『白い森おぐに』道の駅で職務質問を受ける | 全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

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食品スーパーが好きな私は、その土地でしか売られていないものを見つける旅に最近車でよく出かけています。現在住んでいる首都圏のスーパーでは見かけられないものを、各地のスーパーの売り場でご当地食品見つけたいと思います。

イオン新潟南の次の目的は、県境を越えて山形県に入り、すぐの所にある『白い森おぐに』道の駅。

 

 

ここで宿泊する予定だ。

 

 

さて新潟市内から北は、国道の名称は7号線へと変わり、日本海沿いに青森まで行く。

 

 

新潟から新発田、胎内へと至る道はバイパスが整備され、準高速並みだ。

 

 

要するに高架の二車線、信号もない。

 

 

従って途中で停車することもない。

 

 

今全国的にこうした一般国道バイパスが増えている。

 

 

大都会はちょっと少ないが、地方の県庁所在地は大体バイパスで通過することができる。

 

 

ちなみに鳥取県などは米子自動車道以外は全体がほぼ無料の国道バイパスだ。

 

 

関東では東京から宇都宮までは国道4号線バイパス。

 

 

高崎、前橋、渋川までは国道17号バイパス(埼玉県内の一部が未完成)。

 

 

山梨へ行く国道20号は全然ダメで中央高速を行くしかない。

 

 

国道7号線の胎内までは順調に進んだ。

 

 

ここで右折して山形県方面へ行く国道113号線へと入る。

 

 

国道113号線は南側の飯豊連山、北側の朝日連峰に挟まれた谷筋を進む。

 

 

飯豊山地も朝日山地も2000メートル級ではあるが全国的にはあまり知名度はない。

 

 

しかし何を隠そうこの付近はものすごい豪雪地帯である。

 

 

しかし目立ったスキー場や山岳観光地などもない。

 

 

東京からの観光客はここまで行かず、上越や長野県に行ってしまう。

 

 

要するに交通が不便なのだ。

 

 

自分もかつてよりこの飯豊や朝日に行きたかったが、車で山中深くはいっていく道路や観光ができる場所がないので、もうそれはどうしようもなかった。

 

 

取りあえず今日の宿泊は個の両山系の谷間にある『白い森小国』道の駅に決めた。

 

 

道の駅の隅の方に車を止め、寝ようとしてもううとうとしていた午後10時ごろ、突然車の窓をノックする音が聞こえた。

 

 

窓越しに見えたのは制服警察官だった。

 

 

あっ来たか、何だろう。窓を開けて応対した。

 

 

これは要するに職務質問である。

 

 

実は今までこうした職務質問を受けたことは2回ある。

 

 

これで3回目である。

 

 

でも質問の内容はそんないたいしたことなく、車の外に荷物を置くな、戸締りをしっかりとして寝てくれといった注意程度のものだった。

 

 

それとその場所はすべて地方の過疎地帯であった。

 

 

このことから警察も暇なのか、あるいは盗難被害などの事前の防止かなと思っていた。

 

 

どんな仕事でもそうだが、勤務時間内は何かをやっていないとサボったとみなされるので、そういわれたくないためにわざわざ職務質問の仕事を行っているのかと思っていた。

 

 

しかし今回は少し違った。

 

 

警察官が言うには『家出人を探している』とのことだった。

 

 

道の駅に家出人はちょっとおかしいなと思った。

 

 

家出人とは普通子供か徘徊老人、法律的には捜索願の出された人ということになるだろうが、それが何故道の駅に。

 

 

だいいち車を持っているはずなどないだろう。

 

 

だが最近は一家の主人が、自分の家に居場所がなくて、家出して自分の車で車中泊をするということを聞いたことはある。

 

 

職務質問には素直に答えることが一番良いとされている。

 

 

運転免許証の提示は義務だから拒否などは出来ない。

 

 

一応パトカー内の無線で確認していた。

 

 

そのうち話の内容は世間話になり、自分の目的が山形県の地産品を探すことだから、こちらも小国や長井などこの地方のことも聞いたりした。

 

 

警察官はそうした言葉のやり取りから、自分が言っていることの真実を確かめているのだろう。

 

 

武器的なものを持っていないか、車中を懐中電灯で見ていた。

 

 

これは職務質問に伴う所持品検査である。

 

 

これも受けなければ仕方がない。

 

 

拒否などをすればどうしてだということになり、話も面倒になるし長くもなる。

 

 

一応10分くらいで質問は終わり、気を付けて旅行して下さいと言って帰って行った。

 

 

しかし家出人のことはどうなったのだろう。

 

 

単なる職務質問の理由だったのかもしれないと思った。

 

 

この職務質問を受けた日は6月7日(木)。

 

 

その二日後の6月9日(土)に例の新幹線の中での切り付け事件が起こっている。

 

 

この犯人は家出人で長野県の山の中でしばらく野宿生活をしていたそうだ。

 

 

ここで思ったのが、警察はこの男が何かをやりそうだとすでに把握をしていたのだろうか。

 

 

そうしたらこの情報が山形県警まで及び、不審人物の捜索を行っていたこととの関連性が浮かび上がってくるがどうだろうか。

 

 

それは自分にはよくわからない。

 

 

旅の目的と所持品、武器になるようなものの携帯については調べていた。

 

 

ただ運転免許証の検査で白ならば、他の問題は消える。

 

 

新幹線切り付け事件が起こった時、もしやあの職務質問もそれとの関連性があったのかと、後になって思ったりした。

 

 

また逆の面から考えれば、こうした地方の車もあまり停車していない深夜の道の駅での検察の巡回は、むしろ安全面でありがたいともいえる。

 

 

日本の田舎で犯罪はほとんどない。

 

 

道の駅でもない。

 

 

特に東北地方は治安が良く、強盗など考えられない。

 

 

暴走族も最近はいなくなったし、道の駅は静かな環境の中でゆっくりと休むことのできる快適な場所である。

 

 

ただ大型トラックの轟音にも聞こえるアイドリング音だけはやめてほしいといつも思っている。