のスーパーにも讃岐うどんのだし汁がたくさん置いてあった。
粉末化された出汁粉では満足できない人が多数いるのだろう。
沖縄麺とだし汁は内地のスーパーでは売っていない。
だがこの麺とだし汁はここで買うことは出来ない。
麺は賞味期限の関係でだし汁は液体物であることと値段が安い割には重いということで、飛行機で運ぶには難点がある。
でもよくショッピングモールの中にある沖縄食品専門店や沖縄物産展では値段は高くなるが売っているだろう。
インスタント袋めん、カップめんも当然おいてあった。
だがこの沖縄そばは内地のスーパーでもよく見る。
その理由はこうした純粋のインスタント麺を作っているのは、沖縄の会社ではなく、よく見るとマルちゃん(東洋水産)、明星食品などの東京の大手企業だからである。
これは全国的にも同じ傾向で、生めんは地方の企業でも作れるが、インスタント袋乾麺やカップめんは多分特別な生産設備や投資を必要とするからだろう。
大手への委託生産のケースもある。
沖縄そばんの乾麺と出汁粉があったので、これは買って帰った。
このそばは現地の企業が作ったものだ。
4食分の出汁粉である。
濃縮タイプのそばだし。これならソースや醤油、サラダオイルなどと同じようなものなので、宅急便の段ボールに詰め込むことができる。
また具やトッピングにも多数の材料がある。
ソーキ肉、豚肉関係の各種沖縄料理素材が置いてある。
このようにインスタントものの沖縄そばについては一応のものがそろっていた。










