マツコデラックスさんがめまいに襲われ入院したというニュースを聞いた。原因は耳の三半規管にウイルスが入ったということ。実は私も昨年の5月にこれと同じような症状で入院したことがある。愛知県新東名高速の岡崎サービスエリアで車中泊をした朝、目を覚ますとその瞬間より車の天井がぐるぐるとまわっていたる。それはめまいといったような並みのまわり方ではない。回転といったほうがよい。これは脳梗塞かと思ったが、自分の意識あるいはその他の感覚はしっかりある。体も自分の意思通りに動く。でもこれは異常だと思い119番に電話しようとしたが、携帯の番号の位置が定まらなくて推せない。車のドアを開けて大きな声を出して助けを求めた。救急車に来てもらった。連れて行かれたのは豊田市にあるトヨタ総合病院。すなわちトヨタ自動車の主に社員のための病院であった。そこでの診断結果は前庭神経炎。前庭とは耳の三半規管に続くところにあり、体の平衡感覚をつかさどるものだ。診察に当たった医師によく聞かれたのは、この一週間以内に風邪を引いたことがあるかの一点。要するに何らかの風邪のウイルスに感染して、ウイルスが鼻から前庭まで到達してここが炎症を起こし、神経が麻痺したためだということだった。そして言われたことはこの病気が原因で死ぬことはない。メニエール病ではない。治療方法は安静にしているしかない。しかし完治までには今までの例だと半年はかかる。それまでは軽いめまいや気持ちの悪い状態が続くということだった。しかし私の場合は4日間の入院ののち車を運転して家に帰った。実際にはその日のうちに帰れと言われたが、こちらが頼み込んで入院させてもらった。入院費用は全部で12万円。しかしそのうちの4万円は保険適用外の個室ベッド費。1万5千円は保険が適用された脳の画像検査費。その年に脳ドックを受けようと思っていたので、これは安くできて助かった。おまけに全食事つき。全額6万円くらいの治療費なので要するにたいした病気ではないということだ。後で思ったが、これが原因で死ぬことはないので、治療法とかを真面目に研究しようという人が世界でもあまりいないのではないかと思った。多分マツコさんの今回の場合もウイルスの侵入部位が若干違うが、同じようなものだと思う。ウイルスは体の免疫作用で次第に数が減っていくので多分一週間くらいで大丈夫のはずだ。あっ、もう一つ思い出した。この後一か月くらいは気分的にも悪いので、酒を全く飲む気がしなかった。タバコはもう30年くらい前にやめたが、おそらくタバコも吸う気がしなくなるだろう。禁煙のきっかけとしても役立つと思う。医師が指摘した通りその後半年くらいは、下を向いたり、しゃがんだりした時に気分が少し悪なったが、今ではなんともなくなった。マツコさんも多分そうなるだろう。このことに関しては2016年5月下旬に何回かこのブログの記事にしている。画面左の帯の病気、健康のところを押してほしい。